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ニューヨークで一番マンガが多いところといえば、何といっても、紀伊國屋書店! ロックフェラーセンターから移転した新しい店舗に、行ってまいりました。最後に紀伊國屋書店を訪れたのは5年くらい前で、そのときは日本語のマンガがメインだったように記憶しています。が、今回、2階のフロアーいっぱいに英語版の日本のマンガが広がっている様は壮観でした。ボーイズラブの棚はと探してみると、なんと1棹、まるまるボーイズラブです。まぁ素敵~、と思いましたが、広い売り場の片隅に追いやられているところは、日本と同じ。でもいいの、人目を忍んで、ゆっくり選べたほうが嬉しいものね。 勇気を出して、マネージャーのSさんにお話を聞かせていただきました。日本人とアメリカ人の訪問比率は、だいたい6対4くらい。でも購入は、だいたい5対5くらいの割合だそうです。読めなくても、日本語のマンガを買っていくアメリカ人も多いそう。よしながふみさんの英語のマンガが充実しているのが印象的でしたが、同じよしながさんの日本語のマンガも確かに置いてありました。不思議だなと思っていたら、今回知り合ったマニアのひといわく、「マニアは英語の本だけではなくて、同じ日本語の本を買わないと気がすまないんですよ」とのこと。「ガーン、とか、どひゃーとか、擬態語を日本語のまま残してあるのもあるでしょう。英語に直してあるものもあるし。あれを較べたりとかして、楽しむんですよ」だそうです。 Sさんは日本語の勉強用に買っていく人もいるとおっしゃっていましたが、マンガで日本語を勉強したひとって、確かに口語に強くて、若者らしい普通の日本語を喋られるひとが多いです。でもボーイズラブの特殊用語を覚えてしまうと、それはそれで心配かも。遣い道がなさそうです。 ボーイズラブコミックは、きっちりビニールが掛かっていて、厳重にガードされていました。少年ジャンプがアメリカ進出したときも、暴力シーンとエロシーンを削るのに苦心したと聞いたことがありますが、日本の普通の雑誌のエロにも苦情がでることがあるので、ボーイズラブ棚は、1棹から増やすつもりはないそうです。でも、購入量は、他のマンガに較べて2倍だそう。アメリカの腐女子パワーも、恐るべしですね。 このあと、いろいろなひとに話を聞かせていただいて、面白い情報が多々出てきたのですが、時間の都合で断念しなければいけなかったのが、残念。また機会があればいつか、報告させていただきたいです。
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