ちるちるで好評の作品は大抵おもしろい!
だけど時々、自分にはハマらないことってありますよね。
その逆で、ちるちるに限らず各電子書籍サイト等で
・評価の低い作品
・レビュー欄がからっぽの寂しい作品
だけど読んでみたら意外とよかった〜ということ、ないでしょうか?
低評価の基準はきっちり設けないので、自由に回答していただけたら嬉しいです。
小説でもコミックでも歓迎。
こんにちは。
楽しそうなトピですね。
「アワードにノミネートされなきゃ死ぬ!」みたいで、ワクワクします。
匿名9番様の挙げておられた、いつきまこと先生は、最近の作品は割とレビューもある方かと思うのですが、私も好きで気になってました。
特に、最近のタッチとは違う2011年の「おヨメさん捕獲計画」が好きで。好きで。何度と無く読み返してしまうお気に入りです。短かめの表題作が好きです。
165様の挙げておられる藤峰式先生は、最近の作品が余裕で1000点超えしてるので、過去作品の評価も上がってますよね。
私は「彼のSP〜」位からの遡り系です。面白いですよね!
既に評価は高めですが、「ハッピーエンドを信じてる」が過去作品では私の一推しです。
私は最新ランクインされた小石川あお先生の「食べないの?おおかみさん。」にいたく感銘を受けまして。既刊遡ってる真っ最中なんですが、上下巻に及ぶ大作、「棘の王様」の評価が低くてビックリしてたところです。
最新作とは相容れないテーマではありますが。
他に、三池ろむこ先生「解ける箱庭」。ろむこ先生の作品の中では、評価下の方ですけども。先頃完結したのもあって、是非通して読んで頂ければな、と思う温かな作品です。
藤峰式さんは作家買いをして過去作を遡ってるのですがみんな良かったです。
特に「うちのこが一番かわいい」は本当に良かった!今日はムカついて気分が悪かったけどこの本を読んだら一気に楽しくなってきました。
なのに点数が低いんですよね、なぜだろう。
匿名9番さん (1/1)
https://www.chil-chil.net/authorDetail/author_id/81/
いつきまこと先生の作品全般ですね!
絵も綺麗だし、物語もしっかりしてて萌えと笑いのバランスも良いのに、なぜか評価少ない。。。
最近の作品に至っては電子のみになってしまい、レビュー欄空っぽ(涙)。
もっともっと評価されていい方だと思います!
匿名8番さん (1/1)
のら~拾われ貧乏男子~/アユ・ヤマネさん
サブタイトルがダサい…と思いつつ、楽天で今だけ半額だし、中身も良さそうなので電書購入。正解。むっちゃよかっっったっっっ!!!
ストーリーは王道な、不憫貧乏な男の子がお金のあるおじさんと知り合い、えろなしで餌付けされて、野良猫が懐くように近づいたり離れたりしながら寄り添うお話です。
本当に筋は王道ですが、主人公たちと重ねるように描かれる本物の野良猫とそれを世話する人々とか、脇の固め方に隙がないし、
休学した大学をやめるシーンや、迷いつつ寄り添うことを決めるまでの揺らぎ、ゲイとしていきる苦悩などの心情の描き方が非常に巧みです。台詞もすごくいいけど、それだけじゃなくて空気でも表現されてて。余白がなんともいい。
これが良すぎてほかの作品も作家買い。他の作品も安定してよかったです。かわいい絵柄ながら、生々しさのあるシリアスも描けるところがまた。
pixivやマンガ図書館Zで番外編や過去の同人が公開されてたので、とっかかりとしてぜひ!
匿名7番さん (1/1)
かわい有美子さん「人でなしの恋」(2010年)
昭和初期のノスタルジックな雰囲気が素敵です。一高から帝大、社会人、ともに過ごした3人の物語。
友情と恋情、3人の想いが繊細に絡まり合って抒情的、BLというよりJUNEのような作品です。
こちらは高評価、人気作品も多いかわいさんの作品の中では評価が低いです。
なので目にする機会も少ない、そのことを残念に思っていました。
このトピでは「低評価の基準はきっちり設けない」とのことなので、ご紹介させていただきました。
匿名5番さん (2/2)
>>8
ここで知ってる人がいるとは…!
「ハーレクイン」は出版社ではなく、国内向けカテゴリ名として使ってました。
分類される時、ハーレクイン、ロマンス、ラブロマンスが多いので。
発売当初はロマンスってまだ定着してなくて、こっちの分野、ひとまとめでハーレクイン括りだった名残があるんですよね。
紛らわしくてすみません!
残念ながら、続刊出ないですよね…。
翻訳ものは、告知なしの打ち切りが怖いので、だんだん不安になってきてる所です。
あと、翻訳者が変わると、作品の雰囲気ががらりと変わるので、その辺もドキドキ。
この手の翻訳って、歴史・文化・風俗とかも調べないとダメで、いきなり抜擢されると大変な事になるらしいです。出版が遅れてるのは、翻訳者問題とかもありそう…。
海外ドラマ化→日本リリースがけっこうコケたので、不安です(;^^)
でも、大好きな作品なので、同士にであえて嬉しいです♪
一緒に、念でも送っておきましょう(笑)
PS・
アウトランダーがお好きなら、ガバルドンが執筆影響を受けた「アンジェリク(ゴロン)」もオススメです。
未読なら是非
匿名6番さん (1/1)
>>7
アウトランダーにロード・ジョン・グレイ、私も大好きです! まさかここでこのタイトルを拝めるとは!
厳密には『ハーレクイン』ではない気がしますが(原書もハーレクイン社からの出版ではないと思うのですが、勘違いだったらすみません)恋愛小説としても、歴史小説としても、SFとしても最高の小説ですよね!
ヴィレッジ○ックスからハヤ○ワに権利が移動してしまって、続編どころか2作目以降の新版すら発売されない現状に歯噛みする毎日です……。
同志を見つけてはしゃいでしまいました。すみません。
私も『ロード・ジョン・グレイ』シリーズは、M/Mにご興味をお持ちの皆さんにおすすめしたいです。とても質の高い小説です。
匿名5番さん (1/2)
低評価以前に、ちるちるで紹介されていない微BL作品。
ハーレクインの世界的ヒット作品・本職学者による人気作
ダイアナ・ガバルドン「アウトランダーシリーズ」
微FTタイムスリップ・本格時代&歴史ラブロマンス
作者が、ゲイにミーハーなタイプ。
ハーレクインなのに、ゲイな敵将校に執着され、ヒーロー受けで性的暴行(ほとんど拷問)で死にかける、
ヒーローに懸想している男性(ネコ)がでてくる、など。
THAロマンスヒーローな、物凄いカッコいいヒーローで、
ハーレクインラブロマンンスとしてもドキドキハラハラなのに、よくよく考えるとゲイ受難。
スピンオフ「ロード・ジョン・グレイシリーズ」
ミステリ風、本格ヒストリカル
ゲイが許されない時代の魅力的な将校もの。
世界ヒットしてる作品のスピンオフなので、単純にストーリーが面白いのですが、本当に好きな人(本編ヒーロー)とは絶対に結ばれない不遇で複雑な関係。
本編ヒーローとも絡みつつ、わき役だったゲイ君のミステリもの。
人気作・有名作ですが、ジャンル違いのため、BL界では知ってる人が、ほぼいない可能性が。
あんど。
本場アメリカでは、向こうのBL二次の餌食になってる作品(笑)
匿名4番さん (1/1)
深瀬紅音さん作品全般、
コメディタッチだけどたまに切ないです。
匿名3番さん (1/1)
「恋して淫魔~夢の中で逢いましょう」この頃はナツミ表記
某電書サイトで低評価だったので慌てて高めのレビュー書きました。
かなり昔の話ですが…
設定が面白かったし、展開が唐突かもしれない(それが低評価に繋がってる?)かもしれませんが、充分わかる範囲だと思いましたし、表情も良かったし。作画が拙いというコメントもありましたが、多少ラフにザクザク描く部分があるだけで、全く問題ないと思うのに、何でか評価が低かったです。
何となくぶつ切り感ありつつで終わってしまったし、電子単話のみで単行本化もされてないようだし、何よりこの名前表記ではあと一作だけで止めちゃってるんですよね。
なので名前変えて出てこられたときは安心しました(絵柄で分かった)。
名義変更後も、ガーンと人気が出ている訳ではないようですが、地道に続けてくれると嬉しいです…(何げに結構本買ってるのでw)
匿名2番さん (1/1)
最近、古い作品を開拓するのにハマっています。
「仁と任」―檜原まり子さん、月夜堂さん
『檜原まり子伝説の同人誌「仁と任」が電子書籍になりました。
医は仁術、ヤクザは任侠をキーワードにした中編二本収録。』(説明文より)
お二方とも初読み作家さんでした。
特に、檜原まり子さんの「分断」。
何だろ…。攻めは好みのタイプですが、萌え度が高いわけではなく、神作品とも自分的には違う。
それでも読み終わってからも、胸を掻きむしられるような痛みと切なさを感じて、尾を引いています。
重いテーマですが、中編作品だからか淡々とあっさりとしていて、それがかえって余韻を残しているのかも。
神作品とは言えないけど、自分にはまさしく「低評価だけど読んでよかった作品」でした。
匿名1番さん (1/1)
もう手放してしまったのですが、ホームラン・拳先生「僕は君の鳥になりたい。」(2005年)が好きでした。
主人公は姉の恋人に恋煩う15歳の高校1年生で、この子が姉想いの優しい子ではあるのですが、ど初っ端から教師と教室でセッ…をしていたりと中々貞操観念に疑問のある美少年君です。その姉の恋人はまさかの医大生で、もしかしたら今なら色々問題になってしまう設定かもしれません。
ただ、題材の割にさらりと物語が描かれており、諸々心苦しい場面もあるものの非常に読みやすくまとめられています。
ドラマCDにもなっている作品なのでもしかしたら私が知らないだけで根強く人気のあった作品なのかも。
普段あまり手に取らないタイプの絵柄ではあったのですが、今でも記憶に残る作品の一つです。
「狼は蒼い月を抱く」高塔望生さん
こちらも古い作品だからか評価は高くないですが、わたしは好きです。
元ヤクザの便利屋✕アメリカ帰りの外科医。
闇治験が絡む医局モノで、お飾り的な白衣ではなく、しっかりとお仕事しています。
ストーリーは、まぁ、ありがちで少し物足りない感はありますが、攻めがとにかくカッコイイ。
文体も叙情的で何処か哀しげで、孤独を抱えた大人同人の恋愛がしっとりと描かれています。
ちるちるが開設されたのが2008年からだそうで、それ以前に発売された作品は、どうしてもレビューが少ないです。
秀香穂里さんの「挑発の15秒」(2005年)
大好きです。
同じ会社のCMプランナーのコンペのお話。(15年前の作品なのでCMの仕事のやり方は、今とは違うでしょう)
受けが、30代のリアルゲイのオッサンで、超が付くほど社交的。どんちゃん騒ぎ大好きで、しょっちゅう記憶を飛ばす。さらに、貞操観念のハードルがものすごく低い。最高の受けじゃないか!
でも、CMプランナーとしての仕事には、一切妥協はないのです。
強いていうなら、たぶんこの受けキャラは時代を先取りし過ぎていたのか?と。
現在はオッサン受けは大好物の人は多いと思いますが、若くないし健気でないし、ビッチになり兼ねない受け、2005年の読者にはきつかったかなあ。