崎谷はるひさんのレビュー一覧

恋は乱反射する。 1st Love<初恋> 小説

崎谷はるひ  冬乃郁也 

攻め様が想像以上にクセモノでした

この作品は攻め様も受け様も設定が究極だなと思いました。
主人公2人のうち、まだ分かりやすい方の受け様なんですが、高校三年生という年齢ですが、幼い頃からの虚弱体質で、喘息の発作、ひきつけ等の症状が精神的にストレスを受けることで未だに発症してしまいます。
赤ん坊のころから両親が育児放棄という状況で、遠縁の攻め様に強引に引き取られました。幼い頃から攻め様が大好きです。

問題は攻め様なんですが、…

2

不埒なスペクトル 小説

崎谷はるひ  タカツキノボル 

ハッピーエンド

まずこの表紙が絶品だと思います。中の挿絵もどれもきれいでお話と挿絵の相性がいい一冊だと思います。
不埒シリーズの2作目となりますがこちらからいきなり読んでもかまわないと思われます。
前作のドラマcdでの声優さんのこぼした一言から生まれたこの作品、その後こちらももれなくcd化され、それはまだ聴いてないのですがこの本の面白さからぜひ手に入れたいと思います。
エロスな部分はもちろんしっかりありまし…

1

戀愛-koiai- 小説

崎谷はるひ  タカツキノボル 

あっさり軽~い。

作家さんのサイトに掲載されていた(2年前くらい?)短編とその続編のおまけ的SSを加筆修正の上、書き下ろしの中編を加えて文庫化されたものです。

表題作は50ページ程度と短いので、恋愛の過程はあっさり流されてます。いきなり想いが通じるところから始まる感じ。

う~ん、正直まったく好みじゃないですね。

もともと『リーマン(お仕事)もの』がものすごく苦手なんですが(これは『お仕事もの』では…

6

インクルージョン 小説

崎谷はるひ  蓮川愛 

博多弁が可愛くて

私の、崎谷はるひ先生の作品で一番好きな『慈英×臣』シリーズのスピンオフ。
しかも、本編中でも凄く気になってた、慈英の従兄弟の照映が攻め様!
お相手は、博多弁がキュートな大学生、未紘です。

毎日のラッシュ電車で痴漢に耐えていた未紘。
とうとう我慢も限界でキレた未紘は、痴漢と思い込んだ照映をを捕まえますが・・・
右手に怪我をさせてしまった上に、間違いであった事実が発覚します。
責任を感…

1

大人は愛を語れない 小説

崎谷はるひ  ヤマダサクラコ 

う~ん・・・

『その指さえも』『絵になる大人になれなくても』のスピンオフ。『大人』(あるいは『韋駄天』)シリーズですね。

私は『オヤジ』がかなり苦手なので(まあ、それでも受よりは攻の方がまだしもマシだ)、攻キャラクターが『オヤジ』ってだけでもう読む気にもならないんですが、それ以上に(たとえ『オヤジ』じゃなくてもって意味)この宮本(攻)のキャラクターがものすごく!ダメでした。

若くても無理だった…

1

絵になる大人になれなくても 小説

崎谷はるひ  ヤマダサクラコ 

すべてが合わなかった・・・

『大人』(あるいは『韋駄天』ですが、今回出てないので・・・)シリーズですね。

高校時代に親友だったのに、卒業を機に攻が黙って姿を消したことで音信不通になっていた2人が、偶然受の職場に攻がバイトに来て再会して・・・

え~、もう読みながら終始イライライライラ・・・

再会ものは結構好きなんですが、これは例外的に苦手なパターンでした。
幼馴染みでも学生時代の親友でも、ただ離れてた…

3

その指さえも 小説

崎谷はるひ  櫻井しゅしゅしゅ 

甘くて可愛い。

『韋駄天(あるいは『大人』)』シリーズって言うんでしょうか。

こちらは、メインキャラクターのラブはすごく好きなんです。

昔の作品だからか、キャラクターもストーリーもとてもわかりやすい王道あまあまハッピーエンド。メインがどちらも若いせいもあるのかな。でもそこがイイ。
もともと『昔の崎谷さんの可愛い作品』は好きなんです(今がダメなわけじゃないですよ)。
Hシーンはともかく、ラブはあ…

2

不埒なファシネイション 小説

崎谷はるひ  タカツキノボル 

オモシロイ作り

全部関連する作品ですが、3つに分かれていました。

1つ目が「ファシネイション」
直隆と真幸のお話。
真幸がうじうじうじうじしています。
そりゃぁ、直隆さんも怒るわね。
誰でも怒るだろー、と思いながら読みましたw

2つ目は「テンプテイション」
このお話は、日比谷さんと和典さんがメイン。
1つ目の作品ととてもガッツリ絡んでいるのですが、
こちらは日比谷目線でのお話。

3…

1

あざやかな恋情 小説

崎谷はるひ  蓮川愛 

本来無一物

昇進試験に無事合格し、現在長野県の山間の小さな町の駐在所勤務をしている臣。
慈英はというと、臣の転勤数か月前には現地入りし、
臣の赴任するころにはすっかり町に馴染むという用意周到ぶり(笑)
若い人間の少ない町では、同世代の二人が親しくしても不思議な顔はされません。
『東京から来た絵描きのセンセイ』と、
『市内から来たきれいな駐在さん』として、町民に慕われます。

そんなのどかな田舎町…

3

不埒なインセンティブ 小説

崎谷はるひ  タカツキノボル 

不埒シリーズ4作目

全て一冊まるごとひとつのストーリーでした。

今回は、前作の真幸くんが頼り切ってる友人・・・というか
兄貴的存在とでもいいますか、その日比谷さんがメイン。

日比谷さんを思うのが和典なのですが、
この和典くん、すんごい芯が強い!

この不埒シリーズ4作までの受け様っていうのは
いわゆる「かわいい系」で、一途で、
一途がために幸せに怯えている、みんなそんな感じなのですが
この和…

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