匿名21番さん (2/2)
レビューなどで「この台詞がよかった」というのをたびたび見かけますが、そういうのを集めて読んでみたいと思い、立ててみました。
・印象に残ってる台詞
・出典
・簡単なコメントなど
を、お付き合い頂ける方は書き込んでください。
萌えた、泣けた、笑えた、エロかった、などなんでも結構です。
ネタバレがありますので苦手な方はご注意ください。
参考になりそうなページを貼っておきますので、お気軽に。
【何冊わかる?】BL漫画の台詞で50音かるたを作ってみた
https://www.chil-chil.net/compNewsDetail/k/blnews/no/23076/
Renta! - BL名台詞・珍台詞特集
https://renta.papy.co.jp/renta/sc/frm/page/topics/bc_serifu.htm
匿名21番さん (2/2)
>>37
>>38
ありがとうございます!本当に名セリフ!
「BASARA」知りませんでしたが、ミステリと言う勿れの方なんですね。読んでみたいと思います。
匿名1番さん (3/3)
「BASARA」の揚羽の台詞ではないかと思います。
名セリフなので前スレのNo35あたりでも話題になってました。
https://www.chil-chil.net/answerList/question_id/9273/
匿名20番さん (2/2)
>>36
台詞だけ、名言級に印象に残ってるんですが、
出典覚えてないんですよね。
漫画だったのだけ覚えてます。
むしろ、誰か知らない?
みたいな…
匿名21番さん (1/2)
>>35
良ければ出典を教えてもらえませんか?
匿名20番さん (1/2)
BLじゃないかもですが、
歴史に選ばれ、歴史に 棄てられていく、
そんな生き様を、おまえとしてみたかった
匿名3番さん (3/3)
このGWに読み返しています。
「続・仁義なき嫁」より稀代の色事師、岩下周平さんのお言葉が素敵でした。
「おまえとの間にあるのが、俺の愛だ。それから……おまえとしてるのが、恋だ」
番外編として、同じく岩下周平さんのお茶目な言葉責め。
「俺のどうしようもないところを、おまえの奥まで差し込んで、時間をかけてねぎらい合うんだよ」
ねぎらい合うって(笑)
匿名12番さん (3/3)
俺のために生きてとは言わないけど、
生きてる間は俺といたっていいだろ?
朝田ねむいさん CALL
ここにたどり着くまでの流れがあるので沁みます。
というか、普通は俺のために生きてで止まりそうなストーリーをさらにすすませるところがすごい。
ちょっとビターな大人向けでかっこいい。
匿名19番さん (1/1)
「お前は俺に過去を恨めっていうのか」
ヨネダコウさんの どうしても触れたくない より
王道のテーマなんですが、作家によってキャラの動かし方が(この場合、どこに感情のポイントを持ってくるかなのですが)本当に違うなと思ったセリフでした。
この作家さんの上手さみたいなのを感じました。
なので印象に残っています。
匿名2番さん (7/7)
1つ下のコメントの作品は発売後数日しか経ってないので、少し下げます。配慮が足りず、申し訳ありませんでした。
椹野光流さん『ときにはひとりで、やっぱりふたりで』からの引用です。購入して未読の方はご注意を。
すみませんでした。
匿名2番さん (6/7)
一般作からの引用ばかりしてましたが、たまにはザ・BL小説、な内容を。
「お前と一緒にいると、どんな日でも記念日みたいになるなあ」
椹野光流さん『ときにはひとりで、やっぱりふたりで』より
メス花シリーズの最新作(短編集みたいな感じ)です。ありがちかもしれないけど、10作以上続くシリーズで作中でも何年も同棲してる2人ですよ。攻めの江南も最初はこんなセリフを言えるほどいい奴じゃなかった。いいじゃないですか。毎日がスペシャル、ラブラブよ永遠なれ。これぞBLです。
椹野先生、作家生活25周年だそうで、おめでとうございます!
匿名3番さん (2/3)
「私立探偵・麻生龍太郎」柴田よしきさん
主人公の麻生に「ゲイだという噂が本当か」と問う女性が、肯定する麻生に、「女にとってゲイって悪いものじゃない」と言い、
『セックスしなくていい男は、怖くない。セックスは好き、男のからだは好き、でも男は嫌い。怖いから。それが大部分の女なの』
非BLで、しかも、女性が女を論じるセリフなのでBがLする印象的なセリフでは無くて申し訳無いですが、「スゲー分かるわっ!」と思ってしまったセリフでした。
最近読み返した作品で…
束原さき先生 powder snow melancholy 2巻
「俺は(スノー)ボードには3分で乗れたんだよ...だけど」
「お前に乗るのは3年もかかった」
1年間、日本とカナダで遠距離で暮らす事になるかもしれない、でもカナダに行きたくない、受けと離れたくない攻めが言う台詞
…笑っていいのか?いや、感動するとこだよね
下ネタだよね…?
悩んだけど笑いました
匿名18番さん (1/1)
『セックスしてみたかったOLにとり憑かれたキャプテン』より
「あと1年…早く産まれたかったなぁ……」
野球部でバッテリーを組む来栖(ピッチャー・後輩)が湊(キャッチャー・先輩キャプテン)に向けて言う台詞です。
勝っても負けても夏が最後の野球部。
先輩方は引退してしまうため3年生である湊は部におらず、今までのように湊と共に練習をしたり湊に球を受けてもらう時間が当たり前ではなくなる。
その中でこの台詞がダイレクトに飛び込んできた時の頭を殴られたような衝撃は忘れられません。
私事なのですが昨年の夏に人生で初めて高校野球というものに触れまして、それからこの台詞に出会ったというのも相まって涙が止まらなかったです。
匿名17番さん (1/1)
天井の下に恋から
4兄弟の家に居候の維人がきたことにより、いい意味でも悪い意味でも均衡がくずれていくのを感じた長男が次男と三男にいうセリフ
維人が持ってる包容力や安心感は
きっと俺達とはまったく別の環境で育った中で自然と身に付いたもので
俺達が無意識に求めてしまうものだとおもう
今一緒に生活する特殊な状況で
それはお前達の目に特別に眩しくうつるんだろう
でもそれはきっと
決して稀少なものではないよ
一時の感情に気を取られるな、彼じゃないといけないことか考えろと長男ならではの冷静な視点と、
なぜ彼がこの家で魅力的でもてるのかがわかるセリフでした。
匿名16番さん (1/1)
「清居と一日でも長く一緒にいられるよう、俺も家電のスタンスでがんばるよ」
「家電にスタンスがあるのか?」
「あるよ。俺も少し前まで気づかなかったんだけど」
「おまえは一体、なにに気づいたんだ」
凪良ゆう先生の『悩ましい彼』より。
BL的にどうかというより、このような会話を書けるのは、世界で凪良先生ただ一人だけだろうな、と思って。
「一回だけ……嫁さんにするように俺のこと触って。挿れなくても、イかせてくれなくてもいい……。途中まででいいから、いつもの「仕事前の準備」みたいなのじゃなくて……もっと本気のやつしてよ」
座裏屋蘭丸先生の『シャングリラの鳥』2巻より。
これを読んだ時私は、ふわーーーっ、フィィィィィィーーー!! と天を仰いだ勢いで後ろ向きに倒れそうになりました。最強の殺し文句すぎる……。
「生まれつきかもしれないな。はじめから殻を持たない剥き身の貝を、たしかクリオネと呼ぶのだったか。天使のような姿をして本性は獰猛な肉食だから、うかつに手を出すのは禁物と」
長野まゆみ先生の『その花の名を知らず』より。
この世ならざる者に化かされて、気づいたら泥池の中に浮いていた、主人公の桜蔵。そこへ現れた父・柾に桜蔵が助けを乞うたところ、桜蔵が何故か素っ裸なのを柾がからかって言った台詞です。クリオネってwww
匿名2番さん (5/7)
お久しぶりです。漱石先生の「こころ」からの引用3回目、いかせていただきます。
「私は何千万といる日本人のうちで、ただ貴方だけに、私の過去を物語りたいのです。」
心から敬愛する人からの手紙、嬉しいはずなのにもらった彼は慟哭しただろう。辛すぎる話だ。男の人から男の人への本気の手紙って重みがすごすぎる。まあ小説なんだけど。
先に、引用されたお二方様のセリフ(モノローグ)などからも、私→先生への無償の愛はきっと先生にも怖いくらいビシビシ伝わってたんだろうな、なんて思います。
さすが日本を代表する文豪だけあって名文がありすぎるわと思いました。
匿名2番さん (4/7)
「嘘吐くと手ずりでイカせちゃうぞ」
『聖なる黒夜(下)』柴田よしきさんの小説より
一般作ですが、男性同士の行為のシーン。好きな人が元カレと別れた理由をグイグイ問い詰める練ちゃん大好きです。腐女子読者もものすごく知りたい部分を代わりに訊いてくれてる感じ。
匿名15番さん (1/1)
「おめぇと兄弟になるのはやだな……」
ーどつみつこさん「墓じまい」より
読み終えてからこの台詞がすごく効いてきました。
トーチwebで読める読切作品です。
匿名14番さん (2/2)
BLではないかと思いますが、こころあげている方がいらっしゃいますので自分からも...別の所です。
こころ 夏目漱石
「人間を愛し得る人、愛せずにはいられない人、それでいて自分の懐に入ろうとするものを、手をひろげて抱き締める事のできない人、これが先生であった。」
初めて読んだ時から忘れられない文です。
匿名14番さん (1/2)
中村明日美子先生 同級生
パチパチ炭酸がはじけた
シーンととても合っているというか、そのイメージがスっと伝わってきて初めて読んだ時驚いたのを覚えています。
セリフではないかもしれないです。
匿名12番さん (2/3)
20キロくらい歩いて来い
もし来たら
根津がずっと俺にしたいと思ってたこと…
何でもしていいぞ
凍える海の底にあるもの /黒猫亭雑記帳 ARUKUさん
超堅物な親友の隠された情熱を知って、大雪の日にこんなことを言う受け(?)。短い作品ですが、好きなセリフと話です。
匿名13番さん (1/1)
きみにあげる 槇えびし
「俺の財産も俺の過去も未来も、心も身体もきみにあげる」
匿名12番さん (1/3)
ーー日々 日々 日々
君のことばかり考えて
この気持ちが恋だって 恋じゃなくたって
そう簡単に手放せるものか
「日々、君」小池定路さん
非BL枠ではありますが、これ!これ↑がBLで読みたいのです。個人的にはしっかりBLの認識です。
四コマでたんたんとゆっくり進むお話ですが、台詞やモノローグの言葉選びがいいです。劇中劇の台詞もおすすめ。
匿名11番さん (1/1)
市川けい先生カラフルラインで
受が攻めの元カノに、
言いたいことあるならいいなさいよ!と言われて
そこからの長文セリフ
↓
売るせぇな、何がわかんだよ!女のお前に!!
女ってだけであいつから愛される要素無条件に兼ね備えてるお前らに!!
お前ら、全員にムカついてたよ!
世界中の女全員にふられて最後に俺のとこに泣きつきに来ればそれでいいって思おうとしてたけどそんなわけあるか!
いつだって1番に俺のこと考えてくれればいいのにって考えてたし
俺だけを見ててくれればいいのにってずっと考えてたよ!
なのに男の俺なんか相手にされるわけないし
友達でいるのが
1番永く側にいられるって我慢するしかないだろ!
てセリフ、初めて読んだとき胸がギューッて苦しくなりました。
匿名10番さん (1/1)
「…挿れたいからだよ 俺の全部 …逃げんなよ」
akabekoさん「蜜果2」より
エロシーンでこれほど萌え滾るセリフあるー!?ひぃぃぃぃってなりましたよ(*ノωノ)
匿名6番さん (2/2)
「ねぇ、そこの綺麗なきみ、僕とお茶飲んでひなたぼっこしませんか?」
キラキラいけめん神主の攻めが電波な感じで冒頭から周りをドン引きさせてるのがツボった♪
山田ユギ先生の『うちの神様にはがっかりだ!』
です。
ナンパの台詞がすっとぼけてる点では、エスケーエイトのランガ「お腹すいてませんか?」がいい勝負かと!
「ヤクザってさ
〜中略〜 変わったセックスするのが
エライと思ってんだ
バカだよね」
「コオリオニ」梶山レイカ
これ読んでから、数週間に一度は思い出す言葉です。色々腑に落ちるというか、とにかくストンと刺さった言葉。何故かは自分でもわかりません。
「分かってるの?
抱くよ?」
「エンドルフィンマシーン」井上佐藤
この台詞の前に、まあ色々あるんですけど、
「抱きたい」でもなく「君が欲しい」でもなく、
「抱くよ」のストレートさよ!
有りそうだけど、あまり聞いたことです。
匿名2番さん (3/7)
「年月なんて数えるな。この李歐が時計だ。あんたの心臓に入っている」
高村薫 著 『李歐』より
李歐を読み返しています。一般小説だけどとてもBLに近い話だと思います。スリリングかつドラマチックなラブストーリー。これは李歐のセリフだけど相手役の一彰の答えが
「ああ……、心臓が妊娠したような気分だ」
ですからね。なんたるベストカップル。魂が引き寄せ合う2人ですよ。この作品に感化されたBL作家様、小説でも漫画でもたくさんいらっしゃいそうです。名作中の名作。一彰は男も女も犯罪も引き寄せる水銀灯のような男ですが、体はたくさんの人に与えても心を渡したのは李歐ただ1人だけ。
一彰みたいな淫乱な魅力を持つ男もいいけど、合田雄一郎(同じ高村さんの「レディ・ジョーカー」に出てくる刑事)みたいなストイックな色気を男に撒き散らすタイプも大好き。
本当に何度読み直しても楽しめる魅力と実力のある作家です。
匿名9番さん (1/1)
「おかんにまたアホやってるて言われんで」
「…………言われたい」
「せやな」
RENAさんの本橋兄弟より。
基本はギャグマンガなんですが、ここは泣いてしまいました。
亡くなった親のお墓の前での会話です。
匿名8番さん (1/1)
「僕もお前も、スポットライトを浴びちゃいけない理由はないよな」
PEYO/ボーイミーツマリア より
このセリフを言えるようになるまでに乗り越えてきた数々を思うともう。。。涙が止まりませんでした。
匿名7番さん (1/1)
「甘えたい
泣きたい
慰めてほしい
誰か
誰か
愛をくれ!」
やたもも(2巻)より
台詞ではないのですが...
どれだけ辛い過去も現状も、泣いてしまうと本当に惨めになるからと全て笑って受け流してきた受けが、攻め相手に初めて涙を見せ本音を吐露するシーンでのモノローグです。
黒のベタ塗り背景に、幼少期の受けがちまっと描かれている地味なコマなのですが、全体を通してみると非常に印象的に描かれていて未だに忘れられないシーンです!
匿名6番さん (1/2)
「俺と上司のかくしごと つづきのはなし」より。
四つ葉のクローバーを眺めながら、ゲイの受けに対してノンケの攻めがいう台詞です。
「この草からしたら、自分の葉っぱが他より一枚多いこと
嘆いてるかも
でも人間から見たら ラッキーアイテムになる。
何でも自分サイズで考える必要ないですよ」
男同士の恋愛に対して悩むことが多い受けを、そのままでいいよと受け止めてくれてる。。。
包容力~~!!
匿名1番さん (2/3)
お久しぶりです。始まりの台詞ですと山田ユギさんの作品で、
一枚だけ俺達が一緒に写っている写真がある
入学式の朝 アパートの前で オフクロが撮ったやつだ
一枚だけ俺達が一緒に写っている写真がある
入学式の朝 アパートの前で お隣のおばさんが撮ったやつだ
―『水温む』収録「ワイルドマンブルース」山田ユギ
攻めと受けの同じ台詞で視点が切り替わるのがハッとする感じでよかったです。
他にも萌えたのが、
「おっさんだからね 見られるのは恥ずかしい」
―『水温む』山田ユギ
おっさんらしい恥ずかしがり方でよかったです。
匿名2番さん (2/7)
ーーーー会いたい。貴兄の声が聞きたい。クリスマスイブは空いているか?
「レディ・ジョーカー」(下)高村薫 著
お久しぶりです。今さらですが、名作中の名台詞、挙げさせていただきました。20年以上前の作品でしかも非BL作品なのに萌えの破壊力がすごすぎる。※注…36歳バツイチ男性から36歳独身男性への手紙です。
こんな手紙を18年間想い続けた相手からもらった時ってどうなっちゃうんでしょう?ねえ、加納の兄さん。
匿名5番さん (1/1)
「じゃあ覚えて、俺の好きなキス」
砂原糖子さん「僕が終わってからの話」
攻めのセリフです。
ドキドキしました!!
匿名4番さん (1/1)
「その主張の方法を知っていて、自己責任で『あえて言わない』のと、それを『どう言っていいのかわからない』のはまったく、別の話だろうが」
ミルククラウンのためいき より。
グラデーションより複雑な心の色を、言語化するってほんとに難しい。
コミュニケ―ションするときは、それを相手が受け入れやすい形で、もしくは相手がどう反応するか予測してから文章をまた変えて。
どんな暗い心の色でもきっと、相手が受け取りやすい形は存在していると思う。
ただ、言わないとなると、その気持ちを表現する人がいなくなってしまう気がする。
大人だから言うな、ここでは言うな、っていうんだけど、
その色を表現する方法を持たない人たちは、何も解決しないまま鬱積しておわるんじゃないだろうか。
そんでもって、誰しもこの色は表現しづらいって色をもってるんではなかろうか。
『あえて言わない』までいく道のりまでに、どの感情においても人間の常だと思う『どう言っていいのかわからない』のハードルがある。その困難さへの配慮を忘れてはいけない。というふうにおもうのでした。
匿名3番さん (1/3)
先程読み終わりました、剛しいらさんの「百日の騎士」より
「寿音が見ている。私を……私だけを、見ている」
ランスロットは低く呟いた。それを聞いた瞬間、寿音は恋をすることの意味が分かった。
派手に修飾された言葉を使う作家さんではないのですが、時々、何気ないシーンにも、不意に読み手の胸を衝くような言葉があって、本当に素晴らしい作家さんだったんだなぁと、改めて思いました。
匿名2番さん (1/7)
パート2のトピ立てありがとうございます!このトピ皆さんのセリフのチョイスが素敵でその作品への愛がすごく感じられるので好きなんです。
さて今回は今話題の古市憲寿さんの「アスク・ミー・ホワイ」から。まだ発売して間もないのでネタバレになるセリフではないですが、これから読むので情報一切入れたくない!って方は回れ右です。少し下げますね。
「カミングアウトって言葉、同性愛の告白って意味で使われることが多いじゃん。ー中略ーでもさ、年収とか、親の生い立ちとか、好きな体位とかあえて話さないことも多いでしょ。なのにセクシャリティだけは、告白したほうが素晴らしいこととされる。」
これは物語の準主役で元俳優の美しいゲイのセリフですが、私は作者のマイノリティへのフラットで優しいまなざしを感じた気がして感動したのでした。ちょっと意地悪な毒舌キャラを通してる方なので余計に。作品萌えとは違う箇所ですが…作者萌え?(笑)
多くのBL作品を読んできた目の肥えた(?)腐女子から見ても中々良く出来たゲイのラブストーリーでした。オランダの風景描写もとても素敵で旅した気分になれますよ。
匿名1番さん (1/3)
すみません私からですが、たまには文学作品から、、
「私はその人を常に先生と呼んでいた。
だからここでもただ先生と書くだけで本名は打ち明けない。
これは世間を憚かる遠慮というよりも、
その方が私にとって自然だからである。」
―夏目漱石 「こころ」
出だしからすごく想いが強くて驚いたのを覚えています。