09/18 由野田夕先生インタビュー 溺愛ワンコ系α×塩対応な後天性Ωの純愛!! 胸きゅん学生オメガバース♥ 初コミックス『群青アザーハーフ』
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2023/02/10 17:00
BL作家インタビュー「801 AUTHORS 108」第3305回
小野浜こわし／eBookJapan Plus／BLfranc
コミックス『Ghostdog（合本版）』1月27日発売
サイン色紙プレゼントあり！ 詳しくはインタビュー後に！
STORY
外は雨、間もなく閉店のバー『ラ・メール』にひとりの客が訪れた。喪服を着た男が雨だれを零しながらドアをくぐる。目を奪われていたバーテン・志村に男がオーダーしてきたのは、前オーナー里見の十八番だったカクテル『チャールストン』だった。恐らくこの客の来店は初めてではない……そんなことを考えていた矢先、二杯目のサインが出る。「ゴーストドッグを」。『もし、このカクテルをオーダーして来る奴が現れた時は気を付けろ、そいつは本物の犬の幽霊かもしれねえぞ』。 志村は昔、里見に言われたことを思い出していた……。
――作品紹介をお願いします
天涯孤独の年下バーテンダー×訳ありの髭のおっさん、という決して華やかではない世界の男たちが、それぞれの因縁に振り回される中で惹かれ合い、やがて立ち向かっていくお話です。絡んだ糸を少しづつ解していくような展開を楽しんで頂けたら嬉しいです。
――主人公たちはどんな攻×受ですか？
飼い慣らされた猛犬×野良になった忠犬……という2人です。
攻は31歳のバーテンで、過去の経験から他人の首に性欲を感じる癖(へき)を持っています。会った事もない父親はヤクザ者で、静かな怒りを身の内に秘めていますが、「ラ・メール」の先代店長であった里見に教育され、彼の後継者となりました。受の姫川は、その志村の父親である八代豪の「遺言執行人」として登場してくる謎のおっさんですが、オートアサシノフィリアという特殊性癖を持っています。
――当て馬や重要な脇役は？
当て馬ではありませんが、玉置という志村の腹違いの兄がおりまして、彼がある意味最も重要な立ち位置のキャラクターになります。またバーの常連客でロレン子(ロレンス金子)というオネエサンがいるのですが、彼女(？)は志村の良きアドバイザーとなってくれています。
――今作のこだわりはどのあたりでしょう？
バーシーンが主要であるため、会話や各々のセリフ回しが極力リアルに感じられるよう心がけていました。作画ではバーテンの所作などを極力描くこと、また際どいシーンでは脱がずにどこまでエロく出来るか挑戦しました(笑)。
――苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください
実はもう2～3年前の作品なので、とにかく遅筆で作画作業ではずっと苦労していた記憶です。特にバーシーンが多いので背景が毎度地獄でした。
――今作にまつわる裏話はありますか？
最初は「志村×後田」というお笑いものを考えていましたが、編集さんに「お笑いかシリアスならシリアスの方で行きましょう」とご提案頂き、志村の名前だけが残りました(笑)。また玉置は最初は当て馬ポジションで考えましたが、描いていくうちに彼はそういう男では無いなと思い、硬派になってもらいました。
――執筆中の思い出に残る日常エピソードなどうかがえますでしょうか
連載が始まった1ヶ月半前にコロナが勃発しまして、連載期間中も世の中がずっとコロナ禍中であったため、身体的にもメンタル的にもしんどい事が多かった記憶です。
――今、何かハマっていることは？
麻雀です。Ｍリーグという麻雀のプロリーグにハマって以来、麻雀好きがさらに加速した感です。
――BL作家になったきっかけを聞かせてください
Twitterに落書きをアップしていた所、BLfrancの編集さんにお声掛けを頂いた事がきっかけで商業BL界に足を踏み入れました。当時別ジャンルでの漫画の仕事をしていたため、BLのお仕事としては先に別所での小説の挿絵がデビューとなりましたが、その間も編集さんに辛抱強くお待ち頂けたお蔭で今作のBL漫画でのデビューが叶いました。
――発売に関して今のお気持ちはいかがでしょう？
感無量です。既に今年の1月18日に日本文芸社様から書籍コミックス版を発行して頂いておりますが、紙と電子とでそれぞれ1冊でまとめて読者様に読んで頂ける喜び、有難みを噛みしめています。
――ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ！
ハードボイルド風メロドラマが主軸のお話ですので、志村と姫川の関係を見守って頂けましたら嬉しいです。またタイトルの『Ghostdog(ゴーストドッグ)』は作中では色々な意味がありますので、読者の皆様にもあれこれ想像をしながら楽しんで頂けましたら嬉しいです。 
担当編集：BLfranc Kより
『Ghostdog』電子単行本（合本版）のPRをする機会をいただけて光栄です。
繁華街の喧騒を離れた、街の片隅にある静かなバー「ラ・メール」。
時計の音や雨の音が聴こえてきそうなほど丁寧に描かれた舞台で、訳ありな男たちが繰り広げる愛憎劇です。
タバコ、スーツ、イケオジ……3種の神器は勿論のこと筋肉美も堪能できますし、小野浜先生の描かれる手がまた素敵で、手フェチに刺さる描写も数多くあり。
作画だけでなく、まさに“メロドラマ”と呼べるほど、それぞれのキャラの心理描写や掘り下げもしっかりされているので、読み返すたびに味が増すスルメのような作品となっています！
ebookjapanでは、1話まるごと無料配信中ですので、ぜひお試しくださいね。
・ebookjapan限定特典：描きおろし漫画6P
・コミックシーモア限定特典：描きおろし漫画1P
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(C)小野浜こわし/BLfranc
