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■ 復活の秘策と陥没の秘策/バーバラ片桐/水名瀬雅良/リンクスロマンス 高校時代から好きだった宮垣と同窓会で再会し、勇気を出して告白した結果、付き合うところまでこぎ着けた池戸。 でも、自己主張の少ない宮垣の気持ちが掴めず、池戸は不安を募らせていた。 そんな中、いつもとはどこか違う宮垣の態度に、元々ノーマルだった宮垣が無理をして自分と付き合っているのではないかと不安が募り始め…。 という、付き合っているふたりに起こるトラブル話。 既に付き合い始めているところから始まっていて、収録されている2編とも好き合っているが故に起こるトラブルです。 本人たちは真剣に悩んでいますが、全然深刻ではなくて、端から見たら「バカップル…」と思われるような類のもの。 全編池戸視点なので、とにかく宮垣が何を考えているのか読んでいるこちらもよく分からず、特に最初の話は宮垣の思惑が読めなくてもどかしいです。 それだけに、理由が分かったときの脱力感がすごい(笑)良い意味で! 最初の話は『復活の秘策』 タイトルから分かるように、攻のナニ勃たなくなってしまった!どうしよう!という話です。EDです(正確に言うと、一応勃つことは勃つので完全なEDではありません) 元々宮垣は無口なので自分からは何も言わないのですが、当然池戸はその変化に気付きます。 男はごまかしがきかないから大変ですね(笑) マンネリなのかといろいろ策を講じてみても改善せず、飽きられたのかもしれない…と池戸はどんどん不安になっていく。 そんな状態なのに、宮垣は何も言わないなんて一体何を考えているんだ!と、宮垣に腹を立てていたら………。 理由が予想外過ぎて吃驚ですよ! 宮垣さん、むっつりすぎ!! ただでさえ無口なのに、下半身まで静かになってどうするんですか…!! 2編目は『陥没の秘策』 何故陥没か、それは受の乳首が陥没しているから!ということで、陥没乳首ネタです。 1話目の最初からこの描写が出てきますが、この陥没乳首が原因であるトラブルが発生します。 機能的に問題はなくても、ずっとコンプレックスになっている乳首を人に見られる事は池戸にとってとてもストレス。 回避できない事態になった池戸は、どうにかしようと必死にあがき、陥没を治そうと器具を購入するのですが…。 本人は必死だけど、読みながらニヤニヤが止まりませんでした(笑) BLを読んでいると乳首責めに度々出会いますが、私は今までほとんど興味がありませんでした。 しかし、今回まさかの陥没乳首萌え! 陥没乳首は乳首とは別の萌えカテゴリーでした! 普段隠れているから敏感で、見られる事に羞恥を感じるところがポイントでしょうか? そのいじらしい可愛さが予想以上にツボに嵌って萌え悶えました。 乳首萌え属性の無い方にもオススメです! ということで、バーバラ先生の新刊はEDと陥没乳首ネタの話でした! 身も蓋もない言い方ですが、まさにそんな話です。 攻がヘタレ過ぎたり、ストーリー的には強引だったりするけれど、それが逆にネタになるくらいの勢いを感じます。 陥没乳首がまさかこんなに存在感あるなんて…! この1冊でどれだけ「陥没」が出てきたのか数えたくなるくらい、陥没描写いっぱいの話でした。 そして、7月の新刊から、そんな陥没乳首ネタを堪能できる作品をもう1冊紹介したいと思います。 陥没乳首ネタ未体験の方は是非どうぞ! 新たな萌えツボを発見出来るかも? ■双思双愛の夏休み/藍生有/鵺/花丸文庫BLACK 双子の充と光は正反対の性格だけれど、お互いに何も言わなくても分かり合える存在。 でも大学で別の学科に進学したことで、生活も交友関係も別々になってしまった。 そんなふたりは、夏休みに幼馴染みの双子・氏原基久と治久兄弟と共に、氏原家の別荘で数日間過ごすことになる。 密かに想い続けている基久との時間に気持ちが高ぶる充だが、光の様子がどこかおかしい。 その理由を知ってしまった充は、戸惑いながらも受け入れるしかなくて…。 毎回異なる双子が登場する双子シリーズの新刊は、双子と双子のカップリングでした。 窪沢家の双子は、大人しくて控えめな性格の充と、明るくて奔放な性格の光。 氏原家の双子は、理知的で優等生な基久と、人当たりがよく軽い雰囲気の治久。 一卵性双生児で容姿はそっくりですが、それぞれ性格はかなり違っています。 主人公の充が憧れの基久にどう近づいていくのか? もちろんそこには、このシリーズお約束のエロいっぱいな展開が待っています! 光と治久の関係も含め、それがどう盛り込まれてくるのかワクワクでした。 とにかくもう1度エッチが始まったら延々とやっています、この4人! 2泊3日、寝ている以外の時間は盛っていたのでは?という勢いです。 これだけ時間があるので、プレイも盛り沢山! これまでこのシリーズは片方が双子というカップリングだったので3Pだったのですが、今回は4人いるので4P(2P同士なのでスワッピング状態)です。 双子同士の気持ちの通じ合う様子が分かりやすくあぶり出されていて、このスワッピングが効果的に使われていると思います。 そして、「恥ずかしいことは気持ちいい」という、萌えの基本が全編通してとても生かされていたのがとても印象的。 陥没乳首も、そんな羞恥心の美味しいスパイスになっていました。 双子ならではの陥没設定に注目! 充は戸惑っていますが、大好きな基久だけでなく、光と治久の関係に影響される形で受け入れています。 4人しかいない別荘という閉鎖されて空間で、次第にその違和感すら快感になっていく過程が面白い。 優しいと思っていた基久のドSな本性もキャラの魅力に繋がっていました。 そして兎にも角にもエロいっぱい! 双子×双子は可能性無限大ですね…!!! 突き抜けたエロは、難しい事を考えず萌えに身を任せられます。 切なくて胸が震える話もいいけれど、疲れた時にはこんな萌えに身を任せるのもよいのでは? 暑い夏に萌えをどうぞ♪
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