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吾瀬わぎもこ
あさだ2枚
ネタバレ
アルキメデスが「わかった!」と言ったらしい。 真夏っていいですよね。青春とか、汗とか、大気のゆらめく感じとか、エネルギーに満ち溢れた感じも表現できて、かつ、気だるさとか、夜の不穏さとか、夏の終わりの寂しさとか(真夏はそこまでは包含してない。匂わせってことで。)も表現できる。この作品には合ってます。 話の流れ自体はすごく珍しいものではないけれど、数学や時代背景、方言なんかの要素をうまいこ…
不破ふわみ
天授はヤクザでやっていることはいきなり凄いのですが、いつも聖高くんの前では訛りのある柔らかい口調と笑みで優しく包み込んでくれるので、聖高くんが弱音を吐けてしまうのも分かります。 天授はカタギとは線引きしてるようだったけど、次第に聖高くんと惹かれ合っているのが分かって凄く切なかったです。 でも最後には、覚悟を決めた男らしい聖高くんに思わず弱音を吐いて甘えてしまう天授が凄く可愛かった…。 …
タンボノタ
ずっと探してて、やっとのやっとで読めました。読み終わりの満足感は凄かったです。帯に沼男って書いてたんで勝手な想像ですが、私的解釈で言いますとお互いがお互いに沼男だったと考えております、、。出会いは最悪でしたが、お互いの弱みや色々な部分を知っていく内に好き好き同士になってる天授と聖高に悶えました。満足感が凄すぎて、今のところ毎日読んでます。それぐらいハマってしまい、私も沼ってます。吾瀬先生のXに続編…
はーたんたんたんたん
年上受けを最大限に活かしそのうえ官能感が濃厚的なえろに圧倒されました。それに加えて年代ものときたうえに完璧なまでの方言主体の作品。どのジャンルにおいてもわりと、関西弁標準語が多い中でのこの難しいような(関西人の私から見て)方言での台詞とかにとても興味そそられました。 そして、長い長いドラマでも見たような感覚、この世界観がとても素敵でした。個人的にはこの手の受けはあまり好みではなかったのですが、ス…
みるふぃぃ
読後の余韻がハンパない救済BL。 自然と物語に没頭できる画力の巧さ、大人な湿度の恋、重厚感たっぷり濃厚な営みに圧倒する作品。 さすが安心安全保証のわぎもこ先生。 じっとり頽廃的な美しが漂う、色気がたっぷり詰まった作品。 暗闇にいた、二人の長い夜がゆっくりと明けていく。 じわり、じわりとお互いが猛烈に惹かれ合っていく姿がたまらんとよ…!! 天授は関わったらヤバい奴だけど、慈悲深くて底…
藻とカレー
研究に打ち込む鵜飼を好きになる頭のいい土岐がよかったです。生い立ちが苦しいものでも品よくまっすぐに育ったのが美しい。 そんな土岐に鵜飼がきゅんときちゃうのもわかりますし。 昭和な時代背景もいい感じでした。 レトロな世界観と学問と2人の相性がいい。 ただストーカーが土岐の出番を作るための役割にしか見えなくて、あの後どうなったのかとか気になつてしまいました。 エロシーンが生々しく迫力ありまし…
お魚大好きナマズ君
攻めが極道というBL界では古から馴染みある設定の中、こんなにもチャーミングでエロかっこいい男が存在したであろうか? 明るくもどこか孤独な天授(攻め)を包み込む聖高(受け)の真っ直ぐさが、日の当たる事のない天授にとっては眩しくて憧れでもあるのかと思うと少し切ない。 Hシーンは本当に最高です。 描写も美しく、迫力があるけどしっかりと愛も感じる。攻めが受けを慈しんで抱いてる感じがとてもする。 …
emimimi
こちらのお話は70年代の学生運動時代あたりが舞台なので少し独特な雰囲気のあるお話でした。 理学部助教授の鵜飼はゼミ室を訪れていた文学部院生の土岐と出会い恋に落ちます。 この時代は今より同性愛に理解のない時代なので色々大変そうですが、鵜飼は昔愛する人を学生運動の動乱に巻き込まれて亡くしています。それ以来かなり自分を抑えて生きてきたような彼の前に現れた土岐。 鵜飼は色気があるせいなのか男のストー…
ぱみら
修一郎のがっしりした顔つきと身体の描写、そして天方さんの育ちの良さがにじみ出る立ち居振る舞い。どちらも眼福でした。 わぎもこ先生は時代背景などきっちり調べて描かれる方なんですね。舞台は1979年頃の九州大学。九大ではないけど旧帝大に同じ頃通っていたので、鵜飼さんのカバン姿を見て、「あの頃の助教授の先生って大抵ああいうカバンかけてたよね」と笑ってしまいました。 そしてあとがきにある「伏…
全体を通して流れる昭和の空気が何とも言えず美しくロマン溢れていて、すっかり入り込んで夢中になって読ませて頂きました。 鵜飼先生のように、目が合うと好きになられて困るという人、実際にいますよね。 鵜飼先生も、きっととても魅力的な瞳なのでしょうね…。 私は、鵜飼先生のように、自分の好きな分野に没頭して夢中になっている人や、自分の好きなことを嬉々として語ってくれる人が大好きなので、鵜飼先生が…