崎谷はるひさんのレビュー一覧

カリギュラの涙 コミック

崎谷はるひ  冬乃郁也 

どこが18禁じゃい、こるらぁ!!ナメとんのか!?…と思ったのは秘密です☆

崎谷はるひさんの『くちびるに蝶の骨~バタフライ・ルージュ~』の商業誌番外編。短編です。柴主将嗣×柳島千晶の人魚姫バージョン。パラレルです。
イラスト担当が冬乃郁也さんだったのでいつものごとくLarge Margeから同人誌が出てます。

王が将嗣で人魚が千晶。魔女が春重で人魚の兄弟たちが一路・光聖・勇気。大臣が秀穂。…たぶんこんな配役。

ストーリーはまんま人魚姫。将嗣を助けて恋をした千…

5

恋歌は灼熱に惑う コミック

崎谷はるひ  冬乃郁也 

エロ二割増し

崎谷はるひさんの小説『恋花は微熱に濡れる』の商業誌番外編です。イラストの冬乃郁也さんの漫画と崎谷さんの小説が読めます。

國仁×礼人の後日談です。本編では二人が両想いになり、初めて抱き合って終わりました。これはその後のお話。礼人の祖母が留守なので、國仁は身体の弱い礼人の世話を頼まれました。漫画も小説も基本はそういう話。要するに保護者のいない間にHなことするという…。

漫画では、お風呂に入…

2

絵になる大人になれなくても 小説

崎谷はるひ  ヤマダサクラコ 

今だからこそできる恋

再会モノ。
高校時代もともと人付き合いが苦手だった真弓の一番の親友が峻之。
だけど何も言わず逃げるように消えてしまった彼に真弓は余計に人間不信気味になってしまいます。
真面目で、だからこそ不器用な真弓がかわいいんだ。

営業先の困った客にいちゃもんをつけられている真弓をさりげなく助けてくれる峻之がかっこいいです。
こんな風に助けられたらそりゃ惚れてしまうわ……
それでも自分の気持ちに…

2

不埒なスペクトル 小説

崎谷はるひ  タカツキノボル 

真面目なら真面目なほどウケるのは、お笑いの基本

「不埒な~」CDでの、杉田氏のトークにインスパイアされて書かれたという本作品。
杉田さん当て書きだけあって、直隆お兄ちゃんが、えらく真面目おもしろい人になっていて、最高!
リストラされても、縛られて逆レイプされても、2度目は無茶な展開で自分もノリノリになっちゃっても、きわめて冷静に自己分析。
お兄ちゃん本人は、いたって真面目に、理路整然といろいろ考えているのだが、人の気持ちをおもんぱかるとか…

2

少年人形 小説

崎谷はるひ  佳嶋 

絶版本以外の全崎谷作品、レビュー完了

これは20禁くらいにした方がいいと思います。ポルノだからという意味でもありますが、この精神世界を未成年が読んで果たして理解できるのかが疑問です。

この作品に限っては、本編よりあとがきを先に読むのもアリだと思います。特にネタバレはないし、作者がどのような考えを持って書いたのかよくわかります。「女装」や「調教」がテーマというより、精神的な「歪み」と「依存」が柱に来ていると思います。BLにおけるエ…

22

しじまの夜に浮かぶ月 小説

崎谷はるひ  おおや和美 

陰気な淫乱もなかなかいい

ブルーサウンドシリーズ第5弾。ケネス×薙。どっちともブルーサウンドのお店の関係者とかではないんですが、ケネスは嘉悦の仕事仲間で薙は大智の後輩で山下の友人。そして山下が好きだったみたいですね。

この二人は…アダルトっていうかなんていうか…薙の過去が重くてちょっと引きました。前に勤めてた会社社長の愛人で不倫…手切れ金…乱交…大智との関係…陰気な淫乱…。いやまぁすごかった。そんなビッチな薙のお相手…

2

振り返ればかなたの海 小説

崎谷はるひ  おおや和美 

一葡が健気すぎて切ない…

ブルーサウンドシリーズ第4弾。山下×一葡。初めこの作品を読んだ時、「山下って誰?いたっけ?」とか思ってしまいました(笑)そういえばなんか出てきてたな~と、そのくらいの印象。今回は攻めの山下視点で書かれてます。

山下は優しくていい人ですが、そんな人間を演じてるかんじがする男です。女性と付き合っても優しいことには優しいんですが、「こうしていれば、相手は大丈夫だろう」という態度が見えることがあり、…

0

絵になる大人になれなくても 小説

崎谷はるひ  ヤマダサクラコ 

「絵になる大人」になってほしくて・・・

崎谷はるひ作品の中でマイベスト5に食い込むかも!
やっべー萌えたv

高校時代。潔癖で真面目な坂上は、親友だと思っていた井原が
自分のことを「しんどい」と、こぼしているのを盗み聞きしてしまう
そして卒業後は、音信不通になってしまった井原に
まるで捨てられて置いていかれたような傷を受けてしまうわけですが
8年後に偶然再会して、古傷の痛みに戸惑う・・・
って、お話。

井原の「しん…

5

やすらかな夜のための寓話 小説

崎谷はるひ  蓮川愛 

エロい!糖尿病になりそうだよん

もう満腹でございますww
臣さん、ありがとう。
多分これでご本人も書かれている通りにシリーズはコンプリートした形になるのでしょうか。
作家さんの人気で読まれる方もあれば、初読みでもこの二人の関係が気になってこれから本編へ傾れる方、崎谷作品の他のものに手を伸ばされる方、そんな崎谷さんの戦略というか、出版社の戦略は成功していると思います。

もう分厚い本ですが、ひょっとしたら半分近くが臣さん…

1

純愛ポートレイト 小説

崎谷はるひ  タカツキノボル 

わかりやすい悪人がいると作品がすごく陳腐に見える。

カメラマン志望の大学生、亮祐と
サラリーマン小井がコンビニで出会うんですよね。

『純愛ポートレイト』は、出会いから恋が成就するまでのお話で
『熱愛モーションブラー』は、付き合ってからのお話。
この小井(いさらい)は美人さんでトラブル体質というか
逆恨みされやすい体質なのだろうか・・・

トラブルは解決したはずなのに『熱愛モーションブラー』でも
また同じようなトラブルに見舞われる…

2
PAGE TOP