一般では驚き！でも寮では「あるある」な、著者の体験も生かした作品
大学に入学し、寮で暮らし始めた主人公の伊原真尋。入寮から5日目、同じく新入生であるルームメイトがやってきます。しかしそこにいたのは中学時代の初恋相手の親友、梶本泰智でした！ 当時からすでに真尋の性的嗜好を見透かしていた泰智……。過去にわだかまりのある二人は、どう結ばれるのでしょう!? 4月15日発売、鈴藤みわ先生の新刊『カーテンをノックして』。先生自身の寮体験も織り込まれているということで、リアルな描写に注目です！ それでは「801 AUTHORS 108」第324回、鈴藤みわ先生どうぞ！
Q. 新作の紹介をお願いします！大学の男子寮が舞台で、同室となってしまった二人の物語です。私自身、寮生活の経験があるのでいつか書いてみたいなと思っていました。寮では「あるある」なイベントや約束事も寮生活をしたことのない方にとっては「信じられない」ことが多いらしく、そのあたりの楽しさや大変さが少しでも伝わればいいな、と。
Q. メインカップルはどんな攻×受ですか？悩める優しい攻め・泰智(たいち)×悩める普通の受け・真尋(まひろ)。
Q. 当て馬や重要な脇役は？同じ寮の先輩である佐藤(さとう)です。彼はちょっと変わった部屋で生活しているんですが、特に真尋にとって重要な人物となります。佐藤の性格は、私が鉄板で好きなタイプです(笑)。あとは二人のいるフロアの長を務めている増渕(ますぶち)ですが、寮生でなければ知らずに済んだかもしれない残念さを持つイケメンです。
Q. 今作のこだわりポイントはどのあたりでしょう？主役二人の性格です。単純に人当たりがいいだけかといえば決してそうではないのですが、それでも受けに最初っから優しい攻めというのは自分でも書いていてとても新鮮でした。そして悩みを抱えつつも素直に育った素直な受けもまた、新鮮でした。そういう二人がどんなふうに恋愛していくのかを考えるのはわくわくしました。
Q. 苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください！寮の部屋の狭さに加え、二人の関係性が変わるにつれてその空間にも変化が生まれるところなど、どうすれば読者の方に伝わるか悩みました。ただ、いつもたった一人で書いていた小説を、編集担当さんとたくさんお話しながら進められたのは本当に楽しかったです。
Q. 今作にまつわる裏話ってありますか？一番初めに自分が寮生時代に得たエピソードを箇条書きにしてみたら、現実の方が色々とヘビーだったことです。使えないネタの方が多くて自分で笑ってしまいました。
Q. 執筆中の、思い出に残る日常エピソードをご披露お願いします！なんといっても引っ越し！ ちょうど『楽園のうた』の
コミカライズに関する作業も佳境に入っていて、すべてが同時進行だったため乗り切れるのか非常に不安でした。段ボールの山に囲まれながら、チェック作業などを進めたのがつい昨日のことのよう……。
Q. 今、何かハマっていることは？折り紙です。姪っ子と会うたびにせがまれるままネットで折り方を検索しては、姪っ子よりも真剣に取り組んでいます(笑)。一枚の正方形の紙が持っている無限の可能性に脱帽。
Q. BL作家になったきっかけを聞かせてください！携帯小説投稿サイトで開催されていた小説大賞に応募した際、ラジオドラマの原作として、というお話をいただいたことがきっかけです。私はBL世界へ出戻ったタイプでそういった友人もおらず、実は当時BLCDというものの存在をまったく知らなかったため、BL小説の音声ドラマ化、という話には相当びっくりしました。また当初は書籍化の話はなかったので、本当にいろいろと運が良かったんだな、としみじみ思います。
Q. 発売前の今のお気持ちはいかがでしょう？イラストを担当してくださったカズアキ先生の表紙を含め、今回もとても素敵な装丁ですので早く皆様にご覧いただきたいです。特にカラー口絵の泰智の表情がほんとかわいくて、担当さんと「かわいい！」と盛り上がりましたので！
Q. ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ！まさかこういった場でインタビューを受けることになるとは想像もしてませんでした。サイトを拝見して、ここのユーザーさんのようなお友達が一人でもいたらもっと自分のBL世界が広がりそうなのに、と羨ましく思ってしまいました。今回は学生寮の同じ部屋で生活する普通の大学生のお話です。六畳にベッド二つ、机二つ、カーテン二枚、そして人間二人、という空間を想像しながら楽しんでいただけたら嬉しいです。
担当編集：秋水社 Jさんより携帯小説として発表され、口コミで人気が広がり2009年に
ドラマCD＆
書籍化となった『楽園のうた』の鈴藤みわ先生待望の新作書き下ろし小説です。
『楽園のうた』とそのスピンオフ『
背中合わせの恋』と同じく、今回もカズアキ先生にイラストを担当して頂いています。
男だけの男子寮、しかも過去にわだかまりのある人と再会どころか相部屋になってしまった、という設定だけでも萌えるシチュエーションから物語が始まります。最後は読んでるこっちが恥ずかしくなるくらいな、甘々なカップルに…！ 壁の薄いしかも狭い男子寮の一室で、一目を忍んでのキス、そしてエッチ！
鈴藤先生ならではの可愛い受けと、何より脇をかためる個性的なキャラに今回も注目です。最初は真尋にとって、敵なのか味方なのか腹に一物ありそうな雰囲気だった寮の先輩・佐藤の意外な過去話には泣けます…！優しく真尋を大事に守っている攻めキャラ・泰智のデレデレ具合も、大変美味しいです。
鈴藤みわテイスト満載で男子寮が舞台という、まさに「楽園」の中で繰り広げられる甘いラブストーリーをぜひお楽しみください！
特典情報アニメイト限定で、ダブルカバーの特別仕様となっています。
さらにアニメイト購入者特典として、攻め視点のスペシャル番外編ストーリーのペーパー(ラブ盛りだくさん)も配布します。
(c)鈴藤みわ／カズアキ／祥伝社
大学に入学し、寮で暮らし始めた主人公の伊原真尋。入寮から5日目、同じく新入生であるルームメイトがやってきます。しかしそこにいたのは中学時代の初恋相手の親友、梶本泰智でした！ 当時からすでに真尋の性的嗜好を見透かしていた泰智……。過去にわだかまりのある二人は、どう結ばれるのでしょう!? 4月15日発売、鈴藤みわ先生の新刊『カーテンをノックして』。先生自身の寮体験も織り込まれているということで、リアルな描写に注目です！ それでは「801 AUTHORS 108」第324回、鈴藤みわ先生どうぞ！
男だけの男子寮、しかも過去にわだかまりのある人と再会どころか相部屋になってしまった、という設定だけでも萌えるシチュエーションから物語が始まります。最後は読んでるこっちが恥ずかしくなるくらいな、甘々なカップルに…！ 壁の薄いしかも狭い男子寮の一室で、一目を忍んでのキス、そしてエッチ！
