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BL作品との出会いは、人それぞれ様々だろう。 私が初めてBL作品と出会ったのは、中学生の頃でした。当時は、まだ「ボーイズラブ」という言葉さえも無かったあの頃。 私は運命の作品と出会ったのでした。それは、ごとうしのぶ先生のタクミくんシリーズの第一作品『そして春風にささやいて』でした。 その当時、まだ角川にはルビー文庫のレーベルは無くてスニーカー文庫からの発刊でした。(なので、水野良先生の『ロードス島戦記』 と同じ棚に並んでいました)イラストを描かれている、おおや和美先生のファンだったことから表紙のイラストに惹かれて大して中身も確認せずに 購入し家に帰って読んだところ、その内容が「これは普通の青春学園ものとは何かが違うな」と思ったのと同時に日本にもこういった作品があったのだなと 驚きました。というのも、同性同士の恋愛があることは英国映画の『モーリス』で薄くは知っていたものの、あれは英国のパブリックスクール限定のものだと 思い込んでいただけに、衝撃的でした。その頃はまだ「やおい」という言葉も知らなかった田舎の中学生でしたが、なんとなくこれは友人にも貸せられないなと そう直感的に思ったのでした。それが私にとって「秘密の本棚」の始まりでもあったのです。 あれから20年、衝撃の出会いをしたあの近所の本屋さんは残念ながら今はもう無いけれど、現在も秘密の本棚には沢山のBL作品が年々増殖中。 タクミくん達との付き合いも、まさかこんなに長くなるとは思ってもいませんでした。(出会った当時は年下だった私も、気が付けば自分の方が年上になるとは・・・) その秘密の本棚には、現在は同じ『そして春風にささやいて』が三冊仲良く並んでいます。角川スニーカー文庫版・角川ルビー文庫版・角川文庫版と。 (角川文庫版は、夏の文庫百冊の時の特装カバー版です) 彼らと出会ったあの夏から長い付き合いとなっていますが、彼らが祠堂学院を卒業するその日までこれからもファンの一人として見守っていきたいと思います。
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