おおや和美さんのレビュー一覧

しじまの夜に浮かぶ月 小説

崎谷はるひ  おおや和美 

「恋が終わる話」と「恋が成就する話」は表裏一体

湘南の多国籍料理レストラン“ブルーサウンド”で繰り広げられる
BL恋愛模様を描いたブルーサウンドシリーズ5冊目。
5冊目は、“ブルーサウンド”から離れて
受けも攻めも“ブルーサウンド”の店員ではないです。

ブルーサウンドシリーズの中で一番やっかいな受け朝倉。
ブルーサウンド2作目の主人公 大智とのヤヴァイ過去
ブルーサウンド4作目の主人公 山下への恋慕
他、1作目の主人公らも登場…

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振り返ればかなたの海 小説

崎谷はるひ  おおや和美 

攻め視点で綴られる物語

【カップリング】レストラン厨房ヘルプ×マッサージ師でレストランの客

湘南にあるブルーサウンドというお店で繰り広げられるBL模様。
ブルーサウンドシリーズ第4弾。

町の洋食屋だった山下の実家は、兄の代から
イタリアンレストランへ変貌した。
厳しい兄の元で言われるがまま店を手伝い過ごしていたが
兄の作る形式ばった料理は好きになれずにいた。
多国籍料理を扱うブルーサウンドのヘルプの…

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目を閉じればいつかの海 小説

崎谷はるひ  おおや和美 

大人の恋 

ブルーサウンドシリーズの第1弾でしょうか?
「ブルーサウンド」の店長・藤木と、
かつての恋人・嘉悦との再会と恋。

10年前、相手の為を思って身を引いた藤木。
しかし「嘉悦の思いが重かった」と語っているところからすると、
当時の藤木なら障害がなくても、
いずれは別れを切り出していたのかもしれません。

そんな藤木を強引に追わなかった嘉悦。
10年前の二人は色々と未熟で、恋を続け…

1

手を伸ばせばはるかな海 小説

崎谷はるひ  おおや和美 

「ブルー・サウンド」シリーズ第二弾

とても魅力的な男の子なのに、自分の美点には全く気がつかず、
萎縮しまくりな姿が卑屈な主人公・瀬里。
彼がどうしてそんな性格になった原因は、家庭環境にありました。

出来の良い弟・和輝。
弟を溺愛し、悪気はないが、やや無神経な母。空気のような父。
家庭に瀬里の理解者は存在せず、居場所がない。
この辺りの瀬里の苦しみや悲しみが、とても丁寧に書かれていて。
読んでいて瀬里が可哀想で、可哀…

1

タクミくんシリーズ Sincerely… 小説

ごとうしのぶ  おおや和美 

シリーズ九作目

シリーズ九作目、相変わらずラブラブイチャイチャのギイとタクミです。
今回の話は少しSFチックでミステリーチックでした。
他のカップルもほぼ登場せず、ひたすらイチャイチャと謎を追いかけてた。
合宿でスキーに行ったんですが、「まさかタクミが遭難してギイが救出するのでは」と思ったら、本当にその通りの出来事が起こり、このお約束っぷりに、「マタキター」と。もう何も言いませんw

1

タクミくんシリーズ バレンタインラプソディ 小説

ごとうしのぶ  おおや和美 

ついに10作目

乗り掛かった船というか、古本屋のセット買いで乗ってしまった船。タクミくんシリーズ10作目です。
今回はバレンタインのネタ。アメリカ育ちのギイくんが、なぜか日本式のバレンタインにこだわってますw
イベント苦手というか面倒くさい私には、乙女ちっくな男子高校生たちが眩しかった…。

1

タクミくんシリーズ 美貌のディテイル 小説

ごとうしのぶ  おおや和美 

面白くなった!

タクミくんシリーズ11作目です。
ちょ、ビックリしたんですけど、ここに来てめちゃくちゃ面白い展開になった!
タクミとギイは三年生になり、部屋もクラスも分かれ、すれ違いが始まります。
ギイにおんぶに抱っこだったタクミが、ギイと距離を置くことで新しい人間関係を少しずつ構築していくんだけど、それを切なく見てるギイに萌えました。
タクミは微妙にたくましくなってて、喧嘩の仲裁したり、ネコを可愛がる後輩の面倒…

3

タクミくんシリーズ 緑のゆびさき 小説

ごとうしのぶ  おおや和美 

シリーズ12作目

三年生になってから面白いですよーごとうさん!
ただ今回の話は、二年生時代の話と三年生の話が半分半分ぐらいです。
過去話が入るのはシリーズ通して同じで、ゆっくりまったり、過去と現在を行き来しながらストーリーはジワジワと進行していきます。
三年生バージョンになってから、更に進行がゆっくりになった気がします。
完全に時代から取り残されてますが(始まったのが携帯どころかCDすら普及してなかった時代だから仕…

2

タクミくんシリーズ 花散る夜にきみを想えば 小説

ごとうしのぶ  おおや和美 

シリーズ13作目

三年生になってから、完全な読み切りではなくなってきている。
私にとったらそれが面白いのかなァ。
登場人物総ホモ化の嵐のなかに、タクミくんの親友の利久まで巻き込まれそうな雰囲気で、ああ、やっぱりか…みたいな。赤池だけは巻き込まれませんように。

2

タクミくんシリーズ 彼と月との距離 小説

ごとうしのぶ  おおや和美 

このシリーズ、侮りがたし

シリーズ14冊目です。
このシリーズ侮りがたし。
二年生の後半から「飽きてきた…」ってなってたのに、三年生になってから盛り返してきて一気に面白くなった。
タクミ視点の一人称だけじゃなく、三人称で複数のドラマが展開されるようになったんですが、それが面白い。
泉と吉沢の痴話喧嘩やタクミとギイのラブラブイチャイチャにはいまいち興味が持てませんが、ホモに目覚めつつある利久くん周辺のドラマが好きだなァ。
番…

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