中世を舞台にした壮大な映画を見ているような気分
享楽の園、ヴェーレの宮廷で日々繰り広げられる響宴。
隣国アキエロスの世継ぎの王子デイメンは、腹違いの兄に陥れられ、ヴェーレの王子ローレントの前に奴隷として差し出された。
手枷と首枷をはめられ、氷の心をもったローレントから屈辱的な扱いを受けるデイメン。
しかし彼は心の自由を失ってはいなかった。
そんなある日、己のうかつさから鞭打ちという罰を与えられ、ローレントにさらなる憎悪を抱くデイメン。
しかし自国の民を救うため、彼はローレントの前に跪くのだった――。
宮廷内で蠢く陰謀と愛憎。ふたりの王子の戦いが、幕を開ける。
アキエロス国王の正嫡・デイメン(デイミアノス)は、腹違いの兄・カストールに陥れられ、奴隷として隣国ヴェーレの王子・ローレントに差し出される。
王子に忠誠を誓いつつ、脱出の機会を狙うデイメンの運命は…
デイメン(表紙手前)は、褐色の肌に鍛えられた肉体を持つ戦士。
奴隷の境遇にあっても反逆心と自国の民への想いを失わないバイタリティに満ちた人物です。
その腕一つで強姦の危機を乗り越えたり、年下の主であるローレントを挑発したり諭したりと、心身共に非常に強い主人公。
果たして彼は国に帰り、王座奪還を果たすことができるのか。