秀逸、名作、山藍作品の根源
近寄り難い美貌を持つ若き将軍シュリルと不敵な面構えの軍人マクシミリアン。架空の王国エスドリアを舞台に愛と憎しみの世界を描いた山藍紫姫子の代表作
この作品は両性具有ものではあったのですが、私自身は特に嫌悪感や違和感なく、1ページ1ページどきどきしながらページをめくった覚えがあります。
冷静に考えると、マクシミリアンはかなりひどい人なのだろうと思うのですが、でも、どこかそう感じさせない内に秘めた優しさみたいのが漂う人で、結構好きな攻め様なんです。本人は鬼畜っぽく振る舞っているのですが、そもそもが大事な妹のための復讐だし、根は優しくて良い人なんですよね。