腐りはじめて6年目ぐらいで商業誌でいえば
100冊ぐらいはBL作品を読んできましたが、
未だにBLとJUNEの違いがよくわかりません。
またボーイズラブ作品は本屋さんなどでは
耽美系ともいわれますが、耽美の辞書的な意味は理解できても
BLとどのように関わってくるかわかりません。
疑問の発端は今年の『このBLがやばいです!』です。
81ページのBL年表に『間の楔』が載ってなくて疑問に感じました。近年新しいOVAが発売されたり不朽の名作なのに
何故だろうと、
しかし考えてみれば『間の楔』はJUNE作品だから
BLとは違うのかと思いました。
BLとJUNEと耽美の定義を教えて下さい。
>>2
定義は難しくとも
BL、JUNE、耽美の関係性は理解できたように思えます。
PDFファイル拝見しました。
とても詳しくてBLにまつわる歴史の教科書のようです。
やはり中島梓さんや竹宮恵子さんたちには感謝ですね。
>>1
過去にもこのような質問が有ったことに気づけませんでした、URL貼って下さってありがとうございます。
やはり、なかなか明確に定義することは難しいように思います。
しかしながら、ある程度はつかめました、
ありがとうございます。
個人的な資料確認の結果で恐縮ですが。
まず最初に存在した区分は「耽美」だったと思います。
JUNEと言う区分が成立する以前に男性同士の関係描写の
隠語として用いられていたものかと。
JUNEと言う言葉は現在のジュネットの親会社・サン出版から
刊行されていた雑誌の「JUNE」【創刊当時は「comicJUN」】が
由来です。言葉自体が発生したのは1979年2月になります。
この『JUNE』と言う言葉ですが、最初の頃は今用いられて
いる様な意味合いとは少し違っていた様です。
当時の「JUNE」紙面から察しますに読者の美意識にかなえば
皆『JUNE』と言う認識だった様ですね。
そこから耽美の色合いの部分が強まっていったのが現在の
認識ではないかと思われます。
BL…『ボーイズラブ』と言う言葉は『JUNE』から遅れる事
10年余り、1991年12月に白夜書房(コアマガジンの親会社)
発行のオリジナルアンソロジー『イマージュ』のキャッチコピーと
して登場しました。
この言葉を考案したのはこの本の編集長であった
あらきりつこさん(白城るたさん)です。
ただこれも言葉が作られた当時は今の様な明るいイメージでは
なく、JUNEや耽美に近いと言うか言換え語みたいに用いられて
いました。
こう言う経緯があって、現在も一部の本屋ではBL=耽美と言う
解釈をされるのではないかと考えられます。
手前味噌のPDFですが、以下が参考になりましたら。
「ボーイズラブ回顧年表(20130324版)」
http://bllogia.files.wordpress.com/2013/03/blchronicle_20130324.pdf
http://www.chil-chil.net/answerList/question_id/122/
http://www.chil-chil.net/answerList/question_id/513/
100%これがそうです!!
みたいな答えはないですが、皆さんからのコメントとか読んで
何となくの雰囲気はつかめたかな??(笑)
参考までに見てみてください(^^)
この質問に関する回答は締め切られました