三池ろむこさんのレビュー一覧

その唇をひらけ コミック

三池ろむこ 

残念

表題の作品ではなく、その中に入っていた
・ドロップアウト
という作品がとても大好きになりました。

父親の上司の息子さんの家庭教師をしなければならなくなった
大学生の西念。
黒髪無口系。
浮気をしては又戻ってくる女の子と付き合っている。

家庭教師先の生徒は高校生
花村くん。大人の事情をよく理解している、

この2人の恋のお話です。

何が気に入ったかというと
花村く…

0

『恋をひとりじめ』恋をひとかじり描き下ろしショートペーパー グッズ

好きが溢れてる

本編後の二人のある日の出来事で、朋樹の仕事も落ち着いてきた頃
秀成のバイト先のカフェで待ち合わせをしている二人の甘い内容です。

朋樹の実家で同居しているから、二人っきりでの甘い時間を過ごす為に
週末の金曜に待ち合わせをして二人だけの食事をするようにしていて、
今日は二人で焼き肉を食べに行く為に、早めに仕事が終わった朋樹は秀成の
バイト先で待っているのですが、そこへ朋樹狙いのバイトの女…

1

息もとまるほど 小説

杉原理生  三池ろむこ 

ゆっくりと

杉原先生作品というと、ゆっくりと恋愛感情を意識して、どんなに時間ががかかっても、とうとう思いを成就させるお話のイメージ。
この作品も、
出会ってから、いつしか恋情を意識して、でも、ずっと思いを秘めていて
その思いが、ようやく通じあっても、色んなしがらみを絶ちきる勇気が持てなくて、一度離れてしまうけど、長い時間をおいて再会した時に、結局、本当に必要で、本当に欲しいのはお互いだけだと、ようやく決…

6

恋をひとかじり 小説

桜木知沙子  三池ろむこ 

ピュア過ぎて悪いことしてる気分になる(笑)

現役高校生とリーマンが通勤通学バスで恋におちるピュアラブなのですが、
読んでいると高校生の秀成のピュアさに何か悪いことしている気分になりました(笑)
品行方正、礼儀正しく素直で真面目、そんな詰襟学ランが似合う硬派なイケメンくん、
高身長で目立つ秀成とリーマンで実家暮らしの朋樹がバスで隣り合い、
寝不足気味だった朋樹が隣に座っていた秀成くんにもたれかかったまま居眠りして
それがきっかけとな…

4

息もとまるほど 小説

杉原理生  三池ろむこ 

穏やかなる時の流れ

嗚呼、杉原理生先生の世界だなぁ、というのが真っ先に浮かぶ感想です。
あの表紙絵の背景は、ちゃんと物語にリンクしていて。
そういう細かい事も含めて、静かに感動します。

この物語では、主人公の透が幼い頃に両親を亡くし、東京から伯父の家(日本海側)へ引き取られるところから始まります。
幼少期、小学校、中学校、高校、そして十一年後の現在と、様々な時代にお話が前後して進みます。
伯父さんの家に…

8

息もとまるほど 小説

杉原理生  三池ろむこ 

家族

自分の好きな「スローリズム」とか「恋の記憶」とかその辺りをほうふつさせる、派手さはないがじっくりと進む物語。
激しい萌えはないもののこのテンポと紡がれる気持ち。
何よりも主人公達の障害となる背景が実に身近で突飛でない、家族や幼馴染やそういう人間関係が過去の積み重ねもあいまって
誠実に向き合う現実として表わされるのがとても良いのです。

両親を亡くし引き取られ実の子供のように育てられた透。…

7

裸足でワルツを コミック

三池ろむこ 

何だか気になる

 「裸足でワルツを」

 作家である阿部の家に突然やってきた中原。二人はかつて関係があったのですが、中原が阿部の家を訪ねてきたのにはある理由があります。

 もう恋愛ものは書けないとまで言っていた阿部ですが、また人を好きになってしまう優しいお話が萌でした。

 「さよなら、冬の日」

琳のリクエストで冬の海に来た敬介ですが、琳は敬介に別れ話をするために、わざわざ海に連れて行って欲…

1

言ノ葉ノ世界 小説

砂原糖子  三池ろむこ 

スピンオフ‼ ここまでくると哲学書のようなBL作品を読んでる感じ‼

「言ノ葉ノ花」のスピンオフという事で、どんな絡みをみせてくれるのか、読むまでとても楽しみでした。

内容は、他人の心の声が聞ける仮原×生真面目で裏表のない大学准教授・藤野の年下攻めのお話。

前作とは、設定は全て真逆。
仮原は年下攻めは一緒ですけど、先天的に心の声が聞こえていたという設定。
先天的に声が聞こえてきたということもあり、それが仮原には普通の事だったので、余村とは違って、人を…

5

言ノ葉ノ花 小説

砂原糖子  三池ろむこ 

ファンタジックなお話‼ でも…リアルで泣けます!

初読み作家さんです。
ずっと気になっていた作家さんなのと、あらすじにひかれて購入です。
とても評価の高い作品なので気になっていました。
読んでみて、評判通り泣けるいい作品でした。

内容は、電気販売員•長谷部×電気販売員契約社員•余村の年下攻めのお話。

ある日突然、人の心の声が聞こえるようになってしまった余村。 それが原因で、恋人と別れ、前の会社を辞め、エリートコースからも外れ、電…

9

息もとまるほど 小説

杉原理生  三池ろむこ 

相愛でも一緒にいられない切なさ

従兄弟同士、それも長い間相愛な二人なのに好きだと言う気持ちだけでは
前に進む事が出来ないもどかしさや苦しさ切なさを感じさせる内容でした。

受けになる透は子供の頃に両親を亡くし叔父夫婦に引き取られ従兄弟たちと
分け隔てなく育てられ、それが従兄弟を恋愛感情で好きになってしまい
さらに互いが相愛だと知り、彰彦が東京の大学に進学した後に帰郷した時に
二人は結ばれる。
それは叔父夫婦が旅行で…

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