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「BLは演歌だ」、その心はお約束、定番を大切に大切に…… んで次に「お約束」ですけれど、私はこれをズバリ「料理の極意」と説きましょう。 その心は、「卵料理に始まり卵料理に終わる」。 卵って比較的って言うか、どこででも結構すぐに手に入って、しかも安価ではじめての人でも手軽に扱える食材ですよね。 なんならそのままごはんとかにかけても美味しいし、料理のバラエティとか、手をかけようと思えばいくらでもかけられる、そして種類も豊富。でも、シンプルなだけにとっても奥が深いのです。 例えばオムレツ。この一見まさに簡単そうで、だからこそ時にはちょっと軽視までされてしまいそうな位のこの料理、この料理一つをとっても、実際もんのすごく一杯色んな味があるのです。卵の味付け、中に入れる具のほかにも、かき混ぜ方、焼き加減、ちょっとした事ですぐ味は変わります。 お寿司屋さんでは、メインとはいかないものの、卵焼きにその店の味をどう表現するか、と言うのはいつも重要な課題になっていると聞きます。 たかが卵、されど卵、おろそかにしてはイケマセン。たかがお約束、されどお約束、おろそかにしてはイケマセン…同じ事ではないだろか? そう私は思うのです。 前回は、ストーリーの進行及び、流れの上でのお約束の一例として「H」を取り上げてみました。もちろんこれら以外でも、色々な箇所や分野で「お約束」と言うのは発生します。 例えば、受けと攻めの職業や立場、置かれている状況。そして「眼鏡」「髪型」「年齢」などキャラの身体的、外見などの特徴、「敬語」「鬼畜」etc. まぁここで言う一番「お約束」っぽいって言ったら、やっぱ一番最初のヤツですか……つまり「職業・立場・状況」ってヤツ。 後のは…あえて言うなら「オプション」、的な☆ この「職業」の「お約束」。単独でももちろんイケなかないんですが、大抵の場合それに見合った「職業」とのカップリング、つまり、二つ (以上) 合わせて使うとより萌えの効果が増すようです。 いくつか考えてみましょう。 まず最初に私の中で浮かんだのが、ビジネスマン同士のオフィスラブです。 大抵の場合、片方は平の社員なんですが、もう一人は、課長や部長などの肩書きが付いています。早い話が、上司と部下の関係。 何故か同じ平同士って言うのはあんまりないんですね……なくはないんですが、「お約束」濃度さ的には、やや弱め。 これがビジネス最大の特徴、って私は思っているんですが……いくら肩書きが付いていても「社長」って言うのは、この場合平社員との上司枠にあてはまらないんですよね。 どういうことかと言うと、社長が平の社員と結ばれるということはあんまりない。これは濃度レベルが平同士と同列位、いやもっとかな? とにかく下がります。 まぁ…確かに考えてみると、お互い働いている場所とかも違いすぎて接点がもうないのかも知れませんね。もし、どうしても平を相手にしたい時には、社長自ら奥の手を使う。どうするかってーと、それと決めた相手の社員を、自分の秘書にするのです。 社長の場合、相手は平ではアリマセン。これも、実はちゃぁんとベストな組み合わせはあるのですよ。ハイそう、皆さん分かりますね? そうそう、秘書です。(笑) これは美味しいですねェ~濃度一番高いかもですね、もしかして。だってこれ、実は「上司と部下」の「お約束」に合わせて、隠し味的に「身分の差」と「主従-」まで入ってるんですもの! まさに一挙両得ですね。一粒で二度、いや三度美味しい。 次に「学園もの」行ってみましょう♪(だんだんノってきた 爆) これって、実は「ビジネスもの」にとてもとても似ているんですよ。とは言っても、もちろん違いはありますよ? 皆さんは「学園もの」と聞いて、まず何を思い出しますか? 多分、一番多い意見はアレでしょうね、いわゆる「生徒会長もの」と言うヤツです。場所によっては、もうすでに、「学園もの」の代名詞っぽく使われてたりもしますから。 学園の主な構成員ってか、主役はもちろん生徒です。これを会社に例える……するってェと、トップに立つ生徒会長は、もしかして「社長」か? ってな話になって来ると、これはまぁ…ストーリーによっては「そう」だとも言えるし「いいえ」とも言える。 これは、その舞台となる「学園」の中、生徒会長が一体どの程度の重さを置かれているか、によって決まる訳なのです。ホラ、良くあるでしょう? たまぁ~に、先生よりもなんかいばってて立場的にも上っぽい生徒会長。(笑) 先生も頭上がんないみたいな。ああいうのは間違いなく「社長」です。 そして、対する「秘書」ですが……これはもちろん副会長しかないでしょう。だってどっちも補佐なんだから。ただし、この場合隠し味の「主従」「身分差」はまぁ殆ど無効です。 だからかな? 生徒会長と副会長のカップリングは、ここでは少しやっぱり弱い、と言うかあんまりない。生徒会長の場合はやっぱり平、いや、一般生徒となんですね。 ビジネスでは結ばれない関係でも、これはやっぱり基本違いますから。 ただ、相変わらず平社員同士…一般生徒同士って言うのはあんまりないですよ。あ、違います違います!! 今言った「一般生徒同士」って言うのは、同級生同士って事です。 つまりですね、上級生はこの場合「上司」になる訳で、下級生は即ち「部下」なんですよ。「部下」って言い方もなんかおかしいですが。 うん、この場合も「上司と部下」(上級生と下級生) は大変人気があります。 「学園もの」と「ビジネスもの」この二つ、徹底的に違うのは、学園もの」には「先生」と言う、メインではないものの付き物な別種な人間がいる……と言う事でしょうね。 私は、もしかしてこれってジョーカーかな? なぁんて思っています。 ってな事を言うと、いい加減「演歌の次は卵料理で次はジョーカーかよ!」って呆れる、ってか怒り出す人も出て来るかもですねぇ~(爆) 非難、中傷もう甘んじて受けますよ。だってコレ、何にでも組み合わせられるんですもん!(爆) 生徒でも生徒会長でも副会長でも、まぁ先生同士でも、校長や理事長なんかでも?!(だんだん学園舞台から離れてくんぢゃねーか? って気も何だか 汗) ちなみに、この先生には通常のオプションの他に、色々特殊系追加オプションも用意してございます♪ 医者でないのに白衣、とかね☆ (答え:養護教諭or科学or生物の先生) オフィスラブ、学園もの、と来て、次に「お約束っぽい」って言うと何がありますかね? 「医者もの」? うん、確かにそれは多いですね。これには「医者×医者」あるいは医者と患者なのがあります。「執事もの」? 相手は旦那様でしょう、やっぱり。「芸能人とマネージャー」……ああ、あるある☆ (ここまで書いてハタ、と気付きました。 おんや? どの職種でもほぼ共通しそうな「お約束」ってもしかしたら……上司と部下? いや、全部ビジネスに置き換えもつもりはないですが。「身分」じゃ少し重すぎるし 爆) ここに書いた他にも、もちろん「お約束的職業」ってのは沢山あるし、オプションだって探せばいくらだってあります。 職業的なのも含めて、話の流れ云々のも入れれば正に無数ですよ、「お約束」は。 うわぁ、すごく、だったらお約束ってすごく便利じゃぁない? 際限なしにいくつでも使えて、しかもこれら全て「萌え」直結なんでしょ? 更にオプションも付け放題なんて♪ ハイ、そうです。際限なく使えてとってもお得なんですよ、「お約束」。 ただ、うまく使いこなせれば…… 「お得」で「便利」で結構「手軽」、ね? 冒頭で書いた「卵」にそっくりでしょ?(笑) シンプルな分だけ、実はとっても難しいんですよ…デリケートなんです、味にごまかしが利かない。 もっと言っちゃうと「諸刃の剣」? メリットは確実にあるけれど、その分デメリットもない訳じゃぁないんだから、 ……あ、良く考えてみたら、生徒って言うのは「職業」でしたっけ? いや、確かに学業は学生の仕事なんですけどね。まぁそれは言葉のアヤでいいとして。(いいのか 汗) 二回に分けて手を変え品を変え (表現がな 爆) 語ってきた私的BL論。 私はとにかくBLの要は「お約束」だと考えています。そしてそれをどう生かし切るかって言うのが作者の真価の問われる所。 皆さんはいかが思われますか?
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