匿名2番さん (6/6)
私は以前から性癖の成り立ちについて興味があり、勝手に自己分析を繰り返してきたのですが、未だにしっくりくる理解がありません。
性癖の成り立ちについて、インターネットで調べるとと、性癖の形成は、幼少期のトラウマや過度なストレスが原因であることが多いと書いてあります。
しかし、私個人としては、私の性癖は幼少期(3、4歳)から変わっておらず(幼少期はそれを「性癖」とは認識しておらず、ただ純粋に好んでいた)その原因となるトラウマなども心当たりがありません。幼少期は、性癖に刺さっていたシーンをテレビで何度も巻き戻して見たり、そのような描写のある本を繰り返し読んだりしていました。私としては「気づいた時にはその描写が好きだった」という感覚が強く、原因となるようなエピソードが全く思いつきません。
また、幼少期は、自分の好きな描写(現在の性癖である描写)が、道徳的、常識的に何となく恥ずかしいことであるとは理解しており、周囲の人に話すことはありませんでした。このような感覚が「性癖」というものであると知ったのは10歳くらいだったと思います。
そこで、皆様の性癖事情について詳しくお聞かせいただきたいと感じています。皆様はどのような性癖を持ち、なぜそれが性癖となったのでしょうか?幼少期から性癖が変わらない人、思春期に性癖が形成された人など、皆様のエピソードを詳しく伺いたいです。
長文で奇妙なことを伺ってしまいすみません。よろしくお願いします。
匿名2番さん (6/6)
>>12
素晴らしいご回答ありがとうございます。
怪我をしている描写がお好きなのですね。怪我と一口に言っても様々ですが、流血表現がお好きな方は一定数いらっしゃる印象があります。ご回答者様は単に「怪我」の描写がお好きなのか、それとも「怪我」に対して性的なイメージを持った上でお好きなのか、これによってもまた解釈が変わってきそうですね。
また、ご回答者様は、ご家族の影響で支配・被支配関係のある描写が苦手であるという点も興味深く感じます。ご回答者様を取り巻く環境が、描写の好みに影響しているのですね。やはり、幼少期から人格を形成する上で、最も身近なのは家族ですよね。多くの人も、家族などの身近な人間関係が、性癖の構築に多少なりとも影響しているのだろうと感じます。
ご回答ありがとうございます。
匿名2番さん (5/6)
>>9
4番のご回答者様、わざわざご返信いただきありがとうございます。
ご回答者様のおっしゃる通り、恐らく多くの方々は、漫画やアニメが日々のささやかな楽しみなのだと思います。「現実逃避」というと少し大袈裟かもしれませんが、そのくらいリフレッシュできる時間ですよね。そのため、数ある作品の中から好みのシチュエーションやプレイを選んで鑑賞したいと感じるのは当然のことかもしれません。
このように考えると、「地雷」というとかなり拒絶的な意味合いが強い表現になりますが、実際は「特に興味をそそられず、関心がないから見てない」という場合もありそうな気がします。
私は三歳位から、足に包帯を巻いているウサギの絵などをよく描いていました。また、通っていた幼稚園の同じクラスの男の子が絆創膏をしているのを見て、かっこいいと思っていました。これは今考えると「性癖」の始まりだったのかもしれません。後に、少年漫画などの戦闘シーンでイケメンなキャラが負傷するシーンに、ドキドキ、ゾクゾクしている自分に気づきました。ただ、後遺症を残すような深刻な受傷、グロいもの(手足が切断されたり)などは苦手で、あくまで怪我をしているけどそれでも平気だぜ、というのにドキドキします。BLでは無理矢理なHも好きですが、人格が蹂躙されているような深刻な無理矢理は苦手で(過去エピソード程度ならOK)、受が後から反撃・反抗したりするもの、または無理矢理とはいっても単に攻の嫉妬からくる激しいH、程度が良いですね。
一方、トラウマに関しては、親が昔から支配的・過干渉な毒親であるため、「支配して言う事を聞かせる」関係性を連想させるもの、いわゆる俺様な攻になよなよした(よく言えば健気)受がほだされてしまうような展開は嫌いで、基本的に対等な関係性、もしくは社会的には上下関係であっても(上司部下、主従など)精神的には対等で受もしっかりと自我があって必要とあらば反抗・策略・逃亡などの行動を取るようなストーリーが好みです。これはあくまでストーリーの好みであって「性癖」とは少し違うかもしれませんね。
匿名2番さん (4/6)
>>8
3番のご回答者様、わざわざご返信いただきありがとうございます。
そのようなご経験をお持ちなのですね。私も小学生の頃、インターネットでたまたま18禁の広告を誤タップしてしまい、かなり刺激的な描写を見てしまいました。そのエピソードは今もはっきりと覚えていますが、その描写は今の私の性癖とは関係ない気がします。その時に見た描写のプレイ、シチュエーションが現在好きかというと、特にそういうわけでもないです。
しかし、ご回答者様は幼少期の体験によって、無理やりっぽいハードな表現や拘束系のプレイには耐性があり、それがお好みの描写なのですね。そのように考えると、ご回答者様のように、一番最初に出会った性的な描写が、その後の性癖の形成、性的嗜好に影響しているという考えもありそうですね。ひな鳥が一番最初に見たものを親鳥だと認識する感覚に近いのでしょうか。
大変興味深いエピソードをお教えいただきありがとうございます。
>>5
素晴らしいご回答ありがとうございます。
ご回答者様もご自身の過去について考えたことがあるのですね。ご自身の貴重な経験、考えを述べていただき、大変嬉しく感じます。ありがとうございます。
先天的な脳の癖と体験記憶の影響という点についてが興味深いですね。たしかに、性癖は自身の体験だけで構成されるものではないかもしれないですね。例えば、女性は本能的に相性の良い相手の匂いを遺伝子レベルで感じ取れるようです。このように、性的な問題は、自分の子孫を残すことや生物的な生存戦略に直結するため、本能的な要素も大きいと感じます。そのため、性癖にも遺伝子や本能という点が影響していそうです。
なんだか壮大な話になってしまいましたが、結局はご回答者様がおっしゃる通り、性癖は、様々な要因が複雑に関わり合い形成されるものだと思います。そのため、数学のように、公式のようなものに当てはめて分析できるものではないですよね。遺伝子や本能については、素人レベルでは研究しようもない話題ですし。人それぞれ色んな過去があり、性癖の形成に、どの過去がどれくらい影響しているのかも不明です。
しかし、幼少期の記憶に限った話では、ある程度は絞り込めるという気もします。そもそも、幼少期に性的な表現と出会うこと自体が少ないですし、他のご回答者様の中には、ご自身の幼少期の体験が性癖に影響していると感じられている方もいらっしゃるようです。「幼児期の体験と性癖」という話題については、まだまだ考察の余地があるような気がしてしまいます。
ご回答者様のおっしゃる通り、分析したところで、明確な答えはわからないものですが、色々思考を巡らせるとなんだか面白いです。私自身も答えを追い求めるというより、思考することそのものが楽しいと感じている節もあります。
とにかく、このような話題にお付き合いくださり嬉しいです。ご回答ありがとうございます。
匿名4番さん (2/2)
4番です
すごく丁寧で鋭いご回答ありがとうございます。
地雷の原因、「我にかえる」ってすごい!
読者は夢中になりたくて読むのに
「我にかえる=冷める」の嫌ですもんね。
けどそれって性癖と同じくらい各々違うわけで
地雷もまたしかりですねー
5番さんのおっしゃる先天的+脳の癖も
すごく納得しました
匿名3番さん (2/2)
3番の者です。重ねてレスすみません。
このトピック、自分にとっても興味深くなんとなく暇な時に他の方の投稿みながら考えてました。
その時にトラウマはないと前の投稿で言いましたが、性癖形成に関わりのありそうな軽いトラウマを思い出しました。
小学生か中学生時に、当時流行っていたケータイ小説の中の無理矢理的な行為描写を読んで気持ち悪くなったのを思い出しました。保健体育で性行為についても学んでおらず、その本のその描写で初めて行為について知ってしまったので、ショックで気持ち悪くて本を床に投げつけた記憶があります…
セーラームーンを見た時には全く嫌悪感はなく、なんかエロいなあぐらいだったので、この体験の方がトラウマ度合いは高かったです
好きとあげた作家さんの作品のハードな描写に抵抗が少ないのは多分この2つの体験が原因な気がします。
1番さんの述べたメカニズムにも合致するので自分の中での納得度が高いです。
匿名2番さん (3/6)
>>4
素晴らしいご回答ありがとうございます。小さな頃から創作活動を行っていたのですね。回答者様のように、素晴らしい作品を創り上げてくださる方々のおかげで、様々な作品と出会い、楽しい時間を過ごすことができています。ありがとうございます。
「地雷がどこからくるのか謎」という点は、私も性癖の形成と共に不思議に感じている点です。私の場合は、「地雷」になるきっかけとして「その描写を見たり聞いたりすると、急に我に返り羞恥心を感じてしまう」ということが多いです。見ていることが、恥ずかしく。苦痛に感じてしまい、その後避けるようになってしまいます。しかし、なぜその特定の描写が突然羞羞恥を引き起こすのかは私自身も謎のままです。(そもそもBL漫画、BLCD自体が世間的には恥ずかしいものであるのに)
性癖の成り立ちと地雷については、何か関係性がありそうですね。興味深いご回答ありがとうございます。
匿名2番さん (2/6)
>>3
素晴らしいご回答ありがとうございます。
セーラームーンの「夢の鏡」拝見しました。少女向けとは思えない描写で、あの映像を幼少期に見たら間違いなくその後に影響しそうですね。はらだ先生や座裏屋蘭丸先生の作品は、拘束系などのハードな表現が印象的で、ファンもかなりの数いらっしゃいますよね。ハードな表現を好む方々はどのような点が共通しているのかも気になる点です。ご回答ありがとうございます。
匿名5番さん (1/1)
先天的なものもあると思います。動物としての生理的欲求と、遺伝子で決まっている脳の癖です。それプラス体験記憶の影響だと思います。
思い当たる原体験がないのに好きなものは、生まれ持ったものがあるか、原体験を忘れてるかじゃないでしょうか。
しかし体験記憶は何かへの愛着も生み出しますが、恐れや回避に繋がることもあるし、そもそも人の感情が複雑なので「こう経験したからこうなった」とシンプルに言い切れることもなかなかないと思います。いろんな影響がいわば重ねがけされてるわけですので。
なんで自分はこうなったんだろうという分析に凝ったことが私も過去にあるのですが、今は考えても仕方ないなという考えです。
分析したところでわからない事のほうが多いし、逆にわかることなら考えなくても自然にわかります。
忘れられていたものが急に思い出されることもあります。
トピ主さんも、ある日突然ひょんなことから「あれが原体験か」と気づく瞬間があるかも。
匿名4番さん (1/2)
私は小さな頃からストーリーを考えたり
漫画をかいていたのですが
その頃からすでに好みのシチュエーションがありました。
自分もアニメの影響かと思います。
周囲からのトラウマや刷り込みはなかったです。
自分も
性癖の逆、地雷はどこからくるのか謎です。
匿名3番さん (1/2)
性癖としては拘束が好きで、割とはらだ先生や座裏屋蘭丸先生の作品など好んで読みます。きっかけ的なものは多分幼少期の時にセーラームーンでそういうシーンを見たのが最初だった気がします。検索して調べたんですが、恐らく夢の鏡だったかと
幼少期のトラウマとかは特にないです。
匿名2番さん (1/6)
>>1
素晴らしいご回答ありがとうございます。とても興味深い内容ですね。やはり幼少期の出来事が性癖の形成に大きく影響しているという説が一番濃厚でしょうか。
特に、記憶を反芻という話が印象的です。芸人の方は、「怒られる」というある種トラウマ的な体験を何度も思い出すことで、無意識にその場面への免疫をつけていたのかもしれませんね。
このように幼少期のトラウマについて、記憶の反芻という話題にフォーカスを当てると、「脳がトラウマを克服するために記憶を反芻し、単純接触効果の影響で徐々に性癖になる」という説が最も有力なように感じます。しかし、調べてみると「脳がトラウマ体験の恐怖に支配されないよう、トラウマ体験を快楽だと思い込むことで克服し、性癖が形成される」という説もあります。これもまた有力ですね。どちらも似たような成り立ちではありますが、若干の違いがあり、興味深いです。
とにかく、子どもの頃の記憶をもう一度思い出して考察してみようと思います。素晴らしいご回答ありがとうございました。
匿名1番さん (1/1)
個人的には、幼少期に初めて受けた強烈な性的エピソードが影響するような気がします。それが本人にとってネガティブかポジティブかに関わらず。
ある熟女好きの芸人さんが最初に目覚めたのは、子どもの時に友達のお母さんに関するHな物をたまたま見て叱られてからだそうです。そこからずっと母親くらい年上の人が性癖になったようなことを言っていたので、最初に強烈なものに接しちゃうと刷り込まれちゃう気がします。幼少期の強烈な経験はその後も残りますし、そこから何度も記憶を反芻しているうちに「○○=性的なもの」として固まってしまうのかもしれないと思いました。
幼少期のトラウマに関係するかどうかは、私も経験上心当たりがあるのであり得るかと思います(暗い話になるので具体的な話は控えますが)。ネガティブな経験こそ心に残りやすいので、そこから歪みが生じて影響は出るかと思います。多分ある程度色々と確立された大人が受けたなら、それらの経験が性癖にはならないかとは思いますが、子どもの頃だとそれが最初のものとして残るので、歪みとして性癖になるのかなと思いました。