答えて姐さん 腐女子の掲示板 「初心者の質問」



奈良○春さんの

アイリーンアドラー

12/11/29 00:32

回答数:22

十数年ぶりにBLカムバックさせていただいたのでオワコンならごめんなさい。
奈良○春さんのイラスト、数年前までの神作品をみてあまりの色気に卒倒しそうになったんですが、ちょっと前から「へ?」
ってくらい変ってしまい…orzです…
大変申し訳ないですが、ぶっちゃけ酷くないですか?
皆さんどう思ってるんでしょう?
私は絵心がゼロなのでわかりませんが、イラスト描かれる方って他の方でもこんなに数年おきにどんどんタッチが変ることってあるんですか?作戦ですか?

よく小説で奈良さんの挿絵の作家さんがあとがきで「今回もステキなイラスト云々」と書かれているのを読んで、「え?マジで?以前と全然違うじゃん、君、本気でいってんの?」と思ったりするんですが、この件に関してレビューされている皆様もほとんど何も書かれていないですよね?

小説のレビューで皆様、歯に絹着せぬレビューで本当にイエスマンにならない熱意あるレビューでこれからBL読む参考になるコメントを書かれているのにこの事に関しては、
「うーんちょっと…」で終了みたいな。
ここまでスルーって何かあるのかとおもってしまうんですが、緘口令でもあるんですか?
オワコンですか?
闇のルートで消されるんですか?

こんなに変ってしまいびっくりです、存知の方いらっしゃったら、もしくはご自分なりの見解がありましたらお答えいただきたいのですが…是非ともよろしくお願いいたしますm(_ _)m


回答一覧

22. 奈良さん大好き!

おじゃまします!
大好きな『表紙買い』イラストレーターの御ひとりです。
すぐに、奈良さん!って分かるとこが素晴らしいです。
「奈良さんでお願いします」と指名されている作家(または出版社の担当)多いのではと思います。
確実に売れるイラストレーターってスゴイです。
私は、大好きです。

21. 劇的な変化ですよね

こんばんは、お邪魔します!
奈良さん、好きなイラストレーターさんなので思わず参加させていただきました。

私はもともと「絵がかわっていたことに気づかなかった」派です。
英田さんの「エス」でお名前を意識し、バーバラさんやいおかさん、ふゆのさんの作品で「綺麗な絵だなぁ」と思って拝見していました。
絵の変化が如実になったのは、やはり「交渉人」や「薔薇」、「退屈男」シリーズのあたりでしょうか(単に私がそれをリアルタイムで追っていたのですが)。でも腐友に言われるまで、それほど変わったとは気づいていませんでした。よくよく見れば、というくらい。
しかし腐友は「兵頭が歌舞伎になっちゃった!」と悶絶していましたし、確かに啓とラウルがラウルのお部屋でいたすシーンでは、彼は一体どっちを向いているのかなぁとしばし悩みました。

ですがそんな「変化後の奈良さんはNG」と主張していた彼女の態度が軟化したのも、「交渉人」と「薔薇」の挿絵でした。主に表紙や口絵でしょうか。
一見すると単なる装飾である小物が、読了後にちゃんと見ると、一連のメッセージになっている。隠された意味を汲み取ったとき、さらなる余韻を味わえる仕組みといいますか。
あまり絵画や芸術に詳しくないのですが、宗教画のように、ただ絵として美しく観賞することもできるけれど、ひとつひとつのアイテムや色遣いにもそれを選ぶ理由があることを知っていると、さらに深く楽しめるという。
以前の奈良さんの絵は、確かにずば抜けて美しかったと思います。けれどいまのように、デフォルメや暗喩を散りばめた構成は難しかったのではないでしょうか。本来的な意味での挿絵を超えた、という部分では賛否あって当然ですが、私はいまの奈良さんも好きです。

絵の好みや押し出しの好みはおいても、私がなにより奈良さんが素晴らしいと思うのは、とにかく内容をよく読み込み、理解して、ご自分の言葉で(イラストとして)表現されているところです。
ただの挿絵ならばイメージに合う合わない、そもそも絵が好きじゃない、という次元の話でしょうが、それがあるから多少キャラクターのイメージからはずれようと、もはやイメージなんて吹っ飛ばしていようと、「奈良さんだし」と思えてしまいます。
たまにありませんか? このイラストの方は本当に通して読んだのかな・・・というシーンの挿絵が。(作者さんのお時間の都合かもしれませんが)

私にとって現在の奈良さんは、付加価値を含めて楽しむイラストレーターさんです。表紙をまずじっくり眺め、中身を熟読してもう一度表紙を眺める。そして「なるほど!」と感動する。なかなか文字を読む前から楽しませてくれる方はいらっしゃらないから、美しいだけの絵に戻るよりはいまの道を進んでほしいと思います。
ただまぁ、最新の清和くんは歌舞伎を超えて獅子頭になったな、という妙な感慨はありました。

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20. たくさん作品ありますね!

はじめまして
私はBL読んでまだまだ浅いからかな?
絵の事はまったくわからないからかな?
まったく気にならないです。
あらためて奈良先生のたくさんの作品を見てみましたが
どの作品もそれぞれに良い味出してます!
シリアスからコメディまでお見事だと思います。
奈良先生の仕事量が凄いので 身体を大切にして欲しいです。
思わず『表紙買い』してしまう強烈インパクトは素晴らしい!

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19. 二度目、すみません。

アイリーンアドラーさま。
お返事ありがとうございました。

↑の7では、主に『小説レビューでのイラストの扱い』に特化して書きました。先に述べましたように、私は特別奈良さまが好きというわけではないので、ファンとしてのコメントはできないためわざとそうしたんですが。

私もみなさまのコメント拝見して、『すごい、ポジティブな方が多いんだな~』と感心しました。

私も、ぎがさまと同じく奈良さまに『思い入れはない』立場です。ですから、絵が変わられたことにも『ショック』はないんですね。まったくの他人事として『すごい変化だなあ』とは感じますが。

で、あくまでも他人事としてになりますが、私個人の感覚では以前の奈良さまの絵は『好みではまったくないけど、どう思うかと訊かれたら上手いとしか言いようがない』というところでした。そして今の絵は『やっぱり好みじゃないのに変わりはないけど、まだ前の方がよかった』なんです。正直、今の絵は押しつけがましいと感じます。小説の挿絵としては私は歓迎できません。←漫画や、個人の画集ならまた別。

まあ、私は小説挿絵として『人気がある(らしい)』方は苦手なことが多いので(『人気があるからイヤ』なわけでは決してないですよ。結果的にそうだというだけです)、こんなところまで少数派なんでしょうが。

アイリーンアドラーさまのお気持ちは、よくわかるんですよ。
そして私も、このニックネームを拝見するたびに『ホームズだぁ』と思ってしまいます。

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18. さして思い入れのない立場から・・

アイリーンアドラー様、こんばんは。
奈良さんの絵にさして思い入れはないですが、しいて言うなら以前の絵は「どうでもいい(好みじゃない)」、今の絵は「面白いし、悪くない」と思っている立場でコメントさせて下さい。

私が商業BLに手を出し始めたのが2007年後半~2008年ごろであり、今になって思うと「以前の奈良さんの絵柄」による挿絵がまさに人気絶頂といった時期だったのだと思います。
私はBLCD→原作というルートで様々な作家さんに触れていったので、奈良さんのイラストも当然CDジャケットに使用されている小説の表紙絵として認識しました。
あまりにも奈良さんイラストのCDジャケットが多いことから、人気のイラストレーターさんであろうことには気づいたのですが、私個人としては、シリアスな内容にはぴったりくるタイプの端正な絵の方だと感じただけであり、他のイラストレーターや漫画家さんとの比較でどこが突出していて読者の心をつかんでいるのかは全く理解できませんでした。

もともと小説はあくまでも作家買いであり絵師買いをすることは断じてないため、結果的に現在奈良さんイラストの手持ち小説は、榎田尤利さんの『交渉人』シリーズと英田サキさんの『デコイ』『ヘブンノウズ』のみですから、表紙だけではなく挿絵まで見ているのがこれしかない状態でわかったようなことを言うなと思われるかもしれませんが、少々お付き合い下さい。

さて、私の手持ちの中では一番古い『交渉人は黙らない』(2007年刊)のみがいわゆる「以前の絵」、『交渉人は疑わない』『交渉人は振り返る』『デコイ~囮鳥』『デコイ~迷鳥』(2008~2009年刊)が「(おそらくデジタル化に伴う)変わり始めの絵」、そして明らかにタッチの変わった「今の絵」のはじまりが『交渉人は諦めない』(2010年刊)以降として分類できると思います。
「変わり始めの絵」も「以前の絵」と比べれば描線や色遣いはかなりシャープになっていますし、表情のつけ方にも漫画的なデフォルメが入ってきていますが、描かれる身体のバランスに以前の名残があるためにさほどの違和感は与えなかったのだと思います。
2010年ごろから表情だけでなく身体の描き方のデフォルメが顕著になるとともに、>>13で縞々さんが述べておられるような情報量の多いイラストになるに至り、アイリーンアドラーさんのような疑問を抱く方が出てきたと記憶しています。

あくまでも個人的な考えですが、奈良さんの今の絵によるアドバンテージは、「表現のデフォルメにより、コメディ要素のある作品に存分に対応できるようになった」、この一点につきると考えています。
そして、私がどちらかというと漫画読みであり、漫画的な表現・情報量の多いイラストが好みであるからかもしれませんが、奈良さんが担当されることの多いエンタテインメント性の高い作品を書かれるベテラン作家さんの小説の挿絵として、現在の奈良さんの表現方法は、最初にも書いたとおり「面白いし、悪くない」と思うのです。

…まぁ、そういうふうに考えている読者もいるっていうことで。

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17. 皆様ありがとうございます

たくさんのレス頂き感謝です。
ほんとに勉強になりますm(_ _)m
もうね、「やっぱりみんな思ってたのか…」みたいな。
しかし皆様大人ですね。超大人。
達観されたような文章にはすごいなっておもいます。
でも、「今の奈良さんの絵は以前より◎」って方はいないように見受けられるんですが…。
オブラートに包みながらこれからの活躍を見守るって感じなんでしょうか?
でも、何ていっていいのかよく表現しづらいんですが「裸の王様」になってしまってはだめなんじゃないかって思ってしまうんですよね…ありがとうございました。


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16. 生きているだけで丸儲け\(^o^)/

 アイリーンアドラー様

 はじめまして。
 お気持ち、わかります。私も去年までは「今の奈良先生の絵もすごく素敵だけど、昔の絵の方がより色気を感じたなあ…。」と思っていました。
 しかし今年の初冬、朝南かつみさんの訃報を知り。
 ものすごく、淋しくなりました…
 もう二度とあの方の素晴らしい新作を目にすることができないんだなあと思うと…
 それを思うと、生きて色んな作品を描いてくださるだけで嬉しいというか。
 亡くなられなくても、結婚や出産や御病気やさまざまな理由でこの世界からいつの間にかおられなくなる絵師さんも少なくないですよね。
 ですから、多少?変化しても描き続けてくださるだけで嬉しい…この頃はそう思ってます。

 まあ、長く生きてると変わらないものなど何一つないなあと実感することもしばしばで。
 変わるってことは生きているってことだから、ある意味凄いことなのかなあと…

 私はどちらかというと、作品と絵師さんのイメージがあまりにも合わないときにイラッとします。(笑)
 昔はよく小説雑誌でそういうことがありまして。
 「この担当編集さん変わった趣味なのか?何考えてこの組み合わせ選んだんだろう?」 

 その点、大洋図書さんとかはそういうこと、あんまりなくて安心して読めますね。むしろ素晴らしいコラボに感動したり…
 
 この度、このスレッドを拝見して大変勉強になり、またとても楽しかったです。みなさん奈良先生、大好きなんだなと。
 
 私はそれこそ美術で10段階の3を通知表でもらっていた人間ですので、絵のことはもう全くわからないので。
 でも見るのは大好きなので。本当に楽しかったです。
 素敵なスレ、ありがとうございますm(__)m
 皆様の熱い愛を感じます(*^。^*)
 そして、私も改めて「奈良先生好きだなあ…」と実感させていただきましたもん。 

 なんか、久しぶりの参戦で、いよいよ的外れで不愉快なこと書いていたらごめんなさいm(__)m

 追伸
 私もホームズ、大好きです。最近の現代版にも出てましたね、彼女。とてもすてきなニックネームで、うっとりしました♡ 

 

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15. 2度目の書き込み失礼致します♪

アイリーンアドラー様、

あれ?バッサリ切ってましたか?
申し訳ない(汗)普段から気を付けていますが、ワタクシ口調キツイんです…御免なさい(。>д<)
>同じシリーズを同じタッチで描く事は無茶か?
この件ですが、奈良先生程の絵師様でしたら可能だと思います。
しかしこれだけ多くの方から問題視されてきたにも関わらず、「変えない」という事は、先生自身が今の絵がベストだと考えておられるのだと思います。

絵を描いておられる方は経験があると思いますが、絵って描けば描くほど変化してゆきませんか?
その変化を進歩とみるか、劣化・退化とみるかはあくまで他者の意見であり、自分の中では成長し続けてるんですよね。(スランプは別として)
だから批判されても変えない、変えられないのでは?

例えば文字を書くにしても、数年前の字と変わってませんか?昔の字を書けといわれても難しくないですか?それでも書かないといけないならば、昔の文字を真似て書くしかないですよね。
絵を描くのも同じです。もう今の自分の絵ではないので、昔の絵を模写する事になります。
分かりにくい説明で御免なさい(--;)

>手描きとPC処理された絵はそんなに違うのか?
私もPCで描いた事ないので、よくわかりませんが、う~ん…極端にいえば、フリーハンドで直線を書くのと定規を使った直線の違い?
今は優れたソフトが沢山出ているそうですから、一概にはいえませんが…。

ofnotice様がおっしゃる通り、デジタル化、デザインを重視した絵に変化したという事だと思います。
私の中では、奈良先生の昔の絵がデッサン(或いは写実絵)、今の絵はビジュアルデザイン(或いは抽象絵)という位、比べられないんです~。
要点の纏まらない、よく分からない意見で御免なさい…(*_*)
長々と失礼致しました(^_^)/~~

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14. 同感です・・・

はじめまして。泰ぴかと申します。質問に答えるのは初めてなので失礼があったら申し訳ありません。
いつもは閲覧するだけなのですが、この質問には私も思う所があり参加させていただきました。
私自身がBLから10年以上離れていて、また嵌りだした口なので正直
奈良先生自体を認識していなくて、初めて奈良先生の挿絵をみたのが
愁堂先生のスナイパーシリーズ?でした。
挿絵ありきで小説を読むくちなので、どうも受付ない挿絵だな・・・
というのが最初の印象で。
あるサイトで挿絵作家様の人気投票がありそこに奈良先生もが上位に入っていたのですが、今のデザイン重視のような挿絵しか認識していなかったので、皆さんってああいうイラストが好きなんだ~と。意外だなーって思っていて、改めて奈良先生の作品を追って行ったら「え!?」このイラスト同一人物が描いてるの!?と、驚愕でした。
同姓同名の違う作家様かと思いました。
昔の作品を見ると奈良先生が上位なのもわかるな~と思いました。
自分が好きな作品は小説家様とと挿絵作家様のペストコラボの作品が多いので、挿絵作家様ありきでBL小説が好きな私には自然と
手は遠のきますね・・・
購入だけして読んでない奈良先生の本がうちにはうようよあります。
奈良先生のイラスト作品が未だに多いということは人気があるということなのでしょうか。昔のイラストが美しかっただけに惜しい気持ちは常に残ってしまうのが正直な感想です。

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13. 意見に逆行するようですが...:

興味深いご意見が多くて、心躍っております。アイリーンアドラー様はじめまして。誰もが口をつぐんできた問いを代弁してくださって有難う御座います。

さて、最近の奈良先生のイラストを「デザイン性が高くなった」という意見が多かったので、恐縮ながらも反対意見を述べさせて頂きます。
結論から言うと、デザイン性はほぼ無くなり、より「イラスト的」になったと感じます。

恐らく、私の言う「デザイン性」と皆さんが仰る「デザイン性」というものが違った意味合いを持っていると思うので、億劫とは思いますがまず私の言う「デザイン性」について説明させて下さい。
私の場合のデザインは「伝える能力」です。つまり、「相手の考えている事を先に読み取り、効率が良く最も早く伝達出来る手段を考え、見易いよう情報を取捨選択出来る」能力です。(長いですが...)
分かりやすい例を出すと、ピクトグラムなんかがそうです。誰でも知ってる「非常口マーク」。見た瞬間、1秒もかからずに何の事だか理解出来ますよね?あれがデザインであると私は思います。

さて本題ですが、昔の、私が好きだった頃の奈良先生(言い方が悪いですけど)は、デザイン性が凄く高かったのです。つまり、何が物語の最も大事な要素なのかが分かり、かつ膨大な情報を「削ぎ落とす能力」が先生の、他挿絵家と一線を画す部分だったのでは無いかと思うのです。昔のイラストは、「間」を大事にし、かつ「完結したシンプル」なデザイン、それなのに画面が流動的である。私の最も大好きなポイントはここでした。

しかし近年、「情報を削ぎ落とさず、全部つっこむ」絵に変わりました。良い悪いは抜きにして、これはデザインとは呼びがたい。絵画とも言い難い。「漫画的」というのが個人的にしっくりきます。
何が主役で、何が最も伝えたい部分で、読者の心に最もストンと落ちるポイントはどこなのか?が全然伝わってこないイラストに変わりました。これが私の「あれぇ....」と思った部分です。

また、非常に個人的嗜好に偏った話ですが、私は、挿絵とは「イメージ」であって欲しいのです。「説明される」挿絵がすきではありません。だって説明される必要がない。その部分は既に文字におこされて、絵よりも分かりやすい解説が付いているのですから。
人気絶頂の奈良先生は、「イメージ」を大事にした挿絵だったように思うのです。今のあの、けたたましい作画は、説明されているような気がしてなりません。

私も奈良先生の挿絵が大好きで大好きで異常な時期がありました。こんなに1人の挿絵画家が好きで、作家も問わず購入を決めたのは後にも先にも奈良先生だけだと言えるくらいです。
特に、私は「交渉人シリーズ」の一作目や「誘惑」「赤蜥蜴の閨」あたりの作画がたまらなく好きです。
今のイラストも、一部では「馬ヅラ」と評される人物描写は嫌いではありません。ポップな作画も。
ただ、どうしても暴力的に押し付けられているような印象を絵から受けるのです。なまじ描写力が高いだけに。

ふう、つらつらと積年の想い(これは言い過ぎ)を語らせて頂きスッキリしました。有難う御座います。

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12. 作家買いかレーター買いか。

お邪魔します。

好きな作家さんの作風が変わったり、レーターさんのイメージが変わったり。。というのは、結構ありますよね。

皆さまの素晴らしい解析に、フムフムしながら、拝見しながら感じたことを一言。

奈良さんの担当されている作品は、私も初期の頃から現在まで、満遍なく持っています。奈良さんの魅力は、何と言っても作品のイメージを壊さない、というか、そのシーン、シーンにぴったりとはまって、さらに萌えを増幅させてくれるところだったように思います。

何故過去形なのかと言えば、皆さまのコメントにもあるように、デザイン性が最近の作風では思い切り前に出ているように感じるからです。

ただ、よくよく見れば、デザインとしての作品の精度は高くなっているのでは。。という位、そこかしこに作品のヒント的な、何かを示唆するようなものをちりばめてある。

奈良さんの心境の変化なのか、新天地を探すかのように、奈良さんならではの感性でしか作り上げられない世界を常に模索されているのでは。。とも感じるのです。

勿論、絵そのものは、変わらない方もいられれば、別人のように変わった方もいられますよね。(蓮川愛さんは、初期の頃の作品と現在では別人のようですし。。佐々成美さんはあまり変わらないように思います)

それを是とするか否かは、最終的にはご本人の判断に委ねられるので、役者さんや歌手など、アーティストというカテゴリーの方々にレーターさんも勿論属していられますし、『何があっても、ついて行きます!』のファンの世界なのかも。。と、改めて感じています。

それにしても、レーターさんで作品の印象ががらりと変わることってありますよね。(最近、文庫化されて、新装版になった作品などは、最初に刷り込まれたイメージから比較して読んでしまうので、その刷り込みの大きな一因は、レーターさんなんだなぁ。。と、良くも悪くも感じるところです)

コミックとは違い、作品の世界感まで影響してしまう、レーターさんの存在は偉大です。

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11. 顔は萌の象徴だもんね。

失礼します。

> ofnoticeさんの、ラファエル前派~象徴派他の考察、楽しく拝見いたしました♪
そしたら、奈良さんにもソレが見えてきましたよ―♪

仏ロココや新古典だと、お顔がとってもキレイで丸みのある線が優雅で人物の肌もピンクで、布地のドレープに命掛けてますって感じ?丸み=この世の幸せってことらしいんだけど。
それが、象徴派は気にしないと言うかロココの現世主義じゃなく反対に進んでいくから彼岸主義というか。
段々とダダ傾向になって、貧乏くさい不幸な絵面になってくる。
頬がこけていて体もギスギスで、この世の春を求めていない。
橘は、象徴派は好きですけど、エロを考えると、やっぱり体に丸みがあって目に星があって~のロココの方に萌えるんですよね。

奈良さんの初期商業作品の『窓/水原とおる』の表紙は、人物の顔がドーンと出張って、明るい色味で人物も丸みがあって柔らかそう→美味しそう→ロココ調なんです!!^o^b
中身イラストはマンガの1コマみたいな感じで、今から見るとなんかホッコリするんだよね。
最近の奈良さんの絵は、1枚が圧倒的な質量なのに、挿絵画家ビアズリー様な細くてこそげた顔と体と表情で人物では萌えにくい→象徴派(それも後期・それも北欧!)ぽい。

人物のエロさ加減は以前の方があったけど、背景のインパクトやら1枚のデザイン性から言ったら今の方が上。
だから、初期~中期~現在は、マンガ家~イラストレーター~デザイナーって感じじゃないかなー。
でも、内容に差こそあれ「小説を食って~」は、どの作品にも当て嵌まりますよね?

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10. 今更ですが

はじめまして、
上に書かれているofnotice様の意見に激しく同意しておるのですが、今更ですが自分も少し。

BLにはまり始めたとき、小説で何を選んだらいいかわからなくて、とにかく気に入ったイラストのものからということで最初に大量に奈良さんイラスト本ばかりドカっと買い込みました。
表紙の雰囲気に比べ、中の白黒イラストがいかにも小説の挿絵という感じの淡白な筆に、この方はすごく挿絵というのを意識して描かれているんだなーとほかの絵師さんとの違いを感じました。
そして多分09年~10年頃に大きな変化が見られたと思います。
三白眼が激しくなり、シルエット線が尖ってきた。
表紙のカラーの多様やデザイン化が進んできたようにも見受けられ、多分この頃からデジタル移行に何かあったのかな?という感じがしました。
それがだんだん顕著になり、現在になっています。
先日「新宿退屈男」の新刊を見たときは、以前の主人公たちの面影が全然なくなってビックリしてしまいました。
もちろん、ほか作品でもそういう変化や違和感については言及していますよ。

ただ、やはり変化はどの作家さんでもすると思います。
特にこの方は察するに、デザイン部分がとても進化していったような気がするのです。
普通の小説のイラストや挿絵は、漫画家さんだったり、レーターさんが描かれたものを、多分デザイン会社の方が表紙などは作られているかと思うのですが、奈良さんはそのデザインまで自分でやってしまっていると思うのです。
人物までデザインになったような気がしました。
それを劣化ととるか進化ととるかとすれば、進化だと思います。
中身のイラストについても、ほか作家さんと違う、デザイン化された、物語の1シーンを切り抜くだけではなく、前後を含めたコラージュしたものとして表現したり、かなりイラストとして独立した、それだけで1枚成立するような「絵」として表現されいるのではないかな?と思うのです。
表紙が、某掲示板で”ピザを投げつけたような”と比喩されていましたが、それくらい多様化した描き方をされていますが、表紙にモチーフを持ってきたりと、そのイラストだけで物語が想像できるような、その手腕は抜きん出ていると思うのです。
多分、強烈な個性だと思います。
しかし、奈良さんのイラストがつく作品は多分それに負けない個性を持った作品があてられているのだと思います。
「絵は小説の付け足し」ではないと思うのです。

多分、アイリーンアドラー様は以前の絵がよかったのに、という気持ちがお強いのだと思います。
確かに私も人物においては(特に中の白黒絵)はもう少し前の絵に戻って欲しいなーと思わなくもないですが、この数年でこれだけ変化していってるので、またさらなる変化があるかもしれないと、その変化を見てみたいと思っています。
現在を否定するのではなく、素晴らしい部分も評価したいとおもいます。

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9. 進化と見るか劣化と見るか

再び失礼します。
奈良さんの劣化ヒデェってブログ、いっぱいあるんだね。
ビックリした。

あくまで一般論ではありますが、美術史学や表現方法なんかで「絵にストーリーが強く出ると甘くなる」とか「安っぽくなる」という言い方をしたりすることがありました。
抽象的すぎてわかりにくい表現ですが、腐女子のみなさんが好きそうな…たとえばラファエル前派(ロセッティ、ミレー、ウォーターハウスなど)だとかギュスターヴ・モローなどの象徴派なんかの絵って、物語性が非常に強い絵です。絵本っぽいっていったらいいかな?ほぼ同時期に発生した印象派と比べればその違いは一目瞭然かと思います。
で、ラファエル前派にしても、象徴派にしても絵の表現技術は非常に高いわけですよ。
にもかかわらず、一部に熱狂的なファンはいるものの(とくに日本人は好きらしい)、美術史学的な評価はイマイチなんです。
なぜかといったら、やはり「絵が甘いから」ということと、次世代に影響を及ぼせなかった点でしょうね。

で、こむずかしい話はおいといて、奈良さんファンが時系列に絵を並べたモノを見つけたので、それを見ていると
最近の「劣化した」と言われている絵はそうした物語性=甘さが薄くなってるようにも感じますね。
よりデザイン性に重点を置いているというか。
顔のデフォルメが激しいという指摘がずいぶんありますが、江戸末期~明治時代の「錦絵」にインスパイアされてんのかな?と思わなくもない。
ことにここ最近の表紙ではリボンのような紐状ものをめぐらして複雑な奥行を暗示させるパターンがいくつかあるんですが、紙吹雪状のモノで画面を華やかにするのは錦絵でも見られる表現方法です。

さて、個人的に「おぉっ!こ、これはっ!」と思ったのは
「リセット(下)」の表紙。
これ、かなり面白いデザインですねー。
いままでの奈良さんにはないタイプじゃないでしょうか。

「龍の忍耐~」では花札のようなものがモチーフにとられ、
かつ百合のフォルムを白でガンガン抜いていくという大胆な手法使ってマス。こういうのって、モノの形をとるセンスない人だと怖くてやれない技かと。
百合の花の大きさがだいたい同じなのも物語性よりデザイン性をとった結果だと思います。
注目はやはり「新宿退屈男・色欲の楽園」ですね。
この波見てまずピーンときたのが北斎の富嶽百景。
タイトルロゴを丸いハンコ状にデザイナーさんのセンスもなるほどです。
やっぱり日本の古典的モチーフが増えてるわ。

小奇麗な絵を描くよりもよりデザイン性や構図などに重点をおいてきている点が私は「進化」だと思ってるんですが。
ただまぁ、今の状態が必ずしも完成度の高さ感じるかっていったらそれもビミョー。過渡期なんじゃないでしょうか。

最近は小山田あみさんとか、類似トーンで上手い人もでてきましたし、デジタル化で絵作りみたいなもので差別化するのが難しいという状況もあるのかもしれません。
常識やぶりの構図やモチーフに「第一人者」の意地みたいなものを感じますね。

それより、絵が雑っぽくなったような…みずかねりょうさんのほうが気になる…。あの方の瞳の色ののせ方は神センスだと思ったんだけどなぁw

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8. 返信です

橘盾様 ありがとうございます
あー、そうですよね、普通出版社とかに読者のコメントとか入りますよね。
てことはやっぱりもどすつもりはナシ的な…いまさら戻ってもまた「読者に媚売って戻した」ってなりますよね、ここまできたってことは異論認めず路線なんでしょうね…。

やまぶき様 ありがとうございます
「僕の…」は未読ですが「エス」は読みました。
わかります。ステキでした。年上男の醸しだす影具合がたまりませんでした。
私の中では「玩具の恋」の49P目のイラストの草加さんのドヤ顔咥え煙草姿に脳汁がダダ漏れになりました。
時系列的には私はあの辺りからアカン警察になりましたねー。

snowblack様 ありがとうございます
率直なコメントありがとうございました。
追伸で書かれていた件ですが、正解です。
ホームズが唯一認めた、彼の言う所の「あの女性」の名前です。
HNは始めは愛車のエンジン形式名かパチスロ用語を考えていたんですが、一応、女と生まれたからにはたまにはこんな名前もいいかと。

はじめはじめ様 ありがとうございます
バッサリ斬っていただき感謝です。ここの場所はこうでないといけません。
やはり絵を描かれるかたは意見が違うんですね。
私はNEWSの手越くん、ダウンタウンの浜ちゃん並の画力↓↓↓なのでよくわかんないんですが、最近みんなやってるPC処理ってやっぱり相当影響力出てくるんですかね。影響ってどんなことでしょう?
タッチが変わっても、同じシリースはそのまま以前に近いタッチで描いてというのは絵を描く方にとってはやっぱり無茶なんですか?いまちょっと疑問がわいてきました。
 
クリボウ様 ありがとうございます
やはり絵を描かれるかたは許容量高いですね、大人です。
あ、私も大人か。しかも無駄に年重ねすぎた方の(涙)。

ofnotice様 ありがとうございます
他方面からのコメント興味深く拝見しました
「バクマン」はあまり見ていないのでデフォ過多は知らなかったんですが、昔からジャンプは売り上げ重視(会社はの利益としては当たり前ですが)作家殺しで有名ですよね。
プレッシャーに負けずがんばってほしいですよね。

kirara様 ありがとうございます
率直に書いていただき為になりました。
皆さんのご意見を拝見して大変勉強になりました。
ぼんやりと思うのは「挿絵は挿絵であってしかるべきであるのに絵が小説を食ってしまったのがこの件の一番の問題だったのかな」と。
でもやっぱり割り切れないところはあります。
こんなことを書くのは何様だと思われるのを覚悟ですが、読者は金を払って夢を買ってるんですよね。
ブログでアップするのは自由です。
一生に一枚だけしか売れなかったゴッホの絵は彼の絵ですから売れなくても苦労するのは彼のみ。
しかし出版社がビジネスとして夢を売る仕事をする以上、イメージが定着してしまったのなら、作家さんと組んで作品をつくりあげるんだからそこは仕事として徹して欲しかったなぁ。
シリーズモノはそのままでいてほしかったのが本音です。
新シリーズでタッチが変わるっていうんなら「そうか」って割り切れるんですけどねー。






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7. No Title

はじめまして。

最初に、私は奈良さまが特に好きというわけではありません(決して嫌いでも苦手でもありませんが。『上手い』作家さんだとは思ってます)。
それでも、『特に好きでも、追いかけてるわけでもない』私でも、絵が変わられたと言われればすぐに思い当たります。

ですからこれは、単なるBL小説読みでレビューもする人間のいち意見として読んでいただければ。

私は、小説でイラストがよくなかった場合、よっぽどでなければイラストについてくどくどとは書きません。例えば『いまひとつ』『イメージにまったく合わない』『残念』等、よくなかったと思ったことだけは伝わるように一言は入れますが。

では『よっぽどの場合』はというと、具体的にここが!という部分があれば、それをはっきり書きますし、過去には全体的にもうダメ、と感じて『(小説の邪魔だから)これならイラストいらない』とさえ書いたこともあります。

その点、今の奈良さまのイラストは『本人比(あと読み手の好み)』はともかく、絵として小説の足を引っ張る(実際にそう感じたイラストもひとつならずありました。あ、奈良さまじゃないですよ!)ほどクォリティが低いとは到底思えません。

ですから私も、レビューで今の奈良さまのイラストについてあれこれ書くことはないでしょうね。
あくまでも『小説のイラスト』として問題とまでは行かないから、というのが私の個人的見解です。←もちろん漫画ならまた別ですけどね。

ただ、残念というお気持ちもよくわかるんです。私も好きな作家さんの絵の変化にショックを受けたことは何度もありますから。でも、それだってもしかしたら『今の絵の方が好き(あるいはクォリティは高い)』と感じる方もいるかもしれません。ただ、私の好みは前の方、というだけのことなんです(奈良さまとは無関係ですみません)。

私も、長く描いていれば絵の変化は当然あるものだとは思っていますが、難しいですね・・・

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6. アナログからデジタルに移行したとか?

つい最近も腐友とそゆ話題になったところです。
もっとも奈良さんに限らず、ときどきそういう方、いますねぇ。

で、もしかしたら
アナログからデジタルやりだして絵柄変わっちゃったとかなのかなー?
と思ってマス。

しかし
最近の奈良さんを見ていると、
漫画家の小畑健と同じパターンの変化なのかなと思わなくもないです。
小畑健といえば、高校生の頃から「異様に絵がうまいのがいる」と注目されはじめ、完全オリジナルでは中ヒットぐらい、ほったゆみ原作の「ヒカルの碁」で大ヒットして以来、原作者とタイアップもので次々にヒットを飛ばしている、いわば「挿絵画家」的な漫画家といっていいかと思います。
「デスノート」できわめてダークかつファンタジックな世界観を作り出し、緻密な絵で絵神とまで言われましたが、次の「バクマン」で手抜きか?と思うほどのデフォルメ過多な傾向に…。

最近の奈良さんの傾向を分析してみると、色彩が非常に明るくなったのと、横尾忠則的デザインが増えたような気がします。
横尾忠則といえば、大胆な構図や色彩と、花札や北斎など古典的な日本のグラフィックに強い影響を受けてビッグネームになった方。

新宿退屈男の最近作はその典型かと。
まぁ、一種の古典回帰じゃないでしょうか。

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5. No Title

アイリーンアドラーさま、はじめまして。

私は自分が絵を描くので、それをふまえての考えですが…。

あまりタッチの変わらない方もいらっしゃるので一概には言えないのですが、イラストに限らずマンガでも油絵でも何年も続けて前と同じに描くのは難しいと思います。

プロの方では作品の方向性を考えて(ジャンル別とか)、ご自分の意志で意識して変えられてる方、出版社さんの意向で変える場合もあると聞いたことがありますが、奈良さんの場合は違うように思います。

絵って生き物みたいなもので変化し続けますから。
その変化を受け入れるかどうかの支点は『好み』ですからねぇ。

それを言葉にするかどうかも含めても、人によるのではないでしょうか。

あくまで私の場合ですが挿し絵自体が私の持つ作品のイメージと違ったり文章にそぐわない、絵としての矛盾があればレビューに書くと思います。

過去に一度だけ『これは変~。』と思うことがありましたが、どう文章にしていいかわからず放置したというヘタレですが。


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4. やっぱり好きな絵師様です。

アイリーンアドラー様、初めましてお邪魔致します♪
この問題は、絵師様の感性に関わってきますので、余り触れてはいけない事ではないかと思います。
私自身も学生時代まで絵(油彩)を描いておりましたので、何となくですが絵が変化する心情や過程が判ってしまうんです。

その樹生かなめ先生が好きで、「不条理な男」、「龍Dr.シリーズ」を初期の頃から読ませて頂いてます。
奈良先生といえば、繊細なタッチながら大胆な構図で色っぽい男性を描かせたらピカ一な絵師様と認識しておりました。
徐々にPC処理をされる部分が増えてゆき、今に至る…という感じでしょうか。

「龍Dr.シリーズ」、ふゆの仁子先生「駆け引きはベッドの上で」など、確かにシリーズ通して絵を比較しますと、最早誰だか分からない別人のようになってしまったものもあります。
最初は私も絵の変化に戸惑いました。しかし今はこれはこれで別の味があると納得しております。
私は描く方の人間でしたから、そう思うのかもしれません。
余り参考にならない意見で申し訳御座いません(。>д<)

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3. 感想

アイリーンアドラー様、はじめまして。

私はBLを読み初めて3年程なので、リアルタイムで変化を実感している訳ではないのですが、以前と最近ではビックリする程絵が変わっているなぁとは思っていました。

個人的には以前の絵の方がより好きなので、残念な気持ちはありますが、漫画家さんでも時間の経過と共に絵が変わるということは結構ありますし、仕方ないのかな、どちらが好きかはそれぞれの好みの問題かな、と思っていました。
シリーズ物の場合のイメージが変わってしまうのはいかがなものか?と思いますし、読んでいて戸惑うのは確かですが、でも新作「ヘブンノウズ足跡」の表紙や口絵なんか、やはり素敵だと思いましたし、今までとは違いはしても魅力的な絵師さんだとは思っています。

PS, ところで、アイリーンアドラー様のHNはホームズですね?


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2. こればかりは・・・

 アイリーンアドラー様、はじめまして。
私も奈良さんの絵の変化に正直残念な思いをしておりました。
『僕のねむりを醒ますひと』や『エス』の頃のすこし厚目の唇、暗い瞳の絵柄が好きでした。

 でも、橘盾様もおしゃるとおり、こればかりはご自身の意思ですし(ワタシも趣味でイラストを描いたりしますが、好みの変化、タッチの変化は当然あります。)、絵のクオリティをいえば本当にすばらしいと思います。
 ただ、すばらしいと評価するのと、好みだと思うかは別で、絵師様買いをすることはなくなりましたが・・・

 それでも、どこかの出版社からイラスト集がだされたら、絶対買ってしまうでしょうね。そして、絵の変遷にやっぱりため息つくかも( ´Д`)=3

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1. 思った事。

アイリーンアドラーさん、初めまして^^

自分も「!??」と驚きました。
作家買いのファンも大勢いるのに、変化させるの怖くないのかな?とも思いました。
作品レビューでも「以前の絵の方が好き」と書かれているのを読みましたし、同様に書かれたファンのブログも見ました。
もちろん商業ものなので、ファンあってのってあるし、ご本人や出版社にそういうコメントも行っているでしょう。
ファンが自分の好みと違うからと言って「以前に戻せ」コールをしても、それを受け入れるかどうかは奈良さん次第。
変化後そのままなら、それが奈良さんの意志なんですよね。

アーティストの奈良さんと見れば、ピカソだって藤田嗣治だって(大きく出たっ!でもBL業界ではそんな感じかと)ずっと同じだった訳じゃないし変化はあって当然かと思います。
それでも、小説を食ってしまうかのような高熱量なイラストは変わってないと思います。
自分の中でも、ずっと年取らないで仕事して欲しい絵師さんのお1人なのも変わらないです。

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