他では読めないTHE草間さかえワールド!
返って来た本のページにまぎれていた恋文。宛名があるはずの1枚目は無い。文末の署名は本を貸した友人の名。その友人は急に東京を去るという。それは渡せなかった手紙の所為か。手紙を返そうと友人を待つ学生、廣瀬清高。トンネルの向かいにはヤミのマッチ売り、花城青司が立つ。煙草を吸うため花城から燐寸を貰い、待ちぼうけのいきさつを話す。「何一つお前のせいじゃねえよ」と、お人好しの廣瀬に惹かれはじめた花城は――。 恋文で人生を狂わされた男たちが絡み合う人間関係と感情の中で選ぶ運命の相手とは。
草間さかえの長期連載「マッチ売り」~「やぎさん郵便」が描き下ろしを含みファン待望のコミックス化!他では読めないTHE草間さかえワールドをお届けします!
真面目学生の廣瀬×花売りをする出版社社長の花城。
そして、花城の部下の澤×廣瀬に片想いしている友人の有原です。
終戦後の日本が舞台。
花城は過去のトラウマで自分ではイケない体だと思い込んでいるのですが、廣瀬と出会い彼に夢中になっています。
ただ自分のしてきたことがしてきたことなので、それを他の人間の口からバラされるのを恐れています。
そんな花城へずっと思いを寄せているSキャラが澤で、この澤は有原が廣瀬へ書いた恋文を逆手に有原を脅し体の関係を持ち始めました。