コミックス『臆病者は恋をする』12月15日発売12月15日に初コミックス『臆病者は恋をする』(エンターブレイン)をリリースの上田にく先生。もじもじしちゃう男の子の、不器用な恋が詰まった一冊です。それでは「801AUTHORS108」24回目のゲスト、上田にく先生どうぞ!
Q1. 新刊の紹介をお願いします!自分を好きになってくれる人をどうも好きになれないと嘆く残念なゲイと、そんなゲイに思いを寄せつつも前述の理由でなかなか想いを伝えることができないヘタレがもじもじするお話が表題作です。
ほかの短編や描き下ろしも大体もじもじしていると思います。
Q2. 主要キャラは、どんな子たちですか?受けは、好きな人がいるのに「叶わない」と勝手に思って他の人と付き合ってしまう自暴自棄系(?)奥手男子です。攻めは好きな人との今の友好関係を壊したくなくてどうにも踏み込めない奥手男子です。
Q3. 今作のこだわりポイントを教えてください!こだわりではないような気もするのですが、BoysがLoveするってなんぞや…とひたすら悩みながら描きました。
不器用で可愛い男の子は正義だ、という結論に至りました。
Q4. コミックスのリリースに対して、お気持ちはいかがでしょう?初めての単行本なので、常に変な汗をかいている状態です。
描いているとき、時には撃沈したり時には赤面したりでしたが、この本をはじめの第一歩として今後より一層頑張っていきたいと思っている次第です。
読んでいただいて何か少しでも良かったと思っていただけるところがあればとても嬉しいです!
編集部からのコメントポップなラブコメのなかに、ちょっぴり切なさが詰まったお話が得意な上田にく先生のデビューコミックスです。
表題作は、恋多き明戸に、ひたすら片想いし続ける千葉の恋する苦しさが描かれたお話で、ビターですが最後まで読むととっても幸せな気持ちになれます。
そして後日談は上田先生渾身のラブラブなエッチシーンが描かれていますので必見です!
同時収録の『ミスターハニーの恋模様』は人気(?)の女装男子ものです。
合コンで彼女をゲットしたと思ったら実は男で、なりゆきで同居までする羽目になったサラリーマン・塚本の受難を描いた作品…と見せつつ、女装大学生・ミキの一途さといじらしさに胸がきゅんとするお話になっています!
ミキは美人で家事も完璧! という女子力の高さで嫁にはもってこいなのですが、体面を気にする塚本がどんなふうに落とされていくのかを楽しんでいただけると思います。
描き下ろしはなんと36ページもあり、読みごたえも抜群です。ぜひチェックしてみてください!