崎谷はるひさんのレビュー一覧

ANSWER 小説

崎谷はるひ  やまねあやの 

強姦→ラブラブの過程が面白かった

大好きな崎谷作品のしかもエロエロとなると、読まないわけにはいきません。

強姦から始まる上イラストはやまねあやのさんで、ファインダーシリーズ的なものを想像しながら読み始めたら、全然違いました。
最悪の始まりから甘々蜜月に至るまでの展開のさせ方に、なるほどな~と思いました。これだけの振り幅を納得させられる力量がすごかったです。

初期作品を改稿せずに残したというだけあって、今の崎谷作品と比…

1

爪先にあまく満ちている 小説

崎谷はるひ  志水ゆき 

後半がよいのでそれまで我慢です

グリーンレヴェリー3作目。2作目までと比べて、夫婦関係にまつわる部分が激減したせいか、これが一番読みやすかったです。また設定の無理が減って(それでもないとは言わない)いたのも要因の一つかと。

寛は子どものときのままの、どこか別次元にいるような雰囲気のまま大きくなっていました。前半はそれが少し居心地の悪さを感じさせますが、後半。きれいごとで済まなくなったあとからの寛はよかったです。
王子さま…

1

静かにことばは揺れている 小説

崎谷はるひ  志水ゆき 

子連れ物

グリーンレヴェリー2作目です。
1作目で目立ちまくっていた綾川が主役で、寛も小学生になったころのお話です。

1作目でも思ったんですが、このシリーズはなんだか設定に無理がある気がしてなりません。そのせいでいまひとつ共感しづらいのです。

綾川は彩花ひとすじなはずが、たった4年で白瀬に恋をしてしまう。これが、男一人で子供を育てる苦労から押してくる白瀬にほだされたというのならまだ納得も行くん…

1

心臓がふかく爆ぜている 小説

崎谷はるひ  志水ゆき 

テーマは「夫婦生活」?

どこまでもネガティブにジメジメ悩んでしまう斎藤と、そつなく見えて大雑把な降矢のちぐはぐカップルのお話でした。

斎藤のジメジメはすごく女子っぽくて、悩んでおどおどしている斎藤が可愛かったです。いっぱいいじめて泣かせたくなる感じで、斎藤は過去にひどい男と付き合っては捨てられているんですが、ちょっと昔の男の気持ちがわかる気がしました。これはいじめたいよねぇ(笑)

対する降矢はというと、登場シ…

4

リナリアのナミダ―マワレ― 小説

崎谷はるひ  ねこ田米蔵 

散りばめられたギャップが面白い

崎谷作品、安定して面白いですね。このシリーズはどれをとっても平均以上に面白いなぁと感心します。エロと読みやすさを言われる作家さんですが、実力あってのことだとしみじみ。

展開はパターン化していて、この辺で紹介、この辺でもめて、この辺でちょっと濡れ場・・・というように、シリーズつづけて読んでいるせいかもしれませんがなんとなくわかるし、だからこそ読みやすい・理解しやすい。
でも、その詳細の部分が…

3

ヒマワリのコトバ ― チュウイ 小説

崎谷はるひ  ねこ田米蔵 

大人になったら自分の責任

読んでいる間もやもやとして、ラストで晴らされるんですがその後もしばらくもやもやの消化に時間がかかり、今はすっかり賢者タイムに。そんな読後感のお話でした。

年少組よりも実は臆病でヘタレだった昭生のお話でした。これほどヘタレだとは思わなんだ・・・。かわいくていじめたくなる、弄びたくなるようなかわいさで、かなりな大物のツンデレ。

相馬家(というかほぼひかり)関連は本当に罪つくりですね。読んで…

3

オレンジのココロ‐トマレ‐ 小説

崎谷はるひ  ねこ田米蔵 

栢野の守り方が好き

読んでいる途中に「好きだーーー!」と叫びたくなってしまいました。
誰に、とかでなくなんだか無性にwこんなに興奮できる作品は久しぶりでした。

皆さんの評を読むと、主に相馬家が理解できないとのことで、そこには私も同意です。何考えてんだ?としか。ただ、家族というのは本当にブラックボックスで他の人にはとうてい理解できないなんてままあることだし、栢野が一度だけ相馬の家族について批判したことで栢野はそ…

2

アオゾラのキモチ ― ススメ 小説

崎谷はるひ  ねこ田米蔵 

疲れた時に癒されました

ちょっとどろどろした作品を読みすぎて食傷気味な時に、崎谷作品なら間違いないだろう!と救いを求めるようにして読んだこの作品。
期待どおりでした。

ねこ田米蔵さんのイラストもイメージピッタリでした。あとがきでイラストは先にねこ田さんに決まっていてイメージして書いたとあり、なるほど納得しました。

お話はアート系専門学校を舞台に、アニメーションを作っている受け・史鶴とファッションデザインを学…

0

チョコレート密度 小説

崎谷はるひ  ねこ田米蔵 

攻めのドSの潔さ

ハチミツ浸透圧、カラメル屈折率のスピンオフ作品らしいのですが自身はこちらのチョコレート密度から読み始めたのですが特に気にすることなく話を読むことができました。

チャラ男なのに純情な城山(受)とどっからどうしてもドSな風見(攻)の口下手ラブラブストーリーでした。
何一つとして愛を口には出さない風見に城山が焦れてヤキモキするお話です。
挿絵の可愛さ&カッコよさも相まって甘さ割増しででも、キュ…

4

ささやくように触れて 小説

崎谷はるひ  緒田涼歌 

どヘタレ攻め

草食男子を通り越して植物男子が此処に居ますよ!
あとがきの攻め受け逆ver…雄々しい攻め(現受け・直樹)と繊細な受け(現攻め・執行さん)…容易に想像できちゃうぜwww
ってか数年後にはリバってそうだ…ソレ読みたい。

執行さんのドヘタレ具合が半端無いです(でも嫌いじゃないわー)

まさかの攻めによる受けからの逃避…ちょ…逃げちゃったよwww
挙げ句の果てに直樹の「執行さんが後悔させな…

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