匿名5番さん (1/1)
SMをテーマにした作品がありますが、以前から疑問に思っていたことがあります。
SMって、いわゆる虐めたい人(サディスト)と虐められたい人(マゾヒスト)のプレイですよね。
サディストは虐めたいということは、相手の苦痛で嫌がることがしたい欲求があるイメージなのですが、相手がマゾヒストの人だと虐められると喜んじゃう訳だから、求めてるものは獲られるのか?という疑問です。
よくS攻めとM受けのカップルがいますが、受けが気持ち良くなるように攻めてあげてるってことは、この攻めはむしろ奉仕(Sっぽくしてるだけ?)してるだけじゃないかと思ったり。
サディストとマゾヒストのカップルって成立するんでしょうか?
ただ肉体的な痛みを与えたい(痛がってるのが見たい)、与えられたい(痛みがほしい)というだけで完結するなら分かるのですが、相手がそれで結果的に精神的に喜んでいるかどうかは関係ないのでしょうか?
あと、相手が嫌がる様子を見て喜ぶのは、SなのかMなのかも疑問です。嫌がってるのが嬉しいのはSっぽいですが、他人に嫌がられるのって傷つくと思うとMっぽい気もして訳がわからなくなりました。
BLを通して、エロの世界は奥深いと知りましたが、まだまだよくわからなくて。
同じような疑問を持った方や、それはこういうことだよって方いたら教えてください。
匿名5番さん (1/1)
定広美香先生の『ヴィーナスに接吻』もぜひ読んでみてください。
匿名4番さん (1/1)
SMについては他の方とだいたい同じ解釈です!
私の大好きな作品をひとつオススメさせてください。
「歌舞伎町バッドトリップ」汀えいじ先生
ソフトSMですが、攻めと受けの気持ちや関係がとても良いです。
もし未読でしたら是非。
匿名3番さん (3/3)
>>4
たくさんのオススメありがとうございます!
ぜひとも読みたいです!
匿名3番さん (2/3)
>>2
回答ありがとうございます!
SにしてもMにしても、色んなタイプがいるんですね。
単純に、サディスト=苦痛を与えたい人、マゾヒスト=苦痛を与えてほしい人だと思っていたので、そんな簡単なものではないと勉強になりました。
確かに、私が予想していたサディストの場合だと、BLにするにはかなり作者の技量が必要ですね。好きな相手に心身ともに苦痛を与えたいとなると、攻めからの一方通行で、ただの鬼畜攻めで終わってしまいそうです。恋愛ものには、なかなかならないですもんね。
マゾヒスト目線でも、優しさなんていらない、心底嫌々そうに虐めてほしいってなると、恋愛関係の相手にそれを求めるのは厳しいかも。
そうなると恋人関係のSMは、必然的にお互いの反応を見ながらの、相手の自分も喜ぶようなやり方を模索するしかなんですね。
ヴーン、奥深く、難しいです。
とても分かりやすい説明でスッキリしました。ありがとうございます!
匿名2番さん (2/2)
>>1
すごく分かり易く且つ本格的に説明されていて感服しました
そして由良先生作品、知らなかったのでチェックさせていただきました
とても気になります
私も他3作品はしっかりベースにSMを結構敷いた作品で好きなので由良先生作品への期待が高まります
知れて良かった、勉強になりました
>>主さん
既出作品よりプレイより概念的なSM要素や調教の方が強いかもですがSMを上手に取り入れてたり題材にしていると思う作品です(本格的SMというよりBLのSM感強めです)良ければご確認下さい
車輪の下
夜はともだち
ひとりよがりのバニラ
愛欲調教
調教の時間
一目ぼれした人がドМだったもので
キモチの行方
カリギュラの恋
男の飼い方
感応性プレイシングス
ZARIA オムニバス -緊縛-(同人)目で楽しむSM強め
桜田先輩改造計画
SM全面ではないですが嗜虐性と被虐性の色が出ている作品
けものあそび
1DKえっち
キアロスクーロの肖像
ようこそニューワールド
簡易的パーバートロマンス
匿名3番さん (1/3)
>>1
分かりやすい解説ありがとうございます!
BDSM、初めて知りました。
確かに、相手の同意無くしては犯罪になってしまいますね。
BLの設定で、たまたま出会った二人が、S攻めがちょっかい出したら、実は受けが潜在的Mで…なんてストーリーがありますが、本当にファンタジーな出会いだと実感です。
オススメくださった作品は全て未読なので、勉強がてらぜひ読みたいです!
何か気になると突き詰めて考えてしまい、ずっと不思議に思っていたので助かりました。
ありがとうございます。
匿名2番さん (1/2)
SMは一言でこうだよ!って言えないのがまた魅力かな?って思っています
トピ主さんの疑問のお答えになってはいないかもですが私なりに思う事です
良かったら…
SMは特殊な性癖だからこそ本当の「パートナー」を得るのって難しいらしいですよ
お互いの本能的欲求がはまるって結構大変ですよね
また、本能がメンタルに起因するのかフィジカルに起因するのかでも違いますしね
だからこそビジネスとして成り立つSM倶楽部が昔からあったりするんだと思っています
SMのSはよく「サービスのS」とも言われます
なのでMが望む被虐性を自身の持つ嗜虐性で満たしてあげる事で成り立つカプもいます
一方根本的に「嗜虐嗜好」が優先されるSはサービス意識が薄いのでMを満たしてあげるという意識も当然薄いです
なので徹底的に虐め抜きます
例えば上記の2つのCPの例をプレイで表すと…
前者は低温度のSM用蝋燭を使い高い位置から肉の厚い部分に垂らすケド、後者は薄い肌部分や局所を狙い低い位置から垂らしてMを虐める
S視点から言えば前者は悶えて満足するMの姿を見てS自身も喜ぶ
後者は自らがMを虐める事自体に快感を得る
同様にM視点から見るとまたSに求めるものがあるか、または自身の欲求が満たされさえすればいいか、など違いがありそうです
BLで言えば後者のキャラを題材にしてしまうと「LOVE」が発展しにくくなるので基本は前者のキャラが多くなるのではないかな?と思います
根本的に両者の潜在的な100%の嗜虐×被虐だとSMにある程度の造詣や理解がないと精神的に繋がっている事が理解され難くプレイ重視な話って見えるのかも知れませんね
ここを上手く説明しながら展開してる作品って凄いなって思います
こういった疑問を分かり易い設定に進化させたものがDom/Subユニバースになっているんじゃないかな?と、私なりに解釈しています
ほんと奥が深いですね~と私もつくづく思います
匿名1番さん (1/1)
これはあくまで個人的見解ですが。
一般にSMと言っても好みや性癖は細分化できるので、簡単にまとめるのは難しいのですが、
大枠で「BDSM」↓という概念で考えられています。
Bondage :緊縛
Discipline:躾、懲戒
Sadism & Masochism:サディズム & マゾヒズム
そして、これらの趣向者たちに最も重要視しているのが、
当事者が自由に、かつ全面的に同意していること。行為に参加する当事者が、相手に苦痛を与える、あるいは苦痛を受ける、身体的に暴行を加える、暴行を受ける――といった行為を、本人の自由意志で全面的に受け入れていなくてはならないこと。
と言われています。
本来のBDSMはこれを双方理解実践していないと、
ただの暴行犯罪になります。
実際、リアル法医学系の現場では、体にアザ(噛み跡、拘束痕、殴打痕)が残るような性交は犯罪として判断されているようです。婦人科でもDVと疑われるとか。
なので、SMでカップル成立するのは、あくまで双方同意が求められるということですね。
同意がないのは正直犯罪に近い認識です。
とはいえ、BLはファンタジーなので、多少強引でも後から気持ちがついてくればありになっちゃうケースもよくあります。
そこの線引きをしてファンタジーとして楽しむのがよいかも?
以上長くなりましたが、
個人的にまじめなSMプレイ漫画として以下をオススメします。
ルームメイト ラナ・マクレガー
初心者同士が双方同意確認と手探りしながらプレイを楽しむ作品。
MR 由良環
アメリカのガチガチのSMコミュニティが舞台。かなりハード。
SMごっこ 三井椿
プレイルームでがっつりプレイ。ハードだけど、ルールを重んじてアフターケアもしっかり。
蝶と花の関係性 akabeko
本格プレイというよりはしっかりめプレイと精神的関係を楽しめる。
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