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崎谷はるひ 志水ゆき
Coo
陸くんの不幸な境遇がなかなか痛くて切ないお話です。 正直なところ、序盤は、どんより重たい気分になりました…。 風俗とか暴力とか、苦手な人には、結構キツイかも。 不幸の中の最良を自分なりに必死に掴もうとしている 陸くんの姿が、なんとも痛々しいです。 適切な比較対象のサンプルが周りにいないから、 自分の境遇が特別悪いということにも気付いていない。 そういう部分がとても悲しいと思いまし…
崎谷はるひ ねこ田米蔵
うえお
矢野智彦(勉強・スポーツ万能の優等生 普段は無口でまじめ)×宇佐美葉(見た目は遊んでいそうなのに実は一途で繊細) ※この作品は「ハチミツ浸透圧」の続編になります。 矢野と付き合い始めた宇佐美ですが、矢野は部活が忙しく充分にかまってもらえない上、お互いが実家暮らしのためなかなかHができないことでフラストレーションを感じていました。そんな時矢野が鹿児島の大学からスカウトを受けていることを偶…
崎谷はるひ おおや和美
藤棚
とても魅力的な男の子なのに、自分の美点には全く気がつかず、 萎縮しまくりな姿が卑屈な主人公・瀬里。 彼がどうしてそんな性格になった原因は、家庭環境にありました。 出来の良い弟・和輝。 弟を溺愛し、悪気はないが、やや無神経な母。空気のような父。 家庭に瀬里の理解者は存在せず、居場所がない。 この辺りの瀬里の苦しみや悲しみが、とても丁寧に書かれていて。 読んでいて瀬里が可哀想で、可哀…
崎谷はるひ 山田ユギ
むつこ
29歳同士、20年来の幼馴染みカップルの恋のお話です。 茅野は、恋してはフラれる恋愛体質。 フラれたショックでお酒に逃避し、朝目覚めたら、親友の瀬戸と同じベッドで裸で寝ていた。 あいまいな記憶を辿ると、切れ切れに蘇る昨夜の記憶。 一夜の過ちだと忘れようとしたけど、そうすればするほど瀬戸が気になって…みたいな話です。 幼馴染みは私の萌えポイントなんだけど、微妙に肩透かしくらった気分です。 なんでか…
崎谷はるひ 蓮川愛
慈英×臣シリーズの第二弾。前作から4年後の二人。 色々あった二人も、とりあえず「恋人」という立ち位置に。 しかし愛されることに不慣れな臣は自虐的で、 画家として着実に成功を収めて行く慈英に引け目を感じます。 自分が慈英に愛されるに値する人間とは思えないのですね。 そんな臣が切ないです。 自虐的な臣も問題ですが、今回の問題児というか怖かったのは慈英です。 「無自覚の天才であり、それ…
慈英×臣シリーズ第3弾。二人が知り合って6年。 もう色々と、落ち着いちゃっています(慈英がやや、オカン化している!)。 そのせいか、ストーリーにはド派手なインパクトはありません。 ひとことで言うとハートフルなお話でした。そして濡れ場も満載。 【しなやかな熱情】の臣と慈英がこうなるのか………と、思うと。 色々と感慨深いです。 二人の関係は「共依存」ともいえなくはないのですが。 慈英…
崎谷はるひ 櫻井しゅしゅしゅ
友人に頼み込まれて引き受けることになったバイト先で知り合った代理店長の遼さんに一目惚れしてしまう律。 それまで本気の恋を知らなかった律は、初めての気持ちに戸惑い、胸を焦がします。 「その指さえも」は、二人が想いを通じ合わせるまでのお話で律視点。 同時収録の「週末には食事をしよう」は、その後の二人(&ストーカー女性?)のお話で遼さん視点です。 律は、崎谷さんお得意の甘ったるくてちょっとエ…
崎谷はるひ 冬乃郁也
高校二年の藤緒礼人は、体が弱かった自分を、兄のように気遣い守ってくれる幼馴染みの井吹國仁にずっと恋焦がれています。 見た目は冷たい印象の美人だけど中身はかわいこちゃんな礼人と、一見ワイルドだけど優しくて包容力のある國仁さん、実は両想いなのですが、お互いに気づいていません。 相手を思い遣るあまり、気持ちを伝えられないじれったい展開が続きます。 礼人は、自分が身内認定していない人間には結構辛辣で…
冬乃郁也 崎谷はるひ
典型的な、“お互い好きなのに、なぜか遠回りしている”パターンのお話です。 場数を踏んでいるけど、本気の恋のやり方はわからない井上と 場数を踏んでいないので、どうしたらいいのかわからず戸惑う明石。 不器用さにかけては、どっこいの可愛い二人。 井上の好きな子いじめに、「オマエは小学生かっ」と、 ツッコミをいれつつ、じれじれしながら読みました^^; ストーリーは面白かったし、絵も綺麗で魅…
える5
スゴイ分厚いのに、事件性やら背景の説明やら、その他いろいろのせいでカンジンの恋愛要素がすくない気がした。というか、ちょっといらない話がもりこみすぎという気もしないでもない。 話は、複雑な家庭環境に育った受がデザイン学校で将来の道を模索しながら成長していくなんてもの。そこに担任の先生である攻がかかわり、前巻の主人公だった親友やらなにやらと仲間達と学生時代を謳歌するのだが、そのあたりはハズカシイくら…