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最初フリーテーマだった時にウキウキとオッサニストぶりをさらけ出したおかげで、 今回の「オヤジ特集」に「次はオヤジ体系で」とお題をいただいてしまいました。 んが、しかし。 私ってオッサンは受に限るぜ!が合言葉の受け専オッサニストだし、たたた、体系!なんてどうしよう? チビでメガネでこっぱげや、腹周りたるたるのヘヴィメタ(=ヘヴィなメタボリック )から栄養足りてなさそうな貧相な鳥ガラ系まで、皆様のニーズに合わせて幅広い品揃えでお待ちしておりまーす! …ってそりゃオヤジ体型だ!(爆) とりあえずオヤジやオッサンは初めてとおっしゃる方のために入門編がわりにお届けします『BLオヤジコレクション '09』、どうぞごゆるりとお楽しみくださいませ♪ なにぶんにも私の独断に満ちたセレクトになっておりますので、異論反論もあろうかと思いますがそこはご容赦を~★ まずはオヤジといえばこちら。 もっとも幅広い層の皆様から支持をいただき、BLモードでは人気のスタイルを誇る「傲慢攻オヤジ」。 数あるオヤジ攻の中でもトップシェアを誇り、ここからお客様のお好みに合わせて「エリート傲慢」「セレブリティー傲慢」「893系傲慢」などなどに細分化いたしておりますが、共通する特徴として「ちょい悪」「ちょいエロ」「人の話を聞かない」などがあげられます。 なかには「ちょい」ではなく「とんでもなく」という形容詞がつくようなプレミアものもあり、特に人気ブランドとして名高いのは「NAKAHARA」の「斑目」などでしょうか。 皆さん、過去のある男とかには弱いですよね…w さて続いて参ります。 今度は傲慢とは真逆のコンセプトで読者の母性本能をくすぐる「ヘタレオヤジ攻」。 この属性はBLモードにおいてはほぼ同義の特徴を持つが、よりインパクトのある「襲い 受」などと同じ棚に分類されてしまいがちなのでどうも認識が薄いようです。 もともとオヤジ攻にはあまり…いえ、ほとんど食指が動かない偏食なもので具体例があまり思いつかなくて…というよりコミックスを読んだばかりで今ヘタレといえば「恋について」の笹川しか思い浮かばんのですが。 この作品は受は男前ではありますが、もとがノンケ同士ということでさすがに襲い掛かりはしませんでしたね。とっても初々しいです。 ところでここまで書いてナンですが、斑目にしろ笹川にしろオヤジって年でもないじゃ ん!と思われる方もあろうかと思います。 しかし以前にもブログでオッサンバトンをいただいた時熱く語ったのですが、私の独断的定義では『オヤジ』というのは必ずしも実質的な年齢が一定以上である場合をいうのではなく、主に気質的な特徴をしていうのですよね。 だから例え実際は20代だったりしても、言動がオヤジくさいなーという人は立派に攻オヤジと呼ばせていただきたい。 その気質で定義する攻オヤジとは対極に位置するのが、私が愛してやまない受オッサンたちであります。 まあようするに年相応に枯れてたり身体的に劣化が進んでいたりするハンディキャップ を背負った受の人たちですね。 もちろん攻オヤジ同様受オッサンもまたタイプ別に分類できるわけですが、攻の場合と違ってまだまだ絶対数が少ないんですよ。 そのうちのひとつ、なぜか誰からも愛される魔性の受オッサンが「この世異聞」(鈴木ツタ)でお馴染みの館長さん。 この魔性の特徴としては、年齢的にはオッサンとしか言えないのに「(なぜか)モテモテ」、「(とにかく)可愛い」、「(なんとなく)ほっとけない」という、一度ハマってしまうと非常にタチが悪いマニア向けのブランドです。 いえ、魔性のモテオッサンも十分マニアックだとは思っているのですが…このハンディキャップをものともせずにナチュラルに周りに愛されちゃってるあたりがイマイチ私の萌えではなかったり。 ええ、ええどうせマイノリティですよ。 でも、だって障害は多い方が萌えるじゃん! そんなわけで具体例として挙げるのがまたも「コノハラブランド」であることをお許し願いたいのですが、なにしろサンプルが少ないんですよ!! 年齢といい容姿といい性格といい、ここまで一般の萌えポイントから掛け離れたオッサンを主役に据え、BLとしてガチで絡ませてしまえる作家は他にいないでしょう。 でも誰しもがいつかは向き合う「老い」に伴う弊害、それ以上に元々の性格や容姿のコンプレックスで卑屈になっている、お世辞にも魅力的とは言い難い「NOW HERE」(木原音瀬)の仁賀奈が若い男前になりふりかまわず愛される。 周り中から捧げられる愛になんかには興味もないの。 年齢も容姿も関係なく、周りからは見向きもされないようなオッサンを熱烈に愛する、そんなオンリーワンの恋愛にこの上なくキュンキュンするんですよ!!! まさに乙女の(独断と偏見)に満ちた雄叫び!(笑) ううん、最後のコレはダメオッサン受とでも呼べばいいのでしょうか。 木原さんはそんなダメオッサンの魅力を引き出すことにかけては右にでるもの無し、と認識しておりますが、やっぱり他の作家さまのダメオッサンも読んでみたい♪ 今回はオヤジ体系ということで慣れないオヤジ攻めについてまでざっとご紹介いたしましたが、どうにも至らなくて申し訳ありませんでした。 しかしこの特集をきっかけに、ひとりでも多くのBL好きの皆様が難儀なオッサン受に目覚めてくだされば、と願ってやみません♪
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