崎谷はるひさんのレビュー一覧

しじまの夜に浮かぶ月 小説

崎谷はるひ  おおや和美 

いろいろ複雑・・・だけど面白い。

『ブルーサウンド』シリーズ第5作目。

正直なところすごく好きかと訊かれたら困るんです。だからと言って、決してキライじゃないんです。好きなんですよ。
ただ・・・う~ん、なんと言っていいのか複雑なんです。

薙(受)のキャラクターがあまり好みじゃないんですよね~。

私はもともと『ネガティブ・卑屈・自虐受』は苦手ですらない、むしろ好き要素(にもなり得る)なくらいなんですが、この…

3

振り返ればかなたの海 小説

崎谷はるひ  おおや和美 

キャラクターはともかく作品としては好き。

『ブルーサウンド』シリーズ第4作目。
シリーズ中でも結構好きなんです。

メインキャラクターがわりと意外な組み合わせでしたね。というか崎谷さん作品にはちょっといないようなタイプ?

正直、初読みのときは『・・・なんで山下?』と失礼なことを感じてしまった。山下ってこれまでのシリーズ中でほとんど存在感なかったよね?←失礼の上塗り。

メインの2人はどちらも好みのタイプとは言えませ…

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手を伸ばせばはるかな海 小説

崎谷はるひ  おおや和美 

キャラクターがすごく好き。

『ブルーサウンド』シリーズ第2作目。私はシリーズ中でこれがいちばん好きです。

1作目(嘉悦×藤木)は正直今ひとつ乗れなかったんですが、こちらの大智×瀬里がすごく好きなんです。

細かく言えば大智の風来坊的なところだけはダメです。ホントにそこはどうしても無理。
でも、そこを除けばキャラクターのタイプとしてはおおむね好みなんですね。

そして、おそらく好みが分かれるだろう瀬里は…

3

目を閉じればいつかの海 小説

崎谷はるひ  おおや和美 

『ブルーサウンド』シリーズ第1作目。

崎谷さんのシリーズものの中ではとてもわかりやすく読みやすい王道シリーズだと思います。

他の濃過ぎるシリーズと違って読むのに疲れるということがないんですが、あっさり読める分思い入れも薄めかな(私の)。

悪くはない、どちらかというなら間違いなく好きなシリーズではあるんですが・・・(シリーズ中には堪らなく好き!な作品もあるし)

こちらは、そのシリーズ中でもあまり好みじゃないです。…

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絵になる大人になれなくても 小説

崎谷はるひ  ヤマダサクラコ 

攻めが好きじゃない。

崎谷先生の初期の作品?だいぶ前に書いたものを改稿して文庫化したものだそうで。これの出版がすでに数年前なので、もっと前のものってことですよね。
だからでしょうか、始め文章が頭に入ってこなくて(泣)
思い出してみると、前にも初期の作品を読んで全然理解できなかったことがあったんですよね…。
このところ、崎谷作品がマイブームでずっと読んでいたのでつい買っちゃいましたが、初期のころの文章とは相性がよく…

0

チョコレート密度 小説

崎谷はるひ  ねこ田米蔵 

この攻は無理。何をどうしても無理です・・・

高評価ズラリの作品(今現在、崎谷さん作品で断トツのトップ!)に低評価・・・
『またかよ!』と半ば自分に呆れつつもこれだけは曲げられません。ゴメンナサイ。

この作品には私の苦手(どころじゃない)要素が詰まっています。イヤ、それしかないと言っても過言ではありません。

とにかく、S気質・鬼畜攻も傍若無人で自分勝手過ぎるキャラクター(特に攻)も、攻的(元攻)受も攻×攻CPも、無理矢理か…

25

カラメル屈折率 小説

崎谷はるひ  ねこ田米蔵 

ぐるぐるとすれ違い。

『ハチミツ浸透圧』の続編になります。

これは崎谷さんでもかなり好き。崎谷さんには珍しい『高校生同士(すごく好みだ)』というだけでもよかったです。

前巻でとりあえず思いが通じた2人ですが、やっぱり宇佐美(受)がぐるぐる悩んでます。軽そうに見えてすごい卑屈というか乙女だなあ。

矢野(攻)は、ホントにわかりにくキャラクター。とにかく言葉が足りない。
でも『言葉が足りないダメ男攻…

3

ハチミツ浸透圧 小説

崎谷はるひ  ねこ田米蔵 

高校生同士のぐるぐる。

しばらく前から個人的に崎谷さん作品読み返し周期が来ていました。

そして気付きました。作家買いもしててかなりの数読んでる(未読もあるけどほとんど持ってる)のに、なぜかレビューしてない作品が多いことに。
というわけで少しずつレビュー頑張ります。

こちらは、崎谷さんには珍しい(作家さんご自身も言われている)高校生同士CPです。

私は高校生大好きなので(高校生同士も、高校生受なら年の…

4

不埒なインセンティブ 小説

崎谷はるひ  タカツキノボル 

健気尽くし系(真の)


なんかもう、可愛いですよね。本当に。
尽くして尽くして相手の思い通りに、本来の正体なんて見えないように、って、かなり自分に枷をつけているように見えるのですが、この受け、本来の性格が、愛するからには尽くしたい!な感じなのだろうなあ、と。

というか、そうじゃなければたぶん、セルフ開発なんてしないんじゃないだろうか、と思うわけです、私は。

そして、一図で一直線で、その一生懸命さって、き…

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あなたは怠惰で優雅 (表題作 イジメテミタイ) 小説

崎谷はるひ  蓮川愛 

豪華なスピンオフ短編集かな⁉

慈英×臣シリーズのスピンオフ作品。短編集四本作品集。
「やすらかな夜のための寓話 」のなかに登場した2人が、今回の主役になっています。
その他にも、慈英×臣はもちろん‼
チョロっとですが、「インクルージョン」の照英や久遠なども登場してきて、あ〜他の人達はこうなってるのか〜と未来を予想した絡め方をしているので、個人的に楽しく読ませて頂きました。
ただ、慈英×臣も短編集最後に登場した事で、今回…

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