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さっき雑誌買いに本屋へ行ったら、雑誌のコーナーに「三角関係カタログ」という本がおいてありました。 手にとって見ると、要するにそれはBLのアンソロジー本。良く「年下特集」とか「下克上特集」「リーマンカタログ」とかある。ああ言うのです。 何となくしばらく (ふ~ん) とかいう感じで表紙のイラスト眺めていたんですが、買う気はないので、そのまま本棚に戻したんですよ。 はっきり言って、私、三角関係ってどーも苦手なんですよね~ だってアレって、主人公が後二人の内どっちかを選んで、そしたら絶対もう一人の方はあぶれてしまうじゃないですか。アレがどーも嫌なワケなんです。私的にどうも何つーか……後味があまりよろしくないんです。 だって、その「あぶれた方」って言うのが何故か絶対と言ってもいい位の確率で、私の好みジャストの人だったりするんですよ。アレは何でなんだか本当にもう不思議です。 ただ単に私の好みが一般人と大きくかけはなれているのかマイナーなのかなんなのか…… いや、そうじゃなくて、アレっていっそ何かのパターンが働いているんじゃないかと時々思うんですよね。ストーリーはともかくとして、その、何か主人公をめぐる二人 (まぁ普通攻めですが) の属性というか性格というか……あ、後容姿も? 私は、ツンデレタイプや鬼畜横暴な攻めより、どっちかって言うと、優しくて健気で真面目な王子様タイプな攻めの方が好きなんですよ。所々やさしいけれど普段寡黙で何考えているか分からない無愛想な攻めと、誠実なお調子者となら、多分お調子者な攻め取ります。 もう薄々って言うか、ある一部の人にはバレバレだとは思うんですが、私はものすごく眼鏡に萌える人なので、三人の内、一人がもし眼鏡つけているキャラだとしたら、もう寡黙だろうがツンデレだろうが、キャラ一瞥しただけで、完璧そっちに意識行ってしまいます。主人公が眼鏡、もしくは主人公とくっつくどちらかが、眼鏡をかけているのならそれはそれでもいいのですが、 眼鏡な優等生キャラor眼鏡な王子様キャラ、そんな感じの眼鏡であればもう私は何も言うことはありませんね。その手の組み合わせなキャラは、私の中で殆ど最強なので。 けれども、悲しいかな、その手のタイプは主人公として出てくるのでない限りには、出て来たとしても、最後まで恋のバトルにて生き残れる確率は、殆どと言ってありません。 眼鏡はともかくとしても、どちらか一人が優等生or王子様。健気で真面目系、というのは、BL以外にも少女マンガなんかには良くあるパターンですね そうですね、一方が真面目系、王子様系だったなら、もう一人ははっきり言ってツンデレ系です。主人公の事が好きなのに、意地を張って「好きじゃねぇっ」と言い張るとか……ナカナカ素直になれない困ったちゃんなのです。 ここ、BLの場合ちょっと違いますね。どこが違うかってーと、この、真面目くんの対戦相手が「ツンデレ」だって所。多くの場合、ここで使われるのは「鬼畜」です。 「ツンデレ」よりもパワーが増しているというか悪化しているというか。まぁあるイミ、自分の気持ちには正直ですけどね。(笑) 主人公好き勝手に振り回して、そして主人公がどんなに嫌がろうと何しようと、もう全然お構いなしにガンガン襲いまくるんですよ。 主人公に「好きだ」とか毎度熱く熱く主張しまくって、それで相手が自分を受け入れないのなら無理矢理に殆どもう逆ギレでもって……ってそんな感じです。 オンリー攻めとかのでこういう攻めだったら、私も別に嫌いでもないんですよ。 ただ、「三角関係」で、真面目なもう一人と比べてしまうと、何だか絶対その「鬼畜」の方には行ってもらいたくないんですよねぇ~ 主人公は、大抵初めの内は、この「鬼畜」が好きじゃないんですよね。毎度毎度な自分への力ずくな求愛にはいい加減うんざりするし体ももたない。はっきり言ってすごくすごく迷惑もしているんです。出来ればもう自分に近寄らないで貰いたい。自分はその「鬼畜」の事なんか好きでもなんともないのだから。 この時点で、主人公が想いを寄せているのは、「真面目」くん。 真面目くんは、いつもいつも自分を心配してくれる、自分を見ていてくれる。一緒にいると癒される。幸せで穏やかな風が吹く。 そんな主人公の心の中に気付いて、また例の「鬼畜」が暴れます。「何であんな奴がいいんだ」と…… しかし、物語の最後、主人公とくっつくのは大抵の場合、「真面目」くんではなく、この「鬼畜」な方なんです!! ハイ、ここ一個すごいミラクル。(笑) もの凄い逆転劇ですね。あんなに主人公嫌がってたのに……この「鬼畜」、一体全体どんなトリック使ったんだ? 種明かし。実はこういうトリック使ったんです……もうこれは、私的にいうなら「禁じ手」というか、「飛び道具」……もしくは最強のカード、ジョーカーです。本当にずるい、何かコレフェアじゃぁない。私の知り合いの腐男子の人も、以前その手の三角関係の小説読んだらしくて、自身のブログで「反則技だーーー!!!!!」と叫んでいましたよ。 「三角関係」の飛び道具、それは「昔の約束」ってヤツです。 実は、この「鬼畜」、ずうっと以前にも一回この主人公に会った事があるんですよ。 そしてその時、主人公はこの「鬼畜」の人にある約束をします。「大きくなったら僕がお嫁さんになってあげる」とか何とか。 主人公は、当時とても小さかったし、だからもうその時のことは全然覚えてもいないんですね。しかし、「鬼畜」の人はそれをしつこく覚えていた。 「鬼畜」な人は主人公に言います。「再び会って、俺は確信した。ああ、これが運命なんだ、って。だから今度こそ、絶対絶対手に入れなくちゃ、って思った」…… あぁそうか「運命」か…この言葉言われたらもう最後だよ。 最大にして最高のジョーカーですね、なんせいつの時代もそれが1番の恋愛モノのテーマなんですから。 「約束」も、果たさなくっちゃ。 とにかく、その飛び道具でもってその主人公は間違いなく一気に「好き」メーターダダダダダーーッッて加速度的にあがるんですね。ゲームだったら1番でかいフラグぼこって立った感じです。 そして、それとちょうど反比例するようにして、今までかなり好きだったはずの、その「真面目」くんに対するメーターは、極限にまで数値下がるんですよ。 おぉいーそっち行っちゃってホントにいいのかい~?! こっちにアンタ (主人公) の事もっとちゃんとまともに愛してくれそうな人いるよ? 先々の身体のこととか色々考えたら、なんか悪いこといわないから、こっちにしといた方が良くね? ね? あぁ……「真面目」くん、フラレちゃったよ、くすんくすん、アンタが一生懸命だったって事は私には分かっていた。応援していたんだよ、だからアンタの恋を。幸せになって欲しかったんだよなぁ~世の中まっとうに生きてて、何かっつーとすぐ押し倒したりしない少なくとも「鬼畜」なんかよりは全然常識のあるアンタには……(泣) 何だか無償に悲しくなって来てしまう……だって恋に敗れた方は、敗れた途端にストーリーでの扱いとかもやっぱおろそかになってしまうし。 全体的に出番も減ります。それまではカナリメインのキャラとして扱われていたのにね。野球で言ったら、イキナリ一軍から二軍に落っこったようなものですし。 さっき「眼鏡はともかくとして~」と書きました。しかし、その手の真面目とか健気なキャラに、眼鏡が多いってのもまた事実。 本屋で見た、そのアンソロジーの表紙になっていた絵も、三人の内一人にそれとビンゴな眼鏡な人がいました。 実際その絵の話読んでないので良く分かりませんが、まぁ多分、十中八九彼があぶれるな……と、何となく私はピンと来たのです。(かわいそうに…あんなにかわいい眼鏡だったのに 泣) そんな私ですが、好きな「三角関係」って言うのが一つだけあるんですよ。BLならではですね。男と女だとこうは行かない。 主人公が、二人の内どちらを特に選ぶことなく、三人一緒にいつまでも……ってヤツです。 その手のタイプには、両方とも鬼畜だったりちょっとまた組み合わせの属性が変わってはくるんですが……うん、まぁこれなら私もオッケだ♪ 複数Hは大好きだからどんどんやっちゃっておくれ。(おぃ) だってアレならどのキャラも仲良くえこひいきなしですし。 でも、それ以外のは、悪いけど私ゃぁちょっとパスします。<m(_ _;)m>
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