崎谷はるひさんのレビュー一覧

心臓がふかく爆ぜている 小説

崎谷はるひ  志水ゆき 

いってしまえば痴話喧嘩のお話

不幸体質、ちょっと天然で子供っぽい受けは
実はあまり好きじゃないんですが
(●´ω`●)よかったです。

アロマだとかロハスの会社での社内恋愛のお話。
受けは、悪い男にばかり惚れてしまうゲイ。
攻めは、イケメンすぎて中身とのギャップに悩むノンケ。

崎谷さんのビジネスものって、ちょっとうんちくっぽくて
序盤は読むのきついなぁと思ったのですが
つきあいだす展開が速いのでダレずに読…

3

不埒なモンタージュ 小説

崎谷はるひ  タカツキノボル 

忘れちゃいけない…BL界最大のコンプレックス

不埒シリーズの1冊目です。
ひょっとして自分、ゲイかも…と、孤独に悩み抜いたあげく、
高校生の未直は意を決して二丁目に行きます。
そこでヤクザに絡まれたところを助けてくれたのが…
これまたヤクザ風の男・明義でした。
これがきっかけで明義に恋した未直には、
家族にゲイをカミングアウトでしたことで、
とてつもないコンプレックスと孤独を抱えて、生きるのがやっと…。
総てを理解した明義はこ…

1

勘弁してくれ 小説

崎谷はるひ  冬乃郁也 

テクニシャンな「はとこ」は高校生

アパレルショップで働く慎一はつきあっていた男との別れ話がこじれ、思わず手近にいた青年を当て馬にする。
突然の恋人扱いに驚くこともなく、慎一の芝居に乗ってくれた青年、義崇のおかげで無事慎一は別れることができた。
その後義崇の率直な誘いに乗った慎一だったが、義崇は予想外のテクニシャンで……
散々抱き合ったあと、とたんにつれなくなった義崇の正体は、なんと慎一の「はとこ」だった?!

年下攻のは…

2

花がふってくる 小説

崎谷はるひ  今市子 

いとこ同士は鴨の味

崎谷はるひ×今市子という組み合わせって
なんだか珍しいなぁと思って手に取りました。

地元の名家の次男・涼嗣と、分家筋・秋祐のいとこ同士のお話。

IQが高く、努力せずなんでも出来てしまう涼嗣
家柄のせいもあって人生に不自由なく暮らしていて
それゆえに淡白というか欲しいものがとりたててない。

秋祐は、涼嗣とおない年なのにどこか子供っぽくかわいい。
家事能力ゼロの世話の焼けるタ…

1

カリギュラの涙 コミック

崎谷はるひ  冬乃郁也 

どこが18禁じゃい、こるらぁ!!ナメとんのか!?…と思ったのは秘密です☆

崎谷はるひさんの『くちびるに蝶の骨~バタフライ・ルージュ~』の商業誌番外編。短編です。柴主将嗣×柳島千晶の人魚姫バージョン。パラレルです。
イラスト担当が冬乃郁也さんだったのでいつものごとくLarge Margeから同人誌が出てます。

王が将嗣で人魚が千晶。魔女が春重で人魚の兄弟たちが一路・光聖・勇気。大臣が秀穂。…たぶんこんな配役。

ストーリーはまんま人魚姫。将嗣を助けて恋をした千…

5

恋歌は灼熱に惑う コミック

崎谷はるひ  冬乃郁也 

エロ二割増し

崎谷はるひさんの小説『恋花は微熱に濡れる』の商業誌番外編です。イラストの冬乃郁也さんの漫画と崎谷さんの小説が読めます。

國仁×礼人の後日談です。本編では二人が両想いになり、初めて抱き合って終わりました。これはその後のお話。礼人の祖母が留守なので、國仁は身体の弱い礼人の世話を頼まれました。漫画も小説も基本はそういう話。要するに保護者のいない間にHなことするという…。

漫画では、お風呂に入…

2

絵になる大人になれなくても 小説

崎谷はるひ  ヤマダサクラコ 

今だからこそできる恋

再会モノ。
高校時代もともと人付き合いが苦手だった真弓の一番の親友が峻之。
だけど何も言わず逃げるように消えてしまった彼に真弓は余計に人間不信気味になってしまいます。
真面目で、だからこそ不器用な真弓がかわいいんだ。

営業先の困った客にいちゃもんをつけられている真弓をさりげなく助けてくれる峻之がかっこいいです。
こんな風に助けられたらそりゃ惚れてしまうわ……
それでも自分の気持ちに…

2

不埒なスペクトル 小説

崎谷はるひ  タカツキノボル 

真面目なら真面目なほどウケるのは、お笑いの基本

「不埒な~」CDでの、杉田氏のトークにインスパイアされて書かれたという本作品。
杉田さん当て書きだけあって、直隆お兄ちゃんが、えらく真面目おもしろい人になっていて、最高!
リストラされても、縛られて逆レイプされても、2度目は無茶な展開で自分もノリノリになっちゃっても、きわめて冷静に自己分析。
お兄ちゃん本人は、いたって真面目に、理路整然といろいろ考えているのだが、人の気持ちをおもんぱかるとか…

2

少年人形 小説

崎谷はるひ  佳嶋 

絶版本以外の全崎谷作品、レビュー完了

これは20禁くらいにした方がいいと思います。ポルノだからという意味でもありますが、この精神世界を未成年が読んで果たして理解できるのかが疑問です。

この作品に限っては、本編よりあとがきを先に読むのもアリだと思います。特にネタバレはないし、作者がどのような考えを持って書いたのかよくわかります。「女装」や「調教」がテーマというより、精神的な「歪み」と「依存」が柱に来ていると思います。BLにおけるエ…

22

しじまの夜に浮かぶ月 小説

崎谷はるひ  おおや和美 

陰気な淫乱もなかなかいい

ブルーサウンドシリーズ第5弾。ケネス×薙。どっちともブルーサウンドのお店の関係者とかではないんですが、ケネスは嘉悦の仕事仲間で薙は大智の後輩で山下の友人。そして山下が好きだったみたいですね。

この二人は…アダルトっていうかなんていうか…薙の過去が重くてちょっと引きました。前に勤めてた会社社長の愛人で不倫…手切れ金…乱交…大智との関係…陰気な淫乱…。いやまぁすごかった。そんなビッチな薙のお相手…

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