水壬楓子先生インタビュー

初めて書いた衆人環視エロ！ 苦労しました。でも楽しかったです(笑)
極道モノといえばシリアスがお決まり!? いえ、水壬楓子先生の「最凶の恋人」シリーズは、決めるところは決めるけど、読んでいてクスッと笑えたりふきだしたり、いろいろツッコミを入れて楽しめたりと、エンターテイメント性に富んだ極道モノです。5月19日、『最凶の恋人－例会にて－』『最凶の恋人－組員日記－』同時発売！ 今回はどんな破天荒が繰り広げられるのでしょうか!? それでは「801 AUTHORS 108」第343回、水壬楓子先生どうぞ！

Q. 新刊『最凶の恋人－例会にて－』の紹介をお願いします！
例によって、笑える極道モノ……ですが、今回は少しシリアスな雰囲気もあり。シリーズでは日常のエピソードも多いのですが、今回は業界の一端も見られる展開かと思います。
半分はおひさしぶりの息子たちカップル。あまりのどかでもない学園ライフです。そしてオマケのショートには若頭も。

Q. メインカップルはどんな攻×受ですか？
俺様で我が儘で、受けにぞっこんな組長×降ってわいた災難のような組長の存在を長年の葛藤の末、しぶしぶと受け入れ、優秀な調教師となりつつあるクールビューティーな姐さん。……でしょうか。

Q. 当て馬や重要な脇役は？
やはり若頭ですね。千住組の存続には欠かせません！
暴走する組長を要所でキュッと締めて、組の舵取りをしてくれています。お仕事第一の彼に、癒やしを見つけてあげたいところですが…。

Q. 今作のこだわりポイントはどのあたりでしょう？
いつも尻に敷かれている組長ですが、少しはかっこよく！ を目指しました。しかし常に姐さんはその上を行っているような。そして、常に隙のない若頭のフォロー(笑)。

Q. 苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください！
初めて書いた衆人環視エロ！ ……初めて、のはず。苦労しました。でも楽しかったです(笑)。

Q. 今作にまつわる裏話ってありますか？
他社さん作品のキャラクターさんたちもお目見えして、この業界内での交友関係がちらほらと見えます。そして今回、多分一番気の毒だった前嶋さんにそのうち、春が訪れるかもしれません(若頭より先に…)。

Q. 執筆中の、思い出に残る日常エピソードをご披露お願いします！
ここまでやればあとはできるだろう、と従姉妹があく抜きしたタケノコを持ってきてくれたので、がんばって煮付けました。ひさしぶりにまともに料理しました(笑)。

Q. 今、何かハマっていることは？
二、三年前からいきなり時代小説を読みこむようになりました。まったり人情モノも多く、楽しいキャラもおもしろい設定も増え、ラノベ感覚で一気読みできます。

Q. 同時に発売される『最凶の恋人－組員日記－』について教えてください。
最初は同人誌のページを埋めるために書いてみた組員日記ですが、あちこちのショートで書くようになり、さらには連載させていただけることになり、部屋住み下っ端の組員が大出世です。組長たちの日常のラブっぷりに当てられたり、無体な組長に振り回されたりと、日々奮闘する下っ端組員の目線からの組長たちの日常、爆笑していただければと思います。
何より、しおべり先生の描き下ろしマンガは必見！ 大爆笑ですっ。

Q. 発売前の今のお気持ちはいかがでしょう？
ドキドキです！ ひさしぶりの組長たち、そして下っ端組員の「日記帳」なんて、果たしてこのカテゴリーで出してよいものか…。

Q. ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ！
いつも応援していただきまして、本当にありがとうございます！ 組員日記の祐作くんともども、組長たちの日常をのぞき見する気分で、バカだなー、と大笑いしていただければ本望です。これからもまた、どうか末永くよろしくお付き合いくださいませ。

担当編集＊リブレ出版　Kさんより
「最凶の恋人」シリーズ最新刊は２冊同時発売！ 水壬楓子先生頑張りました！
『－例会にて－』は雑誌掲載分の倍以上のボリュームの書き足しで柾鷹なりの遙への激しい愛がたっぷり描かれております。
同時収録されている書き下ろし『school life－事件－』は一転して生野×知紘のちょっとスリリングなスクールライフ。
さらに狩屋メインの書き下ろし『promise－盃－』は「久々の最凶シリーズ新刊なので、狩屋さんのカッコいいとこも見たいです」と読者様から多数頂いたリクエストに、水壬先生が赤マ●シドリンクを飲んで頑張った(!?)賜物でございます。
是非是非最後までじっくり読んで、最凶ワールドに浸って下さいませ。
あっ！
同時発売されている『－組員日記－』は雑誌連載やあちこちに書いて頂いたものをまとめ…た上に！ 合間に書き下ろしが挟まっております！
イラストを担当されているしおべり先生ノリノリの『マンガ版組員日記』は水壬先生も大推薦(ここだけの話、特にお気に入りはマツタケの場面らしいですよ 笑)
こちらには柾鷹がちょっと頑張ってみた『－組長日記－』も収録されております。
『－組員日記－』は雑誌連載中からファンの皆様が「是非単行本にまとめて欲しい～」と毎回熱いアンケートを送って下さったのを受けて実現した企画です。
ファンの皆様には本当に感謝です！


(c)水壬楓子／しおべり由生／Libre Publishing