崎谷はるひさんのレビュー一覧

インクルージョン 小説

崎谷はるひ  蓮川愛 

大幅加筆修正を堪能しました。

レーベル違いのものを読んでいたので、今更購入して読んでびっくり。
未紘がエロい。
BLによくある「煽んな」状態をここまでつくれる子だったかなぁと思いました。
照映さんも若い印象。
未紘にここまで振り回されてたかな?と思うほどの溺愛ぶり。
そして濃いエロシーンが多かった。
今更ながら崎谷先生の描写の細かさに感動しました。
ジュエリーの仕事についても書かれていて、そこも興味深く読みました…

2

アイソポスのひそかごと 小説

崎谷はるひ  穂波ゆきね 

タイトルの「アイソポス」とは

イソップのギリシャ語読みだそうですが、
浅学の私にはタイトルの意味はようわからんかったです。無念。

突然赤ん坊を抱いた外国人女性に腕を掴まれた大学生の真次は、
黒服の男に殴られ、車にはねられてしまう。
必死で自分を「裕真」と呼ぶ女性に、
「あのね、裕真はね、しんだんだよ」

ここまで読んだとき、「推理サスペンス」??
と思いましたが、謎はあっさり解け、
結果、BL的シンデレラ…

0

爪先にあまく満ちている 小説

崎谷はるひ  志水ゆき 

受様がトラウマ持ち

しかも、そのトラウマの原因が攻様だった。
「グリーン・レヴェリー」シリーズ3作目。

前2作で小学生だった攻様・寛(ひろい)が大学生になってます。
美形で、性格もよくて、賢くて、ボランティア活動していて
‥うーん、うさんくさい。
きれいすぎて気持ち悪い。
寛が受様・來可(らいか)の過去を父・寛二に相談した時も、
「自分だけ背負い過ぎだ」みたいなことを言われていて、
えーそうなっち…

1

静かにことばは揺れている 小説

崎谷はるひ  志水ゆき 

昨今のBL事情‥

実は、この作品、図書館で借りました(驚愕)。
今日び、BLって図書館に置いてあるんですね。びっくり‥。

さて、「グリーン・レヴェリー」シリーズ2作目。
女装やもめだけど実はイケメンの社長綾川のターンです。
4年前に亡くなった奥さん一筋だった綾川が、
たった一度した浮気が原因で、
女性には食指が動かなくなったからと言って、
じゃあ男ってなるのはどうなんだろう??
↑もっとも、綾川…

3

心臓がふかく爆ぜている 小説

崎谷はるひ  志水ゆき 

私好みのカプなんだけれども‥

イケメンハイスペック攻様×経験はこなしてるけど恋愛にはウブな受様。

対象的なカプって上手くいってるときは、
パズルのピースみたいに、欠けてるとこが埋められる幸せを感じるけど、
ひとつ歯車が違えるとタロットの正位置が逆位置になるみたいに
狂っていくんだよね‥しみじみ。

両想い後の言い争いは‥ある意味修羅場なんだけれども‥
作品が斎藤目線なのもあって、
悪いのは早とちりした斎藤み…

10

やすらかな夜のための寓話 小説

崎谷はるひ  蓮川愛 

えちシーンを読み飛ばしたくなるほど‥濃い

崎谷さんのえちシーン大好きなのですが(←いばって言うな)
「ちるちる」さんの「エロ度」「エロエロ」じゃ足りないほど、
エロてんこ盛りワゴンセールです。

「やすらかな夜のための寓話」
「しなやか~」その後。
臣が署内で見かけた不良少年に過去の自分を重ね、
不安定になっているところを、慈英が体で慰める話。
タイトルの響きの美しさに惑わされてはいけません。
なんと105p中51pがえ…

1

せつなの夜に触れる花 小説

崎谷はるひ  おおや和美 

好きなら護ってやるべき

ブルーサウンドシリーズ。
短編集2作を含む8作目です。
作品ごとにカプが変わるので、シリーズ他作品を未読でも問題ないです。
「振り返れば~」の山下の店「アークティックブルー」の
ワケアリバーテンダー江上さんのターンです。

作品全体としては楽しく読めたのですが、
京(受様)が江上に出会ったのが10歳、再会したのが28歳。
‥つまり、出会った年の約2倍の年月が流れている訳なんです。

1

インクルージョン 小説

崎谷はるひ  蓮川愛 

慈英の従兄・照映さんのお話

慈英×臣シリーズのスピンオフ。
時系列的には、「しなやか~」と「ひめやか~」の
間くらいのお話だそうです。

タイトルの「インクルージョン」とは、
ググると「包括」とか「包含」と言う意味ですが、
ここでは、貴石に小さな粒や空気が入って模様になっていることで、
その模様をデザインに敢えて生かしたりするんだそうです。

「ちるちる」さんのあらすじに
「恋人同士となったふたりだが‥!…

1

あざやかな恋情 小説

崎谷はるひ  蓮川愛 

ルーツに向き合うこと

シリーズ3作目。
臣が昇進試験に合格し、一年間の駐在所生活に突入。
左遷ではなく、昇進後の「お約束」と言うことで、
地方勤務にも悲壮感は微塵もなく、むしろ楽しんでる感じ。
「暇そうだから『ひまわりさん』」なんていわれるほどのどかな町で、
盗難事件が頻発して‥。

この作品では、二人の‥というか主に臣のルーツに関わる話が中心です。
精神的に不安定になるとセックスに溺れずにいられない依…

0

しなやかな熱情 小説

崎谷はるひ  蓮川愛 

とにかくじれったい

2001年リーフノベルズで出版された表題作を加筆修正したものと、続編が追加で収録されています。

表題作「しなやかな熱情」は二人が殺人事件を機に出会い、惹かれて再会するまで、続編の短編「さらさら。」では思いを通じ合わせるまでが書かれています。

当初、作者様は表題作も「さらさら。」にしたかったとのことでしたが、編集様が反対されたのに同感です。どの辺りがさらさらなのか、分からなかったです、崎…

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