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saikyou no koibito
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
子どもＣＰ大好き～。
サブの子どもＣＰ（生野×知紘）が中心です。とにかくこのＣＰが好みなので、シリーズの中で今作がいちばん好きですね。
１編目前半の、ラブホテルをめぐるやり取りはすご～く面白かったです。いやあ、可愛いね。高校生だもんね。
『ベルサイユへいらっしゃい』も噴きましたが、小悪魔で女王様な知紘も、腰が引けてる生野も、それはそれはよかったです。堪能しました。
ただ、そのあとが・・・前作（『地上の楽園』）で、生野がアメリカ留学させられていた間に、知紘は部活のタチの悪い先輩に目をつけられてたんですね。で、ちょっとした行き違いで生野が知紘から目を離してしまった隙に、知紘がその連中に襲われてしまったんです。ここはもう事後の描写しかないんですが（それでも伝わったからこれで十分）、かなり痛々しかったですね。生野が知紘に言われて、知紘をお風呂に入れて体を洗うんですが、ここがね～、すごく静かな描写なんですが、生野の涙がたまらなかったんですよ。
しかし、その後の落とし前はさすが知紘・組長の息子って感じでしたね。もう今回はサブＣＰが（まだ高校生同士なのに）、メインの親ＣＰよりよっぽどヤクザものらしかったです。そう、生野の責任の取り方ももちろんですが。
メインＣＰ（征鷹×遙）は、特にイルカマッサージャー編はまあこれぞバカップルでした。もうギャグの域。でも、夏祭り編でちょっと面目躍如？仮にも組長、ただのヘタレエロオヤジというだけじゃなかったんだ、というのがかろうじてわかりました。大キライなんだけど。
本当にこの親子は…
書下ろしのみのレビューです。
今回は夏祭り！！
が、その数日前に柾鷹は遥を怒らせて、1週間ほど離れから放り出せれてる状態。
なんでも夜な夜な薬をもって、コスプレ衣装に着替えさせてたみたい。
息子を使って遥と仲直りするつもりですが
やはり柾鷹の息子だけあって、ただでは動かない。
生野と2人っきりで旅行させてもらうことを条件に遥を呼び出すことに。
4人そろってお出かけです。
最初は4人でも途中から別行動。
金魚すくいに必死の柾鷹です。
このまま、ほのぼの終了かと思いきや、チンピラ風情の4人組に絡まれる。
勿論、柾鷹の存在を知らない彼らは言いたい放題。
そして彼の立場を知るや否や…
まぁ想像してた通りの展開なんですが（＾＾；)
ちょっとキツメのお灸をすえてました。
理由が遥に気安く触れたから…
自分は肩をたたくまでに半年
手を握るまでに1年
カラダの関係（最初は強姦だけど）まで3年掛かったのにとグチグチです。
本当に遥か大好きで、遥とエッチするためなら即行動の柾鷹でした。
初々しい子供組
ウイウイしいとは書きましたが、それは大人編に比べての事ｗ
千紘の父親・千住の高校の時と思うとという事ですね。
この二人は寮の部屋も別々だからエチする場所もない。
前巻で、遥の目付として生野がアメリカに留学させられて１０カ月も離れ離れになってから１日しか一緒にいられなかったと、千紘は抱いてもらえないことに相当不満が。
しかし、その１０カ月離れていたことで、千紘の身に災いが降りかかってしまうのです。
そこの対応についてもまた、父・千住とは違った対応と展開を見せて、彼等が極道を真っ向背負って生きてはいない、しかし根っこにはそれを持って生きているんだっていうのを見せつけられました。
千紘が何と！部活の先輩達に目をつけられて強姦されてしまうんです！
そこでの千紘の対応、痛々しいけど暴力には出ない、むしろ逆上しそうになる生野をなだめて、その後の復讐を行う様はその筋ならではのやり口でした。
やはり千紘は千住の血を引いたというか、子供っぽさの中にもソレを持ち合わせているんですね。
生野はまだ若さゆえにふがいなさもあるけれど、こうした試練によって狩谷に匹敵する、千紘の恋人だけに千住にとっての狩谷以上の存在になっていくくのでしょう。
その証として、自らの顔につけた傷がその決意を物語らせるのです。
キャピキャピした部分については、本当ほほえましいんです。
初めてのラブホに（今どき珍しい色々な仕様の部屋のあるラブホｗ）お代官様ごっこがしたいと、緋襦袢でせまる千紘。
ラブホに行きたいとねだる千紘にどこへ行けばいいのか、どぎまぎしてしまう生野とかｗｗ
基本、この二人は高校生らしい学園生活をそれなりに過ごしているので、あまり悲壮感はないですね。
かわいらしいカプだと思います。
一方、大人組の千住と遥ですが、すっかりカカァ天下（爆笑！）
千住が遥にメロメロだから、強気でリードしているようで、遥の逆襲をくらうという図式にニヤニヤしてしまいます。
このエロバカップルぶりは、まさに題名通りの「最凶で最強」かもｗｗｗ
ぬいぐるみ型のイルカのマッサジャーを舎弟からもらったと、それで攻める千住に、いたく千住がそれを気に入ってしまったので舎弟がこぞって色々なグッズを千住に与え、遥がヘキエキする話（爆！）
遥が友人の結婚式の後、千住と飲んで酔っ払って誘い受けする話。
千住が正義の味方に変身する話。
どれも甘くてゴチソウサマ！第一巻のあの苦しさは欠片も感じさせません。
変われば変わるもんだ（っていうか、遥の肝が据わった結果よねｖ）
娯楽的に大変面白いシリーズだと思います。
軽くて読みやすいです。
