10/27 稲月しん先生インタビュー 執着溺愛組長×どこかずれてる美形大学生♡ヤクザシリーズ第5巻!小説『ヤクザの秘密には色仕掛けがいいと聞きまして』
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2025/10/27 17:00

BL作家インタビュー「801 AUTHORS 108」第4137回
稲月しん/秋吉しま/二見書房/シャレード文庫
小説『ヤクザの秘密には色仕掛けがいいと聞きまして』10月24日発売
サイン本プレゼントあり! 詳しくはインタビュー後に!
STORY
美容師になると決めた比呂は柏木の勧めでバイトを始めることに。柏木のまともな優しさに驚きつつも将来へ向け邁進する日々。だが、柏木が比呂の誘いを二度も断るという事案が発生する。あのアホエロ親父が? やらないんじゃなくて、やれないんじゃ…? そんな折、警察筋より柏木が大きな案件の中心にいる、気をつけろとの忠告が。――もっと深く、柏木を知りたい。もう待つのは嫌だ。歯がゆさを覚えた比呂は、柏木父に子供ができたという慶事に便乗して柏木の実家こと常盤会総本部へ足を踏み入れるけれど…?
――作品紹介をお願いします
『ヤクザの秘密には色仕掛けがいいと聞きまして』はヤクザシリーズの五巻にあたります。
どこか残念だった比呂が美容師という目標を持って真面目に動きだします。同じタイミングで柏木は仕事で忙しくなり、すれ違いや勘違いが……。柏木の幼少期のエピソードなども出てきます。
ついに比呂が「ド……」を声に出す場面も(笑)。
秋吉しま先生の素敵なイラストともに楽しんでいただければと思います。

――主人公たちはどんな攻×受ですか?
攻めはヤクザの柏木浩二、執着溺愛のスパダリです。
受けは秋津比呂、大学四年生。顔がすこぶるいいものの、どこか世間とはずれた感性を持つ大学生です。
ふたりの関係性は酔った比呂が柏木に迫り、そのことをすっかり忘れるところから始まっていますが巻を重ねるごとに関係は深まっていっています。
柏木は強引に比呂を引っ張りますが、どちらかといえば振り回されているのは柏木です。
――当て馬や重要な脇役は?
今回は柏木の実家登場で濃いキャラが多かったので出し切れていない脇役たちも……。
最近出番がない安瀬さんを次回では出したいです。
――今作のこだわりはどのあたりでしょう?
比呂が自分の進路を固めて進んでいく中で、柏木との関係もより深くなっていければと思いました。
わりと適当に大学生活を過ごしていた比呂ですが、自分の進路を真剣に考えるようになり成長しているなあと感慨深いです。
――苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください
柏木の幼少期のエピソードを考えるのは楽しかったです。
柏木の実家のシーンで柏木はいないのですが、ところどころにある痕跡を集めていくのは比呂にとって柏木より知っていくきっかけになったと思います。
ヤクザシリーズでは柏木も比呂もキャラがしっかりしているのでひとつの出来事に対してふたりがどう動いていくのかを想像しているだけで楽しくなります。
――今作にまつわる裏話はありますか?
アルバムのエピソードを入れるかどうかで悩みました。
柏木のデリケートな部分でもあるので、そこに比呂が足を踏み入れることを柏木は許すのか。柏木は比呂に格好いいところだけを見せていきたい面もあるのでは……と結果的にはよかったかなと思っています。

――執筆中の思い出に残る日常エピソードなどうかがえますでしょうか
数カ月に一度、愛媛の実家に高齢の両親の様子を見に帰るのですが、そのたびに実家の猫との親密度がリセットされてます。そっと近づくことから始めてやっと膝にのせられるころに離れ、また匂いを覚えてもらうところから……。でもいつか向こうから出迎えてくれるはずと信じています。
――今、何かハマっていることは?
第四境界さんのゲームをやり始めました。……まだ入り口です。ええ、原稿が優先です。
――発売に関して今のお気持ちはいかがでしょう?
ヤクザシリーズを続けて来られたのはたくさんの方に応援していただいている証だと思います。
ついに五巻! デビューから同じ作品を書き続けられているのはとても幸せなことです。
これからもよろしくお願いします。
――ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ!
頭を空っぽにして楽しんでいただければ。秋吉先生のイラストは今回も素敵です! BLは楽しいのが一番です!
◆担当編集:二見書房G
稲月しん先生のデビュー作にして原点。ヤクザシリーズもおかげさまで第五弾となりました! ありがとうございます…!!
第一巻では「顔のよさを活かして営業職とかかな~」と、ぼんやりした未来しか想像していなかった主人公・比呂がしっかりとした(?)彼氏だけでなくしっかりとした夢をつくりました。
しかし根っこの部分は変わりません!
ヤクザな彼氏の柏木を、今作でも思う存分振り回しております!
彼氏が一人で悩んでいるみたいだから恋人の自分が助けなきゃ! と「普通」に考えて、ヤクザの総本部へ突撃することになった本作。どうぞお楽しみに!!
(彼氏の柏木も、エロ親父からアホエロ親父に進化しております)
中央書店コミコミスタジオ限定:書き下ろしSS
ホーリンラブブックス限定:書き下ろしSS、著者コメント入りブロマイド
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(C)稲月しん/秋吉しま/二見書房
