2012年度 第4回BLアワード ぜんこく220万人┌(┌^o^)┐ホモォ..召喚!腐女子・腐男子よここに集え!
雲田はるこ先生のコメント

Q1. 作品に込めた思いはうまく読者に伝わったでしょうか?
『新宿ラッキーホール』にご投票頂いた皆様、ありがとうございます。
多くの方に愛して頂けて幸せです。読者さまが、このマンガを読んで感じて下さった思いは全て尊いものです。
お好きなように解釈し、お好きなように想いをはせてやってください。
サクマさんと苦味ちゃん(とその他)がこれからも皆様の心の中の新宿で、チンタラ生活していってくれますように。

Q2. 2013年度の活動について聞かせてください
来年度は『いとしの猫っ毛』と『昭和元禄落語心中』ふたつの連載をもりもり進めます。
そして隙あらばBLの読切りを描いてやりたいです。
隙のあく予定なんかまだ全然ないのですけど…なんとかねじこみたいです!


ユーザーの声を紹介

“雲はる”さんのほのぼのしたイメージを いい意味で覆してくれた作品です こんなにエロくていいのか…!!
キハルさん


メインの苦味とサクマさんのお話は辛く切なく、でも本人達は笑って乗り越えて強いな、って感じなんだけど、サブカップルのレニくんと斎木くんがたまらなくキュート! 斎木くんの泣き顔にレニくんが「萌え!」ってなってたけど、私も萌え! 激重人生なメインの2人と軽くてキュートなサブカップルの対比が良いコントラストです。ずっと忘れられないお話になりそうです。
勇者みさきちさん


ギャグとシリアスのバランスが絶妙! 各々のキャラクターが立っていて、とても濃厚な一冊でした。
叶和さん


もう…なんというか深すぎて底が見えないお話という印象です。お互い、一人だけを愛しているのに恋人じゃない、複雑な愛情がとにかく素晴らしい!! 苦味の人生を変えたサクマ。サクマの人生を変えた苦味。この先どう転んでも二人が離れることはきっとないんだと思うと涙が出てきそうになります。脇役の皆も良いスパイスで楽しめました!
東雲月虹さん


長いスパンの物語が主人公たち二人だけに片寄らず、周囲の様々な立場の人の視点も絡めてきっちりと描かれており、読み応えがあります。またゲイビの現場が舞台ということで、エロの分量が保たれつつもバリエーションに富んでいますし、自然にリバなところも嬉しいです。
ぎがさん


ノミネート作品の中ではお話作りのセンスが、今の自分の気分に一番合っていた。
匿名さん


書店で手に取り、この突き抜けた表紙にやられて即購入! 独特の世界観・苦味とサクマの関係性・リバに萌え、目からウロコというか世界が広がったというか、私もこういうBLが楽しめるようになったんだ\(^o^)/と感動!!
ふわちゃんさん


もしもっと若い時に読んでいたらこの作品の奥深さが分からなかったと思う。苦味、サクマのお互いを思う気持ちの深さは半端なく深いと思う。
ポッチさん


ストーリーと世界観が最高でした。ハードボイルド? 雲田先生の作品はすべて読んでいますが完成度は一番なのではないでしょうか。
Mattunobuさん


雲田はるこ先生の作品を読んだのはこれがはじめてで、思ってた雰囲気とは違って、最初はすごく驚きました。こういう感じの作品も書くのかと。893だとかポルノスターだとか、そんな設定がとても私のツボでした。そういうの大好きです。昔はサクマさん攻めだったのに年取ったら逆転っていうのもたまんなかったです。サクマさんの苦味ちゃんへの執着みたいなのもすごく良かったなと思います。
匿名さん

厳選レビュー紹介

★一筋縄ではいかない実は重く暗い話を、ライトに描いているところが秀逸
昭和元禄落語心中』(非BLだけれど、剛しいらの某師匠を彷彿とさせる傑作)がものすごく好きな雲田さんの新作。
「ちるちる」での評価が高いので、読んでみました。

舞台は、(株)ラッキーホールというホモビデオを製作するたった3人の会社。
一話、男優志望の男と寝る、社長であり元ポルノスターの苦味(くみ)。
二話、自分を追いかけて来た古巣の組の息子と寝る、副社長サクマ。
どちらも実は相手を助けているところが、この二人という人間の味を感じさせる。

三話、苦味に惚れているスタッフ・斎木の話。
ひょんなことから、苦味と一緒の3Pビデオに出演することになる斎木。
舞い上がった態度から、サクマは斎木の気持ちに気づき「苦味は俺のだ」と斎木をクビにしようとする。

ここまででは、二人の関係はまだよくわからない。
続く『陽のあたらない部屋』を読み進めると、ようやく過去が見えてくる。
死んだ父親が残した借金のかたに、ヤクザに捕まった10代の苦味。
ゲイビデオに出られるように仕込む為に、苦味と同居するサクマ。
閉じた空間の中で、サクマに恋情を抱く苦味。
セックスと恋を混同しているだけと思いながらも、サクマも苦味に執着する。

「苦味 死ぬな 俺が生かしてやる」
互いが互いを不器用なやりかたで生かそうとし、出会ってから流れた15年の日々。
どうも長らく体の関係もなく、自分たちの関係が何だかよく分からなくなっているかのような二人。
こんな世界で生き、すれっからしちゃっているような二人の、相手への強い思い。

一筋縄ではいかない実は重く暗い話を、ライトに描いているところが秀逸。
表紙裏表紙の絵や、表紙を開くと見返しを彩る新宿二丁目(?)の写真もいい。
snowblackさんのレビュー

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