おおや和美さんのレビュー一覧

季節はずれのカイダン タクミくんシリーズ コミック

おおや和美 

慣れてきたんだ…

ギイとのいちゃつきが堂に入ってきたタクミくんが
見所と言える巻かも知れません。
純情は純情なんですが、誘い所のツボを心得る
様になったと言うべきか。
表題作は何気に肌の露出が多くなっておりますし。

自分の事で手一杯になっていた頃を考えれば、
ギイと過ごす日々の中でタクミくんの内部に余裕が
生まれてきた結果なのでしょう。
その余裕ぶりは併録作にさらりと描かれています。

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裸足のワルツ タクミくんシリーズ コミック

おおや和美 

御馳走様

表題作は言わば『June pride 6月の自尊心』の
回答編と言う形で配されたもの。そのまま漫画化
だけを読んだ状態ではピンと来ないでしょう。
とりあえず作品の雰囲気を味わいたいと言う事で
あれば評者は『夢の後先』の方を推します。
ギイとタクミだけがこの物語・シリーズのカップル
ではないと言う事もお判り戴けましょうし。
それに、甘さで満腹になる作品でもありますから。

そして、…

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June Pride 6月の自尊心 タクミくんシリーズ コミック

ごとうしのぶ  おおや和美 

味わいひとしお

まったくもって意外なのですが、このコンビによる
タクミくんシリーズの漫画化単行本はこの本が一番
最初だったり致します。一等最初のビリー高橋さんの
影響が深かったのでしょうか?

閑話休題。
タクミくんシリーズと来るとやはりおおやさんの
絵柄の方が馴染む気が致します。
柔らかな中にしなやかな芯があるのですね。
ギイと託生の距離の、緩やかな縮まり加減を
ご堪能下さい。

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目を閉じればいつかの海 小説

崎谷はるひ  おおや和美 

相手に爪痕を残さないように、ぐっと拳を握る受

【カップリング】超エリート学生時代の先輩で恋人×奨学生だった美人後輩

うはーvこれは濃厚v

海シリーズっていうの?
ブルーサウンドシリーズっていうの?
各主人公が違って5冊出てるシリーズモノの1巻にあたります。

学生時代に好きなのに別れた恋人同士が
10年後に再会する。
相手の左薬指にはリング・・・
それでもと踏み出し、また愛し始めるふたり。
10年のブランク、相手の…

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高校王子 小説

七海花音  おおや和美 

ファンは怖い

主人公は鷺沢晶。高校生にして流行作家です。映画化とかもされていて数は少ないけれどもいい小説を書くと言われています。
かれは5才の弟の尚と同居しています。実質、晶が一人で育てています。
両親が離婚、そして再婚して以来、晶と尚は父や母の家庭に入り込めなかったのです。

そんな彼のクラスに転校生がやってきます。
人気俳優の氷室ケイ。でも、ケイは晶のことをすごく恨んでいて…。でも晶には思い当たる…

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Pure 2 タクミくんシリーズ コミック

ごとうしのぶ  おおや和美 

三州ー!

この巻三州は好きです。
真行寺が一歩下がってしまうので、三州が一歩無理やり出るって感じがいつもと違って好き。
真行寺はオレのものなんだからオレの言うことだけ聞いとけばいいんだ!
な発言ですが、あれきっと告白ととっていいんじゃないかなー。。。

やっぱりワンコな役割の真行寺ですが、甘い雰囲気の二人っていうのもね、なんかね、いやもちろん見ては見たいけど、無理だよね、と思います。
でも、元の…

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しじまの夜に浮かぶ月 小説

崎谷はるひ  おおや和美 

「恋が終わる話」と「恋が成就する話」は表裏一体

湘南の多国籍料理レストラン“ブルーサウンド”で繰り広げられる
BL恋愛模様を描いたブルーサウンドシリーズ5冊目。
5冊目は、“ブルーサウンド”から離れて
受けも攻めも“ブルーサウンド”の店員ではないです。

ブルーサウンドシリーズの中で一番やっかいな受け朝倉。
ブルーサウンド2作目の主人公 大智とのヤヴァイ過去
ブルーサウンド4作目の主人公 山下への恋慕
他、1作目の主人公らも登場…

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振り返ればかなたの海 小説

崎谷はるひ  おおや和美 

攻め視点で綴られる物語

【カップリング】レストラン厨房ヘルプ×マッサージ師でレストランの客

湘南にあるブルーサウンドというお店で繰り広げられるBL模様。
ブルーサウンドシリーズ第4弾。

町の洋食屋だった山下の実家は、兄の代から
イタリアンレストランへ変貌した。
厳しい兄の元で言われるがまま店を手伝い過ごしていたが
兄の作る形式ばった料理は好きになれずにいた。
多国籍料理を扱うブルーサウンドのヘルプの…

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目を閉じればいつかの海 小説

崎谷はるひ  おおや和美 

大人の恋 

ブルーサウンドシリーズの第1弾でしょうか?
「ブルーサウンド」の店長・藤木と、
かつての恋人・嘉悦との再会と恋。

10年前、相手の為を思って身を引いた藤木。
しかし「嘉悦の思いが重かった」と語っているところからすると、
当時の藤木なら障害がなくても、
いずれは別れを切り出していたのかもしれません。

そんな藤木を強引に追わなかった嘉悦。
10年前の二人は色々と未熟で、恋を続け…

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手を伸ばせばはるかな海 小説

崎谷はるひ  おおや和美 

「ブルー・サウンド」シリーズ第二弾

とても魅力的な男の子なのに、自分の美点には全く気がつかず、
萎縮しまくりな姿が卑屈な主人公・瀬里。
彼がどうしてそんな性格になった原因は、家庭環境にありました。

出来の良い弟・和輝。
弟を溺愛し、悪気はないが、やや無神経な母。空気のような父。
家庭に瀬里の理解者は存在せず、居場所がない。
この辺りの瀬里の苦しみや悲しみが、とても丁寧に書かれていて。
読んでいて瀬里が可哀想で、可哀…

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