正反対の二人が織り成す大人のラブストーリー
プロポーズ直前で彼女に振られた公務員の江森は、自分の不甲斐なさに打ちのめされながら映画館で涙を流していた。
すると隣の席の男にハンカチ代わりのTシャツを差し出され、戸惑いつつも思わず受け取ってしまう。
数日後、終電の車内で泥酔する江森に声をかけてきた駅員は偶然にも映画館で出会った青年で…!?
超ポジティブ! 本能で行動する自由な駅員×プロポーズ直前に振られたマジメ公務員、正反対の二人が織り成す大人のラブストーリー。
コミックス未収録作品も同時収録。
「オレね、恋愛の方で江森さんのこと好きみたい」
婚約指輪を渡すために恋人に会った江森を待っていたのは彼女からの別れの言葉。家に帰りたくなくて入った映画館で恋愛映画を観て思わず泣いてしまった時、近くの席に座っていた男性からハンカチ代わりにTシャツを渡されます。数日後、未だショックから抜けきらない江森は勤め先の飲み会で泥酔し、終電なのに終点まで乗り過ごしてしまいます。結果として、江森を起こしてくれた駅員に送ってもらうことに。後日、お礼に訪れた江森はその駅員、牧島と食事をすることになり、彼が映画館の『Tシャツの男』であることを知ります。