BLを愛し、生活の一部になってから早10…13年。
嬉しいときはもっと生活に彩りを与え、悲しいときにはふと厳しい現実を忘れさせてくれました。
多分、こちらのサイトを利用なさってる方々は生活とBLは切っても切り離せない、自分の芯を支えてくれるようなものだと思います。
そして、年齢を重ねるごとに私は学園物を受け付けにくくなりました…あとショタとかね。『犯罪だぞ!』とか『こらこら、お勉強したまえ』とか思っちゃうのです。
だけれども、ヤマシタトモコ先生や日高ショーコ先生の『花は咲くか』のような心の機微を表す作品は年齢を重ねた今だからこそ楽しめるようになったんじゃないかなと思います。
皆さんも『今だから楽しめるようになった話』や『今までは楽しく読んでいたけど、今は全く受け付けない』みたいなお話はありますでしょうか。
是非教えてください。
匿名
”素直で天真爛漫な性格”という設定の受けが攻めに可愛がられる話ですね。
以前は攻めと一緒になって、そういう受けを可愛いと思えていたのですが、最近は何だか、ただのアホの子にしか見えないことが増えました。
また、そういう受けは高確率で無神経だったり自分勝手だったりして(悪気なく、というのがまた質が悪い)魅力が感じられず、ストーリーが好みでも、「ハイハイ」という感じで醒めてしまいます。
やっぱり、可愛ければいいってものでは無いですね。適度に業の深い方が魅力的に思います。
匿名
両思いになる程度なら容認します。
ですが、どうも体の関係までは……。
特に大人である教師には極力自重を求めます。そもそも教師が教え子に手を出すなんてもってのほか。
BLはファンタジーとわかっていても、そこだけは割り切れなくなりました。
とか言って、数年前まではさほど問題視していませんでしたが、何故だろう…これが年か、年なのか……。
匿名
昔の作品を読み返しています。
携帯電話やメールやスマホやラインが出てこない話を今読みますととても新鮮ですわよ。
家の電話や公衆電話が出てくるシーンにちょっと昭和チックのノスタルジーに懐かしさが。
待ち合わせに中々逢えなくてじれじれすれ違いなんてスマホある今では考えられない話だよね。
漫画だと昔の作品は背景も懐かしいです。
匿名
爽やかキラリ☆青春モノは避ける志向となりつつある。
人生くたびれた話が読みたい。
>>48 匿名様
こちらこそ♪です。
私はPCでたまに電子しかない小説本を買うのですが
見慣れないからかチカチカしちゃって
紙ペースが捨てられません (ToT)
専用端末にすれば見やすさは楽になりそうですね。
PCで大きくすると微調整が面倒~。
まだガラちゃんな私には専用端末まで手が出ません (^^ゞ
今の私のハマりはケモミミファンタジーです。
ケモミミ系は敬遠される方もいると思いますが
私はもともとファンタジー系が好きな上
コミックスでは三頭身キャラもかわいい方が好きなので
BLでも全く抵抗ありません。
今のBL界ではケモミミ系も流行ってるので
沢山読めてうれしいです(^◇^)/
匿名
>>47てんてんさま
お返事ありがとうございました。
老眼鏡が必要なので紙の小説は年々面倒。
PCで文字を大きくして読む方法に変更しなくては。
紙の良さも捨てがたいですけれど。
BL初心者だった頃は軽い学園モノを好んで読んでました。
やんちゃ受けに年上腹黒俺様攻めが強引に迫るみたいなモノで
例えれば元気っ子新入生に猫しょった生徒会長とか。
ぶっちゃけ当時から男女モノでも良いじゃんと思いつつ
読んでおりましたけどその軽さが良かったんですよね(笑)
ソレ系統のお話を書かれていた作家様は
今ではTLレーベルで活躍されてます。
今のTL、BLで活躍している作家さんも多いですので
買っている作家さんもいますが
凝ったBLを読むようになってから
某作家様は昔のキャラ設定イメージが強くて
その方のTLでは手にはしないです。
最初のイメージってなかなか払拭できないですね(苦笑)
>>46 匿名様
私も春先は読む速度は遅くなります。
杉様の影響ですが、
昔は1頁2断割文章に嬉々としましたが
今は長く読める喜びより
最後まで読みぬく時間に目が行ってしまいます(^^ゞ
匿名
細かい文字を読むのがつらくなりました。
コミックのみ読んでいます。
が、
コマ割りが細かくてたくさん文字が入っているコミックはアウト!です。
5分で読めるコミックがベストです。
大きな絵柄で文字が少ないコミックしか読めなくなりました。
目が疲れちゃって。
老人の為に小説の文字を大きくしてもらいたいですわ。
腐歴たった5年の10代ですがお邪魔します(`・ω・´)ゝ
私もトピ主様や他の方々のように学園モノを読む機会が減ったように思います。
学園モノでも、シリアス系かよっぽど好きな作家さんのだけ読みますね……
少女漫画がBLになっただけのようなご都合主義ラブコメはちょっと敬遠しちゃいます。
最初はそこからハマったのになぁ(^q^) と何とも不思議な気持ちですが。
匿名
最初のBL、愛がない話だったもんだから。
それで、痛い話は避ける傾向にあります。
範囲が誠に狭いです。
中年になりやっとBLを読んだ者ですので、若者の言葉?が出てきますと、ついていけません。
ますます範囲が狭くなっています。
コメディで最初から最後まで明るいハッピーな話、笑うと元気出ます。
BL歴5年目と、まだ日も浅いですが
コメント失礼します。
BLにはまりはじめた頃は
大丈夫だったものが駄目になりました↓
・女体化
・女装(受け、しかも似合っている)
・ショタ
・両方女っぽい
最初は乙女思考なども大丈夫でしたが、
今はガチホモの方が好きです。
匿名
回答ありがとうございます。
恥ずかしながら、映画、あまり知らなかったので『観てみたい』とうずうずします。
匿名さんが挙げた作品は、私も好きなものばかりなので、もしかしたら趣味がちょっと似ているのかも…
なんて思ったりしました。
媒体を変えながらも、やっぱり男×男、綺麗な男は女を魅了するんですよね。
媒体は本とは違いますが、『薔薇色の人生』、CDはお聴きになりましたでしょうか?
原作もとても面白く、ニヤニヤしながら読んだんですが、CDもとても素晴らしく…原作よりも生々しいと聞こえは悪いですが、『モモとロンちゃん』を身近に感じました。
映画、テレビもお好きだったとのことですので、入りやすいかもしれません。
よろしかったら、聴いてみると面白いですよ!
心の機微は大切ですよね~
BLもシリーズになると『あっちもこっちもそっちも男はゲイ』になりますよね。確かに…でも好きなキャラクターだったりすると続編が楽しみで…ゲイじゃなかったら、ガッカリします。
もう、作者に釣られてますね~私。
ありがとうございました。
匿名
皆さんの意見にうんうん、とか懐かしいとか思いながら読ませていただきました。
ありがとうございます。
私のBLデビューは最近ですが、以前は映画やドラマという実写好きでした。
十代以下に深夜放送で「寄宿舎」「if...」をこっそり見たり、年の離れた従姉の持つ「風と木の詩」などの漫画を読んだり。
BLに限らず、Hな表現や美男子にドキドキしまくりました。
大きくなって「アナカン」でイギリス貴公子系にハマり、「アウトサイダー」でアメリカ不良少年にハマり。
日本では「夜はたまたま男だけ」という番組の男くさい後ろの空気が好きで。
とにかく、生の動いている美男子が大好きでした。
ところが、最近は顔や体つきではなく、ストーリーやシチュエーション重視の小説が好きになりました。
どなたか書いておられましたが、私も「薔薇色の人生」や「スローリズム」大好きです。
薔薇色…のモモちゃんは、ビジュアルはかなり残念なのに、性格の良さが最高!
ただ私の場合は、年の差ものや学生ものも読みます。
私の周囲が若いせいかな?
中学生以下はさすがに無理ですが…。
年の差ものは、漫画で「ホテルキャッスルマンゴー」が、高校生ものは「遠藤くんの観察日記」が好きです。
昔の自分は漫画だと、とにかく綺麗な絵、濃厚なH重視。
美男×美男しか読まない。
今は逆に、出てくる人物全て美男ばかりとか、なぜか全員ゲイとかだと引いてしまいます。
ありえないと。
あと、濃厚な表現のHやあまりに甘すぎるセリフはかなり引きます。
濃厚な表現で描かれた絵も読めないな、飛沫の飛びまくるものとか。
現在の雑誌JUNEは、昔平気では読めても、今は無理ですね。
今はすっかり、ストーリーと性格重視で。
そのためか、映画やドラマや雑誌→漫画→小説と、BL媒体の好みが変わりました。
手軽さのちがいですね、パッと見れるものから読むという根気がいるものへ。
私が小説を読む時代がくるなんて、昔なら想像出来なかった事です。
人生重ねると、人は変わりますね。
匿名
回答ありがとうございます~
分かる!分かるよ~私もショタは自分のなかの倫理委員会がペケを付けてくるようになりました。
最近、ちょっと厳しくなってきて、『年下受け』に一旦躊躇するようになりました。攻めはOK。一旦、『年下受けに慣れる合宿』でもしないと、読める作品が狭まり過ぎて困りそうです。
SMは『愛があるのかどうか』を探してから読みます。
凄くよく分かります!
ありがとうございました。
匿名
回答ありがとうございます~
私も前、よく『森本あき』先生を読んでいました。メイドシリーズかな。
樹要先生がとても綺麗なイラストを付けてらっしゃいました。
多分、一番腐女子的に楽しめる人間は、若さを無くしつつも、初々しさを持つ人なんだろうなと、この記事で思いました。
いろいろ大人にならないと楽しめない作品もあるし、若いからこそ楽しめる作品もあり…
なんだか、BL読み始めの方がドキドキも今より大きかった気がするんですよね。
あのドキドキ感、多分もうあんまり出会えないんだろうなぁ…
ありがとうございました!
匿名
回答ありがとうございます。
えへへ、ここにも日高先生好きな方がいらっしゃると嬉しくなりました~。
良いですよね、繊細な絵ときっちりゆっくり進むお話は、今だからこそ楽しめるんだろうなぁとニヤニヤしちゃいます!
イケメン!はそこまで気にしていなかったのですが、男前!な受けは大好きです。
『お紅茶とバラのジャム』が主食みたいな受けよりも、『塩むすびとアサリの味噌汁』みたいな…男前ですね。
男ならではの矜持は、受けであるからこそ誰よりも持っていて欲しいですよね。
ありがとうございました!
。
匿名
久しぶりに記事が動いていて、嬉しいです。見つけてくださり、尚且つ回答ありがとうございます。
確かに、お金持ちな油田持ちの(アラブ人って油田持ちですよね。え?BL界の公式ですよね?)外国人が、ちんちくりんな日本人(平面的な顔ってことですよ!日本人には誇りがありますよ!)に恋をするっていうのは…まぁ無いですよね。
…今まで、気付かなかった!アラブのお金持ちはみんな日本人と恋に落ちるものだとばかり思っていた!
アラブの名作といえば、山中ヒコ先生の『小鳥と王子様』がありますが、言われてみれば!
なんだか、現実に気付いちゃうのも悲しいですね。いや、気付いてましたが。
回答ありがとうございました。
。
匿名
トピ主様、皆様、こんばんは~!
私もあります!
昔はショタとSMは普通に読んでいましたが、今はどちらも避けます。
ただし合意で軽くSMぐらいなら大丈夫です。
逆に、昔は「誤解・すれ違い」が大嫌いだったのに、今はすれ違いものが大好物になってしまいました。
う~ん、不思議~。
初めまして!
私も、昔は大好きだったのにいつの間にか読まなくなった作家さんがいます。
お名前出すの、やっぱり勇気が要りますが・・・
森本あき先生です。
昔は好きで好きで、小説で甘いのを読みたいときは必ず買っていたんですが、この間久しぶりによんで撃沈しました。
「あれ?こんなにポエムな感じの表現だったんだ・・・。それに攻めと受けしか登場しないし・・・」と。
改めて考えたら、確かにそういう作風の先生でBL初心者のときにはすんごく好きだったですけど。
いろんな作品に触れてからは、目が肥えたのか受け付けなくなっちゃいました。
先生、ファンの方すみません〜〜(><)
見た目が可愛すぎる受けが苦手になりました・・・
大げさに言うときゅるるんって効果音がつきそうな(笑)
今は男前というか、イケメンな受けが好きです。
〇〇可愛い~というと非腐女子の友達に「可愛い・・か・・?」と共感されなくなりました(笑)
あと皆さんと同じようにただただエロいのは受け付けなくなりましたね。
心の通い合いというか、精神的なつながりのほうが重要になりました。それを書いたうえでのエロいのは大好きですが!笑
あと昔は年上受けがちょっと苦手でしたが、今は大好物です。大本命です。ちるちるで年上受けを探しまくってます(笑)
あと話はそれますが質問者様が言っていた花は咲くか大好きです!日高ショーコ先生は素敵ですよね~
匿名
私は50過ぎていまして、皆様のお話に納得しながら読んでいました。
『ガッテン・ガッテン』押しまくりです。(NHKの番組引用)
読めない話・・・アラブの王族風モノ
なぜ、日本人と簡単に恋をするのか、お金持ちの単位が違い過ぎて、あるわけないじゃんと思い、読めないです。
キラビヤカ過ぎて、ダメなのかもしれません。
現実にありそうなリーマン話、大好きですね!
ご返信、ありがとうございます(^^)
高月先生といえば、どうもコメディってイメージがありますが、結構昔の作品ではシリアスな作品を出しておられますよ。
『君と緋色の~』は本当に読み手を選ぶ作品だと思いますので、
ヒヤヒヤしております(笑)。
気に入って頂けたら嬉しいです♪
匿名
お返事遅くなってしまい、申し訳ありません。あ、待ってない?そうおっしゃらずに…
「君と緋色~」は私は手にしたことがありませんでした。というか、もしかしたらシリアス高月を読んだことが…無いかも!
これはいかん!と今から書店に走ります。
素敵な作品をご紹介いただき、ありがとうございます。
。
こんばんは。
先日の内容のフォローをさせて頂きたいと再登場致しました(笑)
高月まつり先生の『君と緋色の恋を抱き』は絶品です!!
再読するたび、エンディングが分かっていても同じ所で涙します。【シリアス高月】の最高峰だと(自分では)思っています。
本当にこの作家様は作品の幅が広くて、脱帽します。
これからも【シリアス高月】は読んでしまうと思います(笑)。
匿名
コメントありがとうございます!
笑いながらコメント、読ませていただきました。
どうしても自分の職業については辛口になっちゃいますよねぇ。
とくにサラリーマンなんて日本の人口の半分以上は言ってしまえばサラリーマンとしてどこかの会社に属していると思うので、サラリーマンものは作品数も多くなると思うのです。あと学生もの。
エロは、とにかく疲れてるときは『エロ!』してます。
甘いもの、酒、タバコ、エロ!みたいな。
人体解剖図とか、見ながら描(書)いてる先生がいたら、それはそれでちょっと嫌かな…(笑)
リアリティはある程度欲しいですけどね!
『ああ、ここじゃ受の前立腺にはかすりもしなくてよ!』とか突っ込んでた時期が確かに私にもありました。
でもBLはファンタジーだからね!
私は歳と共に毛が欲しくなりましたね…すね毛、キャランドゥとか、ツルツルな受けよりも、お互いの胸毛と胸毛が絡み合っちゃうようなものを読むと、なんだか背徳感が生まれてきて、すっきりします。
ああ、おかしかった。
面白いコメント、ありがとうございました。
。
匿名
お久しぶりです!
またコメント頂けて凄く嬉しいです~。
私も高月まつり先生は何作か読みました。
お話を聞いて気付いたのですが、そういえば最近はあまり手にしてなかったかも…。
ポップなお話が多いですよね!
私がそういうものしか読んでなかったのかしら。
長いこと第一線で作品を産み出していらっしゃいますが、それでも『若さを忘れない、若い人が気軽に読める作品』を世に送り続けていらっしゃるので、本当に凄いな、と思います。
私も『読まなくなった作家様』がいます。
名前出しちゃっていいのかな…結構勇気いりますねぇ…
南原兼先生です。
だって、若いんだもん!
南原先生も長いこと書き続けていらっしゃいますよね。
BLは通り道みたいなもんなのかもしれませんね。
。
年を取ると、エロがダメって方、多いんですねぇ…。
ワタクシはどっちかっていうと逆で、まあ、中高生時代もエロ描写はおいしく読んではいましたが、やっぱりバッドエンドで重厚な作品も少なくなかったJUNEで育っちゃったせいか、若いころはストーリーも辻褄もふっとばしてひたすらエロエロっていうのに「ふざけるなぁぁぁぁ~!やおい穴だとーーー!エロ描くなら、人体解剖図ぐらい見ろー!そんなとこに前立腺なんかねぇぇぇ!ありえーーーん!」とブチ切れておりました(笑)
ボーイズラブ以降の「アマアマ」なのも眉間にしわ寄せながら読んでいましたし。
今は展開どうでもいいからひたすらエロにつきすすむのがかなり好きですねw 「おぉ!そうくるかー!予想してなかったぞw」と意外性を楽しむ余裕ができてきたらしい…。
ケモノ耳とかしっぽついてるのも前はバカにしくさっていたんですが、年とったら、そういうのがかわゆくてかわゆくてw なんか皆様と逆行しているような気がしてきた…。
逆に、ダメになってきたのが「サラリーマン」ものとか、自分の職業と同じってヤツですかね…。自分にとっては、まだまだBLって「ファンタジック」な世界であってほしいわけですよ。
現実にあんまり引き戻されたくないせいもあるし、職業倫理的な理性が変に働いてしまいます。
そういえば、最近はジュネ的な作品てないのでしょうかね…。奈落の底に突き落とされるような悲恋こそが、カタルシスだったんだけどなぁ。読むのが息苦しいぐらいの悲恋が読みたい…。
こんばんは。またまた登場してしまいました(汗)。
昔は大FANで作家買いしていたのですが、今の私には…という作家様がいるのですが、名前出しても大丈夫ですかね…?
不愉快になられた方がいらっしゃったら、申し訳ありません!!
それは高月まつりさん(出しちゃった!!)です。
高月さんと言えばラブコメというイメージで、本当に沢山の可愛い作品を発表されていますよね。好きな作家様なんですよ!!
でも、最近はこの電波系にチョットついていけなくなりました(苦笑)。読んでてしんどくなってしまうと言いますか、文章がキツく感じてしまい、挫折しそうになります。根性&流し読みで最後まで読みはしますが、これから暫くは高月さんの本を読むのは控えようと…。
ハイテンション過ぎるのがいけないのか、あまりに電波系なのがいけないのか…。あれほど好んでコンプリートしていた作家様なのに、自分でも本当に本当に不思議です。
きっと何年後かしたらまた読ませて頂いてるかもしれませんけどね(笑)。自分的七不思議です(笑)。
匿名
コメントありがとうございます。
『ニューヨーク・ニューヨーク』傑作ですよね。
私も読んだときは衝撃的でした。
でも、今だからこそ分かる。あれがハッピーエンドだということを!です。
どうもBLって『恋愛の一番良いところ』のみを描きがちですよね。
それは『未来は御自身でどうぞ』ってことかもしれない、だけど大人には最後まで知りたいのよ!っていう感じになってきました。
メルの最期は何度読んでも泣けます。
多分、匿名さんが若かりしときも(今も十分お若いと思いますが!)BLは理解なさってたんだと思いますよ。
ただ、最近は昔の『王道らしい王道』の作品が少ないんじゃないかなって思います。
だから面白いですよね(笑)
ありがとうございました!
匿名
お返事遅くなってしまって、ごめんなさい!
あー、分かる、凄く分かります。
高校生がゴールドカードとか出しちゃうと『アウトッ』て感じですよね。取り上げたくなります。
なんだかこうやって書くとただ単に『金持ちと若さに嫉妬してるだけじゃないか』って思っちゃうんですけど、そうかもしれないけど、なんだか大学生が車乗り回したりするシーンを見ると、許せんのですよ。電車使いなさいよ。と思うのですよ。
とか言いつつも、先日『金持ち君と貧乏君』(秀良子先生)、『犬とつばめ』(雨隠ギド先生)を読みました。
スッゴく、良かったです。
こんなあーだこーだ言ってても葛藤してる若者には感動しました。学園ものには是非とも葛藤を!ですよね。
ありがとうございました!
匿名
お返事遅くなってしまってごめんなさい!
小説全般…!
老眼とか、もう逃げられない単語ですよね。今は無くても、いつかくる。貞・子みたい。
夢を観たいのに、観るには年齢を感じなきゃイケない。
最近ドライアイで目薬を挿してから読みます。あれ、私だけですか?
どうも目から鼻、口に入ってきて『ぬああああっ』て変な味がします。どうでもいいですね。すみません。
実は会社勤めはしたことがないので、『スーツを着る男性はみな戦士』って思ってます。
眠れる森さんのコメントで『あ、サラリーマンはおトイレで隣のなまこチェックしないんだ…』って知りました。男の人には少年心を忘れて欲しくないです。頑張れ、サラリーマン!
学園物が逆ファンタジー、分かります。
電車のなかの学生が異星人に見えます。
現実は忘れたい、けど現実を突拍子じみてると逆に我に返りますよね。
ありがとうございました!
匿名
お返事遅くなってしまってごめんなさい!
完璧な攻めは確かに…
以前は樹要先生やこうじま奈月先生の描く『完璧な攻め』にハマっていました。
勉強やらせれば一位、顔は整っていて、お金持ち…いやいや、いないよね!い・な・い・よ・ね!あんまり興奮してスタッカートになります。
私、あと若社長とかもちょっと受け付けなくなりました。
大学卒業してすぐに親の大会社を継ぐ系統。
そんな会社嫌よー!お父さんも早まるなー!
こうやって並べるとどうも読む話を狭めているように感じますが、それでも面白い話が星の数ほど散らばっていて喜ばしい限りです。
あむりさんのコメントには頷いてばかりです。ありがとうございました!
匿名
最近、とうとうBL本の収納スペースに困り、本を整理しはじめました。整理をしていて、かなり嗜好が変わったことをすごく実感しました。
ハマり始めのころの私はちゃんとBLを理解してなかったように思います。とにかく「単純明快」で「起承転結ハッピーエンド」+「そこそこのエチシーン」な話しか受け付けませんでした。なんてったって、その頃の私のバイブルは「胸さわぎシリーズ」でしたからw
当初の私には、あのBL界不朽の名作とも言われる「ニューヨーク・ニューヨーク」は理解できませんでした。主人公たちが完璧には幸せになれない悲恋なんて!!みたいな・・・;
自分の求める作品=「王道モノ」を求めて、いろんな本にめぐり会って、自分も大人になったと思います。最近では「好きだ!愛してる!!」って単純な本よりも、登場人物の成長や情景を丁寧に描いた作品、行間を読む作品がすごくおもしろいと思うようになりました。二人の関係が丁寧に描かれているならエチシーンなんて必要ない!て思うくらいには。(あれば嬉しいですが^q^)
長くて稚拙な文章、失礼しました><
私の場合は、親の庇護の下にいる受け・攻めがしている恋愛模様の話は全般的に読まなくなりました。
主に学園モノになりますが、何の仕事もしていないのに、いい服を着ていたり車を乗り回していたりお金がかかることを平気でしたりすることに憧れを持つ姿に全く共感ができず、しらけてしまうのです。
それは君の力ではなくて親の力だよ~。
と、思ってしまうのです。
しかし、学園モノでも自分で必死にバイトして生活していたり、何かしらお金を稼いでいたりその出どころが自分の力によるものであれば大好きなのですが。
あと、王道モノでしょうか。
自信の無い受身な受けを何故だかみんな好き~、実はすごい可愛かったなどの展開。
犯されそうになるも、寸でのところで攻め様登場など。
若かりし頃はそういう展開が大好きでした。
年を取るにしたがって読めなくなったのは・・・
ズバリ小説全般です(汗)
まだ老眼になる年じゃないはずなんですが、
文字を読むとへんに目とか緊張するようになってくつろげなくなってきた次第。
あと、リーマンものに移行しつつあるという意見もありますが
自分の場合逆にリーマンものにうるさくなりました。
あまりも遠くなる学園ものがファンタジー化していきつつある中、逆にリーマンものがリアルになってきて
「そんな設定の会社員あるかぁああっ!」とか
「大人がトイレの小便器で隣の○○○なんか覗くわけないだろうが!」とか・・・
細かいこと気にしだしたらきりがないので
「これはまぁ漫画なんだし」
と割り切りますが、えー?という所が。
確かに、読むタイミングって、
疲れたときとか、無性に読みたくなりますね(笑)
私が、読めなくなってきたのは、
攻の人間性が「完璧」すぎるストーリーのBLです。
昔は、そういう攻に憧れていたのですが(笑)、
隙もないというか、
受を完璧に庇護するような人物の本より、
だんだん、「人らしい」BLに惹かれるようになりました。
匿名様のQ&Aなのに どんどん違う方向に走ってしまい御免なさい。BLは奥が深過ぎて 一つのお題から話が広がる広がる(^O^)何と御詫び申し上げてよいのやら…。私個人の疑問は新たにQ&Aで質問し直します。なのでこれからこのQ&Aを御覧になる方は 本来の御題目である「歳を経るに従って読めなくなった話」の返答をお願いします。(自分で脱線させといて何言ってんだか)本当に御免なさい。
ピピン様、興味深い情報を沢山有り難う御座います。何作か気になる作品がありましたので 是非観てみたいと思います。洋画で同性愛を取り上げた作品は、BLとはチョット違うのでアタリハズレが激しいんですよね。選択が難しい…。でも当時のJUNEの話題がでて懐かしかったです。本当に有り難う御座いました。
>はじめはじめさま はじめまして
すみません、「寄宿舎」を観ておりません(T_T) でもググってみたら、なんだか心惹かれる内容の映画ですね。
寄宿舎ものの映画といえば、テレビで見ただけなんですが、
・「Ifもしも…」
http://movie.goo.ne.jp/movies/p14064/index.html
これはVHSしか出ていないようです。これはイギリスの名門パブリックスクールの寄宿舎が舞台の映画で、耽美というよりはニューアメリカンシネマの流れでとにかく過激。限定された寄宿舎内での上下関係が常軌を逸するとこうなっちゃうのでは?という映画です。
・「野ばら」
http://movie.goo.ne.jp/movies/p12810/
http://www.amazon.co.jp/%E9%87%8E%E3%81%B0%E3%82%89-DVD-%E3%83%9E%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%8E%E3%82%A4%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%88/dp/B001O4J9SU/ref=sr_1_1?s=dvd&ie=UTF8&qid=1329747117&sr=1-1
ウィーン少年合唱団の映画で、孤独な少年が正式な団員になっていくまでの成長と友情を描いております。BL的要素はまったくなく、むしろ「妄想したら不謹慎だろう」と思うほど美しくかつ健康的です。今日検索するまでディズニー映画だと勘違いしてました、それほど健全です。
私は、長らくジュネがダメだったので、耽美系の香りがするとむしろ避けておりました。でもなぜか「ホモが出てくる映画」は好きでした。
お勧めは、前に上げた
・「トーチソング・トリロジー」
http://movie.goo.ne.jp/movies/p6293/index.html
アメリカの真性ゲイのゲイバーの歌手が、むくわれない恋に悩み、悩んで悩んで何度も哀しい想いをして、それでも「やっぱり恋がしたい」「恋は素晴らしい」と人生に向き合っていく話です。元は舞台劇。なんだか元気なれる映画でした。
ヴィスコンティ作品では、
・「ルートヴィヒ」
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD9731/index.html
「たぶんバイかゲイだったのだろう」と言われているバイエルン国王ルートヴィヒ2世の映画です。ヴィスコンティ監督というのは、「美」に対して妥協がない人で、全編ひたすら美しいです。また、主演のヘルムート・バーガーは、この頃ヴィスコンティ監督の恋人でしたので、ヴィスコンティ監督が「自分の美しい恋人を、いかに美しく撮影するか」にこだわりまくったとしか思えん映画でした。映画としての完成度もピカ一ですよ。
それから最後に異論があるところですが、ホモが出てくる映画で、私は好きな
・「ジュ・テーム・モア・ノン・プリュ」
http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=10839
(直訳すると「これ以上ないくらいにあなたを愛してる」って感じかな? すみませんフランス語は大学でちょこっとやっただけなんで)
これは、真性ゲイに恋しちゃったボーイッシュな女の子が、彼に愛されるために涙ぐましい努力をする話です。ロマンチックというよりリアル。私のジュネ大好き友達は「生々しくて観ておれんわ!」と言ってましたが、私は「実状って、たぶんこうなんだろうなあ」と感慨深いです。
後年、よしながふみさんの「西洋骨董洋菓子店」で、小野が「まるでフランス映画だったなあ。始まって15分で二人は知り合ってセックスして、残りの1時間45分はずっとケンカしてると言う…」という台詞を読みまして、「私のこれまでのフランス映画鑑賞の蓄積を、ものの見事に集約されちゃったぜ…」とショックを受けました。
よしながふみさんは、「あのひととここだけのおしゃべり」で、「やおい」を「その人たちの間に友情以上の特別なものを感じた瞬間に、これはやおいだと名づける」と定義してました。
それを読んだ時、よしながさんと私は一回りくらい年が違うので、「う~む、やっぱり世代が変わると、言葉の解釈も変わるなあ」と思いました。
「『やおい』(「山なし落ちなし意味なし」の定義での)でも極めれば素晴らしい作品になる」代表例と、私が考えているのが、
・「兄弟仁義」
http://alisato.web2.jp/book/kai/kai12.htm
後に、新書館から一般発売。今、手元にそれを置いて見ながら書いてます。
前述したラヴリメンバーに豪華ゲストを加えて、一人一役の合作マンガで「ひたすら東映の任侠映画パロディを書いてみました」な同人誌です。
一応、起承転結があるのですが、よく考えると辻褄が合わないことだらけ、
「星男くんはなぜここで学ランからセーラー服に着替えているの?」
「美少年のセーラー服が描きたかっただけだろうが」
「手毬ちゃんは可愛く登場して、なぜすぐ死ぬの?」
「美少女は薄命が美しいからだよ」
「全次郎が『おとしまえをつけてもらおう!』と叫んで、ドスを抜くのはともかく、一緒にいきなり着物の片袖を脱ぐのはなぜ?」
「その方がかっこいいからだよ。考えるな、感じろ!」
実力ある作家さんがひたすら好きなものを描くと、とんでもないクオリティになるんだなあと、何度も読み返しては感激します。
大学時代の先輩が、「ラヴリ」の総集編(「金ラヴリ」「銀ラヴリ」)を所有して見せてくれまして、私は「あの本に出会わなかったら、マンガ同人の世界なんか知らずにきただろうなあ」と思います。
http://homepage2.nifty.com/~haneusagi/sakata/coterie/co_lo_05.html
私自身は、中学から普通に文芸の児童文学同人誌の同人で、ずっと大人の同人に混じって、大まじめに童話や児童文学を書いていました。「ラヴリ」に出会うまでは、「同人誌」=文芸の同人誌のことだと思っていましたね。
あの頃は、私自身が『児童』だったんで、ただ単に自分が読みたい話を書いていたら、ジャンル的に『児童文学』だったんですね。今は「今の子どもが何を読みたいかわからない」ので、児童文学は書けません。
今のBLも「よく考えると、トンデモ設定」な作品がものすごくたくさんあります。そのトンデモ設定を読者に気づかせずに、うまく作品世界に引きずり込み堪能させるのも、作家の実力のうちだと思います。
最近新版が出て、私が読んでみたら「これジュネだ!」とわかって、かつ面白く名作だった作品は
・剛しいら「座布団」「花扇」
・遠野春日「茅島氏の優雅な生活」シリーズ
です。
すみません、お題違いなのに語り過ぎました。
「ヲタクは好きなものを語りだすと止まらない」んです(T_T)
今後も「やおい」「ジュネ」「BL」を堪能して、立派な貴腐人になろうと思います。(もうなっているか?)
本当に御丁寧な解説を有り難う御座いました。奥が深いですね~、ビックリしちゃいました。私がJUNEを読み始めた時には やおいの言葉が誌面でも使われており、掲載作品のあまりの痛さに一時期撤退し、復帰した時にはボーイズラブという呼び名になりつつあった気がします。私は商業専門なので、同人系の流れがよく分かりませんでした。本当に有り難う御座いました。
「モーリス」お好きなんですか?私もDVD持ってます。そこで質問です、ずっと「寄宿舎」を買おうかどうか迷ってます。レンタルビデオ屋に置いて無いので…。でもチョット他のDVDより高いんで 、いざ買ってガッカリしたくないので もし御覧になっていれば作品評価をお願いします!やっぱり耽美系好きなんです、やめられません~。
匿名様、本筋のQ&Aから脱線しまくって申し訳御座いません。オバサンは図々しいと思わないで下さい~。又 木原作品で感動を分かち合いましょう~。
匿名
ピピンさん、こんにちは。
丁寧な解説、勉強になりました。
やっぱり今はポップに手に取りやすくしてあるんですね!
よしながふみ先生と他の沢山の先生方が対談している『あの人と~の話』(すみません、題名すこしうろ覚えで)でもそういう話をしていました。
多分、私は生粋のBLっ子なのかもしれません。ジュネなどの作品に触れたことがないのかも…。
こうやって遍歴を教えていただくと、奥が深いんだなって改めて思います。
三島由紀夫とか、ジャン・コクトーの『恐るべき子供たち』なんかを読んで興奮していた小学生だったので(今考えると変態)ちょっとジュネなんかもイケるんじゃないかと興味が沸いてきました。
やっぱり昔よりも話が多様化したから読める本が増えたんじゃないかと思います。
なにわともわれ、犯罪はいかんですよね!恋愛はお互いを高め合うものをして欲しいと受け攻め共思いますです。
BLは『恋の一番良い時期』を切り取った作品が溢れているので、二人の最後まで読みたいなぁって思うことがあります。
『檻の外』みたいな最後の最後を読みたいなぁ。
。
匿名
医者もピンからキリまでいますよ~。
勉強が出来たからなんとなくって方もいますし、本当になりたくて時間をかけてなったっていう素晴らしい方もいます。
なんだかBLの作品に出てくる医者って『天才外科医』が多くないですか?
読んでると、『あ、また天才外科医…』ってなります。天才転がりすぎ!
学園ものも『天才』転がってますよね。
自分は本物さんが近くにいないので想像出来ないのですが、お話を聞いて『大阪市怖いな…』ってちょっと思っちゃいました。
うーん、ここ5年ほどは主に漫画しか読めてないんですよ。あと木原作品。だから出されると飛び上がるほど嬉しいです。
もう有名どころしか読めてないので人に勧めるのもおこがましい位です…。
成宮ゆり先生の『この男~』と『理想の男~』は久々にヒットしました。もうお読みになられてますでしょうか?
東京漫画社の出版物はずっと注目してます。
是非私もお勧めを教えて欲しいです。
。
匿名
味覚が変わる!まさにその通りですよね。でも昔から読んでいたから、今の私がある…昔から楽しんでいて本当に良かったって思います。
私は帰ってきて、深夜風呂に入りながら読むBLがストレス発散です。
もう隠れた趣味ですよ、脳内麻薬がプシューっと出て、傷付いた精神を癒やしてくれるのが分かるんですよ!
それで出てきて密林でぽちっと注文してっていうエンドレスな毎日でございます。
沢山あるBL、この間プラスチック製の洋服ケースをぶち破りました。
困りましたが、誇らしくもあります。
このBLの重みが世間と戦ってきた私の証!みたいな。
面白い話を本当にありがとうございます!
。
ごめんなさい。「やおい」の話が出てきたのでちょっと割りこませてくださいませ。ここで無駄なヲタ知識を晒します。
私の記憶するところでは、「やおい」の語源は、同人作家さんが自虐的に自分の作品について言い出した言葉なので、たぶん失礼じゃないですよ。
初出が、たぶん1979年の同人誌「らっぽり やおい特集号」のフリートーク内です。
これは同人会ラヴリが発行。主要メンバー:坂田靖子・花郁悠紀子・波津彬子・橋本多佳子他 24年組の後継と呼ばれる漫画家がなぜかこの頃金沢市に集中して活動してました。ラヴリは1979年当時は回覧同人誌かクチコミの通販でしか出回らなかったので、ラヴリの同人誌はファンにはいまや垂涎のコレクターズアイテムになっています。
また、この頃「既に一般誌デビューしている漫画家・作家が同人活動していると、編集者にバレるとやばいのでは? 「そんなことやっているヒマがあったら、本誌の原稿を書いてください」と言われそうという強迫観念の認識があったため、あえて大々的に広めないようにしようとしていたらしきフシがあります。なので、この頃の同人誌は「私は書きたいけど、一般誌に絶対書けないわー」なフラストレーションを解消しまくっている作品が多いです。
背景説明が長くなりました。
で、その1979年の同人誌「らっぽり やおい特集号」のフリートーク内で「自分たちの書いていることって、山なし落ちなし意味なしで『やおい』だねー」みたいな記述があったんですね。
これが、同人誌の世界で「自分たちもまったくその通りだともー!」と広まって、言葉が一人歩きをし始めました。
普通の一般誌に書かれる作品は、読む読者のことを考えて、まず登場人物の人となりや状況設定、二人のなれそめ等の伏線を丁寧にわかりやすく書かれています、そうしないと読んでいる人がワケがわからない。が、作者としては「この過程を書くのがめんどくせー。書きたいのはクライマックスじゃ。クライマックス(大好物)を書けるのを楽しみに、そこまでの過程を書くのを耐えましょう」と思っている人もいる、らしいです。で、同人作品になると、登場人物の説明なし(アニメ等の二次創作だと「もうみんなよくご存知よね」が大前提)、なれそめ・伏線なし(アニメ等の二次創作だと…以下同文)、当然もう惚れあっている、いきなりクライマックスから始まり、物語の収束もなし…「山なし落ちなし意味なし、書きたかったから書きました」作品になるという。
そして、やおい作品にはなぜか男性同士の同性愛を扱ったものが多かったので、
「やおい」=男性同士の同性愛を扱ったもの
という認識に変わりました。(こう変わる以前は、女性同士のやおい・男女のやおいもあった)
私自身は、いまだ「やおい」は「山なし落ちなし意味なし」の意味で使っています。
「やおい」=男性同士の同性愛を扱ったものに変わった頃、同人をやっている女子の中で、「やおい」になっていない男性同士の同性愛を扱った作品(起承転結がきちんとある)を区別して、「ジュネ」と呼ぶようになりました。語源は当然雑誌のJUNEです。
使用例:「この同人誌、やおいじゃない(起承転結がある作品)んだけど、ちょっとジュネ(男性同士の恋愛描写)が入っているんだよね。」
ちなみに、完全オリジナルのジュネな作品を「オリジュネ」と呼びます。
男性同士の同性愛を扱ったものに商業需要があると、雑誌JUNE以外の出版社が気づきレーベルを作ろうとしたときに困ってしまいました。「ジュネ」は雑誌JUNEが既に登録商標にしてしまっているので使えない、するとジャンルを表現する適当な言葉が見つからない。そこで「耽美小説」などと表記されるようになりました。しかし、読者は「耽美小説となれば、谷崎潤一郎、澁澤龍彦、オスカー・ワイルドなんかも入ってしまうではないか! 谷崎潤一郎は耽美だけどジュネ要素がまったくない。オスカー・ワイルドはジュネというよりホンモノじゃないかー」と不満。
この混乱時代に、ある編集者が「ボーイズラブ」という便利な言葉を発明したのです。
が、「ボーイズラブ」が広まっていくと、言葉の感覚的に「ボーイズラブ」には、ジュネにはあった背徳感的な雰囲気が薄れていきました。また「ボーイズラブ」なので、主人公は「『少年』じゃないとダメなんじゃない?」みたいな混乱で、「ボーイズラブ」の初期は学園もの・寄宿舎もの・おじさんが何も知らない少年にイケナイコトを教える話が異常に多かったです。
今は、ボーイズラブ及びBLも、更にいろいろなジャンルが分かれるようになって、多様な作品が読めるようになりました。
あ~、長い説明じゃった。
要するに、私の認識の中では、「やおい」「ジュネ」「ボーイズラブ」は全部別の言葉なんです。
さてお題の「 歳を経るに従って読めなくなった話。」なんですが。
私自身は、昔ジュネがまったくダメな人間でした。理由は当時読んだ作品がことごとく、「登場人物が全員信じがたい美形・内容が暗い・必ずバッドエンド(死ぬか殺されるかあるいは殺し合い、もしくは背徳な世界からの一般社会復帰不能で終わる)」)だったからです。
「ホモが出てくる作品は好きなんだけど、ジュネは読めないんだ。『モーリス』は好き、ジュネじゃないから。『トーチソング・トリロジー』大好き、ジュネじゃないから。ヴィスコンティ監督作品大好き、ホンモノだから」
と言ったら、ジュネ大好き友達に「あんた、変だよ」と言われました。
「でも『やおい』は好きなんだよね」
「うん、だってさー、『やおい』は、お料理のコースメニューに例えれば『全品デザートでございます』みたいなもんじゃない?」
「ごめん、意味がわからないわ」
しかし、ボーイズラブが出てきて、恐る恐る読んでみたら「軽い・明るい・ハッピーエンド」、なにこれ面白い。で、がっつりハマって現在に至る。
そして、最近、昔のジュネ作品の良作が次々新版で出てきているじゃありませんか。読んでみたら、私、良作ならばジュネもいけると、わかりました。古い作品を発掘中です。
「歳を経るに従って読める作品が増えた」私で、ございました。ちゃんちゃん
ただ、昔も今も「ショタ」はわからないし、読めません。これは「 歳を経るに従って」じゃなくて、「最初から」なんでお題違いですね。
ちなみに、私のジュネ大好き友達は、「どうにもボーイズラブってダメなんだー(T_T) 最近ジュネな作品が見つけられなくて食指が動かない」と泣いております。
医者物、実は私も苦手です。ウチの姉はケアマネージャーをしているのですが、若い頃は医者とは絶対に結婚しない、と毛嫌いしておりました。何だろう、現実を知っちゃうと夢が持てないのかな。ヤクザ物もそうかも、大阪市内のど真ん中在住なので 結構近辺に本物さんがいらっしゃる。どうもギャップがねぇ…。とか言って「交渉人シリーズ」「エスシリーズ」「たくらみシリーズ」はお気に入りですが(奈良千春さんの絵が好きなんです)
気分転換したい時は ラブコメですね。あまり難しい内容は避けて、ひたすら笑いに走る!樹生かなめ・高月まつり先生をよく読みます。お勧めのラブコメがあれば教えて下さい。
話は逸れますが、やおい、この言葉今はあまり使われていませんよね。なもので私は勝手に死語扱いしちゃいました…。やおいの語源が作者に対して失礼なので あえて私は使わないのですが、一冊丸ごとエロシーンみたいな物は 今でもやおい本だと区別しています。スミマセン正確な流れが分からないので どなたか答えられる方、お願いします(サクッと丸投げ)。
とにかく「歳をとると読めなくなる本がある」、これ正論って事で!!
匿名様。
私の方こそ、とっても興味深いトピを立てて下さって感謝しておりますよ♪実はこの話題は腐友と良くしていて、このトピを発見した時は『あっ、私以外にもそう思ってる人いるんだ!!』って感激しました。
これって、歳取るにつれて味覚が変わるのと同じですよね(笑)。
その時その時の楽しみ方の変化があるのは自分自身新たな発見があり、『まさか自分がこのジャンルを読むなんて…!』と驚愕する事もしばしば。結構【食べず嫌い】をしていたのだと反省しています(笑)。
私は仕事から帰ったら、酒・煙草を飲みながらBLを読んで、
一日の疲れを癒しております。至福の時です(*^^*)
中毒だなぁ(苦笑)。
確かに増え過ぎて保存場所に困りますが、溜まっていくのを見るとニヤニヤが止まりません♪
『今日はこの山の中から、何を読もうかなぁ~♪』と。
…バカですみません…。
これからも、楽しい会話が出来たら嬉しいと思います。
他の方のご意見も是非、お聞きしたいですね!!
匿名
私も疲れたらBLです!
煙草やお酒と違って後に引かないし、二時間くらいで元気になるし!
すっごい疲れてるときって、エロを読みたくなりませんか?
エロだけじゃやだとか言いつつも、疲れた時用に常備してあります。
BLが無かったら、どうやって息抜きしてたんだろうなぁってくらいの無趣味っぷりなんです。無趣味じゃないんだけど、BLだから言えない…。
BLがあって困るけど、(現実逃避し過ぎ。仕舞う場所無い)無かったら困る。
やおいってもう言わないんですか?!
貴腐人って言われて納得しちゃいました。そうか、もうそんな歳だわ…。
なんだかはじめはじめさんとの会話に割入っちゃってすみません…自分の立てた話題に答えて戴けるのが嬉しくて…
楽しいお答え、本当にありがとうございます。
。
匿名
はじめはじめさん、こんにちは!
確かにエロ重点のお話は読めなくなりました…。
なんだか前は獣のようにどこでも盛る攻め様を読んで『愛だわ』とか思っていたけど、今言わせると『…木の股でも良いんじゃないか』と思っちゃいます。
ヤクザものも今多いですよねー。
確かにヤクザものは現実離れしてるかもなぁ…木原先生の『薔薇色の人生』は読んじゃいますけどね。
BLの学園ものは少し苦手に感じるときがありますが、逆に文芸の学園ものが臭う作品は好きになりました。
『風が強く吹いている』、『いちご同盟』とか…。
あと、私は医者が出てくる作品を好まなくなりました。
所謂鬼畜医者が出てくるやつ。
そんなん忙しくてネチネチ鬼畜なんてやってらんないよーとか思うと、ふと熱が下がったのです…。
自分の職場が出てくると、ふと熱が冷めませんか。
学生のころは好きだったのになぁ。
なんだか文頭に付ける『学生のころは』が悲しくなってきました。
息子さんかぁ…バレたくないですよね!家族にバレたら楽なんだろうけど、バレたくない!
私も洋服部屋にBLを並べて夏服でサンドしてって大変です…もう服がBLのクッション材になってる…。
私、今でも本屋で買えないんですよ。
買えるには買えるんですが、汗が…でも辞められない…
お互い、茨の道を勇ましく歩みましょうね!
はじめはじめ様、初めまして。
そうなんですよ!自分がもう青春時代に戻れないから、本の中だけでもキラキラ☆ドキドキの純粋な話を求めてしまうんです。
そして、エロ重視もNG…。全く同感で御座います。
どっちかというと、心の動きの方に重点を置いてますね。
じんわりゆっくりと心に沁みわたる作品が好きです。
『スローリズム』良いですよね♪木下さんの透明感のある絵が、これまた良く合ってるですよっ!!
あ、かと言って、全くエロが無いのも読んでる訳ではありませんけどね(^^;) 所詮は貴腐人…で御座いますから(笑)。
もう腐女子と言えないのが悲しいですけど(泣)。
でも、落ち込んだ時には単純ハッピー☆な話を読んで、
気分を盛り上げてますよ。やはりBLは私の心の栄養剤なので。
頭空っぽにして、また明日から頑張ろうって自分を励ましています。
やおい!!
これはもう死語になってるのでしょうか(笑)?
久々にお聞きしました(笑)。
もうここまで来たら、BLから足を洗えない事は重々承知しておりますので、トコトンこの世界を楽しみたいと思っています。
…更なる萌えを求めて…。
BL歴15、16年になる私はちるちるさんではかなり高い年齢だと思います。なのでBLを語り出すと長いです(^o^)
BLのジャンルですが、私も未成年との歳の差カップル駄目ですね。あと年々エロに重点を置いた小説は読めなくなってます。最近はヤクザ物もチョット苦手(本物とのギャップが激し過ぎる)逆に学園物はOK。多分、自分が汚れてしまった大人(^O^)なので、純粋でキラキラした物に惹かれるのだと思います。リーマン物大好き、特に山田ユギ&木原先生、全部持ってますノンケがゲイに落ちて?行く過程がキチンと書かれた作品が好きで、杉原理生先生の「スローリズム」は私の宝物です。
昔はBLといえば暗い話も多く、内容が「ホモ」ですから 書店で買うのが恥ずかしかった~、今と違いネットで買えなかったので…。もうヤオイとか言わないし、お日様の下で堂々と読めるし(嘘です)最近の悩みは、中学生の息子に、大量のBL本をこのまま隠し通せるかどうか…マジでどうしよう
匿名
ぺーまんさん、こんにちは。
ぺーまんさんは逆なんですね!
年齢的に学園ものはどうしても目線が親とか教師目線(?)になっちゃいますよね。
だから学園ものを書いている作家さんは瑞々しい感覚を忘れてないんだなぁ…って尊敬しちゃいます。
私は遠い昔の学生のとき、事細かに教科を擬人化して勉強してました。嫌いな教科を少しでもするためだったのに、擬人化に力をいれすぎてました。
だから擬人化が流行始めたときに、『時代が私に追い付いてきたな…にやり』みたいなことを…思っちゃいましたああ恥ずかしい!擬人化好きです。
しかし鉄道を擬人化したときはびっくりしました。
私も『大人×すっごい小さい子』みたいなのは…ちょっと…って思っちゃいます。
『待って!まだその子道理も分かっちょらんよ!』と。まぁ読むんですけど!(ォィ)
どんどん『男同士の恋愛』だけじゃ満足出来なくなってますよね。酸いも甘いも欲しいのよ!
どのBLの作品の水準が高くなって、多岐に渡るから、やっぱり沢山読んじゃいますよね。
BL…次はどこに行くんだろうなぁ…宇宙とかかしら。宇宙飛行士と宇宙人とかかしら…。星に連れて帰りたいけど酸素が無いよ!とかかな。
。
学生の頃は『学園モノ』が嫌いでした。
何て言いますか…同じ目線で読んでいて『オイオイ、将来性も全くない事に時間費やしてんなよ…』とか『そんな事してる時間があるなら、勉強とか他にする事あるだろうが!』とか、思っていましたが、学業から遠ざかる事十数年…今は『悩め悩め、若人よ』と微笑ましく読んでおります(笑)。
あと、人外モノや擬人化モノも、『ただでさえBLはファンタジーなのに、更にファンタジーって(苦笑)』と避けてましたが、今では『もう、トコトンファンタジーOK♪バッチこーい☆』みたいな感じで楽しんでおります(*^0^*)
お蔭様で読むジャンルの幅が増えて、大変な事になってしまっておりますが…(苦笑)。
そんな私ですが、やはり昔から【未成年に手を出す大人】の話はダメですね。『常識考えろよ…BL(ファンタジー)でもさ…』って思ってしまって心底楽しめないです。読んではおりますが(オイッ)。
歳を取るにつれて寛容になってきてるのかなぁ~なんて、
オバサン発言、失礼致しました!!
匿名
そうなんですよ!
木原作品なんてまさに『大人の贅沢嗜好品』なんじゃないかと思うくらいです。
今より若かったら(いっ…今だって若いですけど!)『リベット』や『箱の中』シリーズなんて絶対読めなかった!もしかしたら嫌悪感が先立っちゃうかもしれない。
学生ものは自分がある程度経験しちゃってるだけどうしても現実味が薄れちゃうと言うか…なんだろう、上手く言えない。
15、6歳とかのキャラクターを見るとなんとも言えない気持ちになるんです。
もちろんBLはファンタジーなんだっていうのは分かるんですが、年々リアリティがあるもの、またはぶっ飛んで自分の生活にかすりもしないファンタジーを求めだしました。サラリーマン、大好きです。
でも私も全く学生が駄目とかじゃなくて『僕の先輩』とか『フラワー・オブ・ライフ』、山田ユギ先生の作品は大好きなんです。
そう、イラストも山田ユギ先生やよしながふみ先生、若い頃は興味が無かった大人っぽい絵に移行しました。
大人になるのも楽しいですよね!
というか、BL世界がシフトチェンジしてきましたよね。
ちょっと前は『学生』『生徒会』『転校生』みたいな作品が多かった気がします。
匿名さんと同じく、年齢が上がるにつれ『学園もの』を読まなくなりました。
全く受け付けないというのではないけれど、ぱっと見て表題作が高校生とかの学生、学校生活中心の学生×学生のお話は好きな作家さん意外ほぼ買わなくなりました。
働き出して社会に揉まれて十年強、今の自分が学校という場所からずいぶんと離れてしまったからか、学生同士のやりとりというものに、萌える要素を見いだせなくなったようです。
受・攻は置いといて・・・社会人と学生の組み合わせだと、学生だけでなく社会人側の働いてるからこそという気持ちがなんとなくわかるというか、ですよね、と思える部分があって共感しやすく読んでいても楽しくなってきてるからなのでしょうか。
逆に、若いころはいまいちピンとこなかったリーマンものなどがだんだんと年を取るにつれ読む率が高くなってきたように思います。
大人×大人という組み合わせが好き。
昔は、というか今も嫌いではないけれど、特に好きだったのが大人×学生というのが好きでした。
年の差萌があるので、本当に好きな組み合わせです。
あと年齢が上がるにつれ、木原さんが書かれるような精神的な痛みを伴う物語、切ない物語、なども楽しめるようになりました。
昔はただ読んでも「痛い」と痛みの部分ばかりを感じて、感情の深読みや作者さんの訴えたいこと、こういうことを言いたくて書いてるんだろうな、ということが想像できなかった。
今は少しはそういう事が出来るようになったかな~と思っています(^ー^;)
あと、昔は兎に角可愛い絵が好き!でした。
受けが可愛いとなお良し!みたいな少女漫画ぽい絵が好きだったんですが、年齢が上がるにつれ少女漫画ぽい絵が受け付けなくなり、男性は男性らしく、とちゃんと男性を描く作家さんが好きになっていきました。
長くなりましたすみませんー!
この質問に関する回答は締め切られました