三池ろむこさんのレビュー一覧

化け猫にゃんにゃん恋の船頭 小説

真崎ひかる  三池ろむこ 

猫憑きシンデレラ




両親が早くに亡くなって伯父たちにこき使われている受けが、海運業の社長の攻めに見初められるお話です。小間使いをさせられてるところだけがシンデレラで‪12時に魔法が解けたりしないんですがね。受けに憑いてる化け猫勘太郎が恋の船‬頭です。

<あらすじ>
瀬戸内の小さな島に住む宮尾椎名(受け)は先祖代々猫憑きの家系で、勘太郎という化け猫を憑依させる能力と船の命運を視ることができます。

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言ノ葉ノ世界 小説

砂原糖子  三池ろむこ 

モヤモヤ

前作に引き続き読みました。
何だかモヤモヤ。。。
あとがきで、説明はあるものの、占い師の存在が本当に必要だったのかと。
藤野は、優しくて利用されやすい性格の受。
こちらは、文句なしでいいキャラです。
普段色気もない大学助教授なのに、エッチの時には、エロい!!
攻の仮原は、生まれた時から人の心の声が聞こえており、やさぐれた結果その能力を利用してお金を稼いで生きてきた人物。こちらは、やさぐ…

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言ノ葉ノ花 小説

砂原糖子  三池ろむこ 

心の声が聞こえる

人の心の声が聞こえる。
そんな力がある日突然使えるようになった余村。なんの不自由もなく生きてきた彼が、彼女にプロポーズした翌朝、彼女の心の声が聞こえてしまった。
衝撃です!この場面。そりゃ3年も引きこもるわ!
それまでの余村は、普通の会社員。男を好きになるなんて素振りは一切ないので、社会復帰した余村が長谷部と出会い、自分に好意を寄せる心の声を聞きながら、惹かれていく過程が良かったです。
ほ…

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夢で逢えたら 小説

谷崎泉  三池ろむこ 

想いは重い。

電子書籍版を購入。
挿し絵あり、あとがきあり。

「神」評価です。

久しぶりにガツーンとくるものを読ませてもらいました。
いやー、何度も泣きました。

受けの律の想いに泣き、
攻めの白瀬の想いに泣き、
コンビの相方の賢介の想いに泣き。
そして、コンビに対する想い、お笑いへの想い。

想いって、重い。
前半はひたすら重い。
八方塞がりで閉塞感漂う前半。
登場人物だけ…

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解ける箱庭 (2) コミック

三池ろむこ 

お兄ちゃんのターン

1巻は、章生と久世の出会いから心を通わせるまで、でした。

2巻は、家の当主である総司郎と、その補佐となった章生の兄、貴成のターン。この二人の出会いと、心を通わせるまでが描かれます。

久世は家から見れば妾腹の子。正妻であった総司郎の母は久世を疎んじ、あまつさけ体の関係を強要します。それを知った総司郎は母を遠ざける。
そんな総司郎を、貴成が支えます。そして恋人としての愛情を通わせる間柄に…

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解ける箱庭(1) コミック

三池ろむこ 

シンデレラ物語

アンダーという下町で男娼として暮らす章生。一方、アッパーの御曹司の弟、久世。そんな二人のお話。

1巻は、章生が拾われ、お屋敷に連れてこられるところから始まります。そこで、当主の弟、久世の世話を頼まれます。
当主は仕事はできそうだが辛辣で気むずかしく人当たりが厳しい人。一方の弟、久世は、庭いじりが趣味で内向的、一歩も外に出ないし家業にも全く関わっていない。

そこへ異分子である章生が入っ…

2

てのひらにひとつ 小説

夕映月子  三池ろむこ 

2人がいつまでも幸せでいて欲しいと願ってしまいます

塾バイトをする大学生の和音。その塾に医学部受験の為にやってきた日下部。
一回りも年の離れている日下部は、物腰が柔らかく優しい。
和音は、大学で実らせるつもりもない片思いをし、幼少期からやっていたピアノや、将来のことなど、あきらめる事で平凡に生きてきた。
そんな2人が、惹かれ合うお話です。

表題作は、和音目線で語られています。
大学生の和音ですが、純情で可愛い。片思いだと思っていた相手…

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化け猫にゃんにゃん恋の船頭 小説

真崎ひかる  三池ろむこ 

猫様の存在感!

猫が主役といっていいほどの存在感+゚。*(*´∀`*)*。゚+

タイトルの「恋の船頭」は猫を指していて、
攻めと受けの恋を見守り、時には後押しする、まさに船頭さんです♪

受けの保護者のような立ち位置で
受けの態度や行動に失礼がある場面などピシャリと注意をしたかと思えば、
大好きな食べ物に釣られて尻尾フリフリしてる"ただの猫"になったり。
この塩梅が微笑まし…

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「化け猫にゃんにゃん恋の船頭」コミコミ特典書き下ろしSSペーパー 月夜の逢引 グッズ

無自覚な紀里谷にヤキモキさせられて

本品は『化け猫にゃんにゃん恋の船頭』の
コミコミスタジオオリジナル特典ペーパーです。

本編後、2人が
勘太郎のデートを覗き見るお話です。

夜空に満月が浮かぶ夜、
庭の池の畔では並んだ2匹の猫が
月影を伸ばしてしました。

三毛猫が牧鳴き声を上げると
白猫が短く答えます。

椎名はそんな2匹を玄関扉の陰から
こっそりと覗いていたのですが
じれったくなった紀里谷は…

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化け猫にゃんにゃん恋の船頭 小説

真崎ひかる  三池ろむこ 

雄の三毛猫は幸運の象徴

今回は造船海運業を営むオーナー社長と
化け猫憑きの青年のお話です。

親戚筋から虐げられていた受様が
攻様との出会いで居場所を得るまでと
化け猫の恋を絡めた後日談を収録。

受様は瀬戸内の小島の出身です。

古来、船乗りにとって
「雄の三毛猫」は縁起のいい存在とされ
船に乗せれば沈まないと言われていました。

江戸時代、
島に瀕死の状態で流れ着いた雄の三毛猫が
受様の…

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