答えて姐さん 腐女子の掲示板 「コミック」



【ネタバレ】官能リマインダー 解釈をご教示いただきたい

匿名

20/06/04 19:53

回答数:4

官能リマインダー、大好きな作品で読み返すのですが、
宗平の彰大へのカムアウト問題について、いまいち、うまく解釈できない点があってご教示いただけたらなあと。
レビューも読んでるのですが、解決せず。

ルカスと宗平の会話で、彰大へのカムアウト・未練について話す場面。
宗平「ゲイなこと、好きだったことを彰大に言うべきだと思っていた→でも自分の個人的な感情で彰大は知らないし、無理に言うことじゃないよな→でもそれって逃げだよな、勇気が出ないだけ」
ルカス「彼にとっては今のままは残酷かもね」
宗平「え」 
ルカス「俺は味方だから宗平の思うようにしたらいい」
※会話文はまとめてます
このあと、結局宗平はカミングアウトしません。


「彼にとっては今のままは残酷かもね」
→今のままとは「カムアウトしない状態」だと考えています。
ただ、残酷だと指摘されたのに結局言わない宗平の気持ちの流れが理解しにくくて。
ルカスに味方になるって言ってもらえたから、逃げの自分を許容できたってこと?

あと、ルカスがなぜこの場面でこんなことを言ったのかもぴんとこない。
残酷って強い言葉なので。しかも宗平はネガ子だし。
本人からカムアウトさせて彰大側の未練を切りたかったのか、カムアウトさせることで宗平が彰大のことを考える隙間をなくしたかったのか??
結局、味方になるって言ったことで宗平が吹っ切れたから結果オーライ?


官能リマインダーは、縛りと解放(心身の)、女性的でない受けへのがち化粧(そして崩れ)、傲慢な人物へのしっぺ返しなど個人的好き要素がたっぷりで読み返すのですが、なんとなくわかるような、わからないようなでもやもやしています。

回答一覧

4. No Title

私も、匿名1番さんと概ね同じ解釈かな?

『・・・彼にとっては 今のままは残酷かもね』
あくまでも、彰大の立場になったら。って事かな?と。

宗平が自分に友情以上の気持ちを向けている事を分かっていて、そこに少なからずの優越感を持っていた。
でもその気持ちが自分から離れて行こうとしている事を感じて焦っている。
そうなってみて初めて、自分自身の宗平に対する気持ちにも変化を感じていてモヤモヤしてる。
いっそ、宗平から告白してくれたら自分は受け入れるなり、断るなりの答えが出せるのにそれもない。
そうこうしてるうちに気持ちはどんどん離れていってる事だけは分かる。
焦る。
かと言って、自分からアクションを起こす勇気もない。
このまま何もなく宗平が自己完結してしまったら彰大だけが決着がつかずモヤモヤのまま。
そんな事を考えて、ちょっとだけ彰大に同情したんじゃないかな?


残酷だと言われた時に、その言葉を重く受け止めた描写はありませんが
その前段に、自分の気持ちに彰大が気づいているとは思っていない宗平は
「ゲイだとか実は好きでしたとか・・・困るだけだろ?・・・もう言わなくていいや」
って気持ちと
「でもそれってやっぱり逃げてるよな・・・勇気がでないだけ・・・」
って気持ちを言うシーンがあります。
ルカスに何が言われたからじゃなく自身の中で両方の気持ちに決着をつけたんではないでしょうか。
だからその後の
「もういいんだ。もう大丈夫」
になるのかな?と。

私も久しぶりに読み返してみました。
当時は感じなかった新たな発見があったりして面白かったです。
特に(宗平は戻ってこない)ってシーンがちょっと切なかった。
解釈をこうして文章にするのは難しいですね。
私は勝手に匿名1番さんと同じだ!と思ってしまいましたが、それすら間違ってたりしてw

トピ主さまには素敵なトピをありがとうございました。





3. 匿名1番さんの解釈、私は好きです。

こんばんは。
今、このトピを読んで、再読して来ました。
そして自分を含め、他の方の書いたレビューも読み直して来ました。
確かに。確かに、トピ主様の疑問に思うこと、解る気が致します。

匿名1番様の解釈がとても分かり易く書いて下さっているので、私は好きです。
ルカスが宗平に「残酷だ」と言ったのは、挑発とも見て取れますよね。
この時、ルカスは彰大との間に男と男の決着めいたものをつけています。
なので、宗平が何も知らずに彰大にカムアウト&告白(実は好きでした。)したとしても、もう彰大はどうする事も出来ないことを知っている。
こんな言葉を口にするルカスこそが残酷だと思いました。
ただし、彰大は宗平の気持ちに気付いていて、「生きたままピンで留める」様な真似をしていたのだから、彰大はやはり残酷でズルくて、臆病者なんです。
宗平はルカスと恋をすること、ありのままの自分を自分で受け入れられたことで、彰大への想いを静かに終わらせてしまう。
友達として話せる、友達として関係を続けて行ける、そこに他意は無く、胸を焦がす事も無い。彰大との関係はそれ以上何も無い。
それは、宗平に切なく見つめられることに密かにマウントを取っていた彰大にとっては残酷な事でもあるでしょう。
『もう俺じゃないんだな。』と、彰大は胸の内に思います。今更どうにも出来ないと、ひっそりと思うしかない気持ちは、宗平の知らぬ間に終わるのです。

トピ主様、素敵なトピをありがとうございます。
再読するキッカケを頂けて楽しかったです。

1

2. No Title

私もウノハナ先生好きです!

>ルカスと宗平の会話で、彰大へのカムアウト・未練について話す場面。

このシーンの前に、宗平の足枷が解放される印象的なシーンがありますが、その時点で、宗平の気持ちは既にルカスに向いています。と同時に彰大への片思いは終わ(らせ)ったのだと解釈しました。

実は彰大が宗平を恋愛的な意味で気になっているということをルカスだけは気づいていて、彰大も薄々自覚はしているのに認めたくない。彰大も葛藤しているのに、宗平が彰大に抱いている気持ちを伝えないでいる状態は本人(彰大)にとって「残酷」だと。

>残酷だと指摘されたのに結局言わない宗平の気持ちの流れ

宗平は彰大が密かに恋愛的な意味で自分に好意を抱いていることを全く知らないんだと思います。ゲイの自分がノンケの彰大に気持ちを伝えたところで、相手を困惑させたり、関係が変わってしまうことを恐れていたからずっと言わなかったんじゃないかな。

でもルカスと一緒に自分のネガティブな部分と向き合うことによって、気持ちに区切りをつけた。だから波風をたてずにこのまま黙っていようと思ったのではないかと。

説明が下手で伝わらない文章だったらごめんなさい。

1. No Title

”ご教示“というほど大それたものではありません。
ただの個人的な解釈で、すみません。
好きな作品だからこそ余すとこなく、主要人物の心のひだまで読み取りたい、トピ主さんのお気持ちよく分かります。

「彼にとっては今のままは残酷かもね」の私的解釈→
彰大も憎からず宗平のことを想っていた(もしかして友達以上の感情かも)ことを示唆しているのではないでしょうか。
そしてそれをルカスは感じていた。

ルカスが、ともすれば彰大へのカムアウトを唆すような発言をしたことについて→
宗平が彰大へカムアウトしたとして、三角関係のような状況になったとして、それでも決して宗平を諦めるつもりは微塵もない、ルカスの強い気持ちと意志を私は感じました。

残酷だと指摘されたのに結局言わない宗平の気持ちの流れ→
ゲイであること、彰大を好きだったことをカムアウトした場合、確かに宗平の心はすっきり軽くなるでしょう。
でも“好きだった”過去の気持ちやゲイであることをカムアウトされた彰大の気持ちは・・・
カムアウトした場合、しなかった場合、どちらにしても
何らかのしこりが宗平と彰大には残るんだと思います。
それは、好きな気持ちを隠して友達関係を続けていた今までの“つけ”とでもいうべきか?
その上で宗平は諸々のカムアウトを胸に仕舞ったのではないでしょうか。
人の心って全て綺麗に割りきれるものではないですもんね。
上手くまとまっておらずすみません。かえって混乱させてしまったら申し訳ないです。












1

この質問に答える

■回答するにはログインが必要です。

ログインはこちら

PAGE TOP