最新レビュー一覧

舞姫は暁に黄金の恋を紡ぐ 小説

尾上与一  もちゃろ 

一目惚れから始まる恋

一目惚れ同士の二人。片や大国の第二皇子、片や存在を秘匿しなければいけない一族の里長の第二子という、背負っている背景が二人とも重たく大きい。
それだけに様々な責任が伴い、こちらを立てればあちらが立たず、何かをしようとすれば国や一族を巻き込む大問題に発展し、二人の思惑など、しきたりや建前や先祖代々伝わる習わしや伝承その他の前ではなんの意味もないくらい、思うように事を運ぶことができません。
とてもは…

0

社畜なもぐらは異世界で虎神さまと恋をする 小説

伊達きよ  蔓沢つた子 

支え愛

ライト目な印象な表紙とタイトルと文体に感じましたが内容は盛りだくさんです。

システムエンジニアの巴の限界社畜生活がすんごく過酷で上司や同僚からも仕事を押し付けられ本当に辛いです。そこを読み進めると…。

異世界召喚もの。
エナジードリンクを飲んでいたら同じく社畜な異世界の神グンロンに何か元気がでるものをと呼び出され…。え?オマケ?

あたたかくて優しくて素敵なお話でした。
グンロ…

4

キャラ文庫アンソロジーIV 瑪瑙 [氷雪の王子と神の心臓] 番外編 小説

尾上与一  yoco  円陣闇丸 

「満月とうたかたの逢瀬」

アンソロジーの中の尾上与一先生の作品だけの分冊版。
「満月とうたかたの逢瀬」が収録されています。
新規ファンなので電子で追えるのありがたいです。
紙特典も電子化してほしい..
たくさんあるようなので書籍化してもほしい..!

『氷雪の王子と神の心臓』の2人、
『雪降る王妃と春のめざめ』で明らかにされた設定が絡んでくるので三冊読んだあとに読みました。
2組のカップルが一堂に会するお話…

1

氷雪の王子と神の心臓 小説

尾上与一  yoco 

イスハンとロシェの物語

初めてのファンタジー小説
評価の高いこちら読ませていただきました。
花降る王子から無我夢中でまさに心酔!
yoco先生の絵が、装丁がすばらしくマッチして神々しいです!

前作で登場したロシェの過去が書かれた作品。
賛否が分かれているのは知らずに読みました。
モロ踏みでしたね、地雷⋯
この作品でショックを受けたのは、ファンタジーの中のリアリティからかもしれません。
オメガバでもない…

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推しカプのために当て馬ヤンデレキャラを演じていたら、展開がおかしくなってきた 小説

七瀬おむ  輪子湖わこ 

見事な〚ヤンデレ(攻)育成日記〛や〜〜!

塩対応クール男子→「他の奴と話すな」とか言い出す独占欲モンスターへの進化が見事に描かれていて、めっっっっちゃくちゃ萌えました(大拍手)

前世で崇めていた推しカプの為に、ヤンデレ当て馬を演じます!!!と言うお話。
しかし、前世を思い出したアルトは全くメンヘラじゃ無いのでヤンデレを演じるのも精一杯。
グレンに嫌われる為に完璧な当て馬を演じているつもりが、必死すぎて“一生懸命に愛を伝える健気な…

3

アーサー・ラザフォード氏の光満ちる祝福 小説

名倉和希  逆月酒乱 

キリっとおかしいスパダリ

なんとシリーズ10周年とのこと!おめでとうございます!アーサーシリーズ大好きです。シリーズ全体では神、今回最後っぽいので神にしました。ビジュ、持っているあれこれ等はスパダリなはずなのに、どっかイカレているアーサーですが、今回は割と真っ当に感じました。成長したよね・・・と思った一冊、150Pほど+その続き100Pほど+あとがき+逆月先生のあとがき。ちょっとうるっとしましたよ。。。

お話はアーサ…

1

人魚姫のハイヒール 小説

安西リカ  伊東七つ生 

女装子が効果的に

女装男子を女装子(じょそこ)って呼ぶんですね!
ひとつ勉強になりました。
女装ものに特段性癖があるわけではありませんが、
今作では事故的に女装することになっているので
良いアクセントになっていておもしろかったです。
最後のストッキングプレイは必読。
文章で読む卑猥さよ。
瀬戸の"何にでも一生懸命頑張ってしまう性格"が
とても微笑ましかったです。
むき卵、私もぷ…

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恋する食卓 小説

樋口美沙緒  末広マチ 

不屈の愛の物語

タイトルと表紙イラストから、「受と攻が季節の移ろいを感じながら、ごはんを一緒に食べて幸せに暮らす同棲モノかな」と思いましたが、全然違いました。

のっぴきならない事情を抱えたユキ(受)と、そんなユキを助けたい隼(攻)がすれ違ったり、思いをぶつけ合ったりしながら、最後に結ばれるお話です。

お互い好き合っているのに、ユキの事情が障害として立ちはだかります。もどかしい! じれじれする! 心の中…

2

永遠の昨日 小説

榎田尤利  丹地陽子 

切ない!

切ない以外の表現をしたいのですが、単語が思い当たらない。勿論切ないだけでなくふわっと暖かいのもあってしんみりする。でも純粋すぎる愛がそこにあってやるせない。時間が切なさを遠避けてくれるけど、切なさの濃さはずっと変わらない。
なかなか感じれない感情をもらった感じです。
主人公がもしも立場が逆だったら自分も同じようにするよ、でもそれは受け入れがたい、でも受け入れていく、受け入れるしかない状況に胸が…

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魚住くんシリーズ・メモリアル I'm home 小説

榎田尤利  茶屋町勝呂 

その後をのぞき見

魚住くんシリーズのその後や、切り抜き部分をちょっとのぞき見できる感じです。また挿絵も文庫には無いものが描かれていたり、プチエピソード漫画、カラーイラストなどがいい感じです。また作者本人の感想などもとても近くに感じることが出来て嬉しいです。
私個人的にはオフ会を文字で起こしたみたいなQ&Aは無くてもよかったかな〜と思いましたが、まぁ、これはこれで。魚住くんシリーズの皆に会えて身近に感じれる一冊だと…

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