おおや和美さんのレビュー一覧

しじまの夜に浮かぶ月 小説

崎谷はるひ  おおや和美 

あまりに不器用で不憫な主人公に泣いた

ドラマCD全3作を随分前に聴いたきり原作シリーズを読むのをすっかり忘れていました。1作目から順に読んできましたがこのシリーズは全体的に満足度が高く(濡れ場がくどいのが難点だけど)、個人的には2、4、中でもこの5作目が一番楽しめた気がします。

元々不器用なキャラクターは好みなんですが、自分で自分を追い詰める所謂破滅型のこの主人公。傍から見たらただ嫌なだけのヤツが、内実孤独と諦念に浸り、周囲を傷…

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振り返ればかなたの海 小説

崎谷はるひ  おおや和美 

ギャップ萌え

ブルー・サウンドの厨房ヘルプ、山下はゲイカップルの別れ話に巻き込まれ、水をかけられた。
そのあげく山下に水をかけた張本人である一葡に一目惚れされ、告白されてしまう。
人当たりはいいけれど恋愛に関しては温度の低い山下は、その度にやんわりと断りつづけるが、一葡はめげなくて……

一見いい人そうだけど、恋愛事には醒めた攻と、そんな彼を一途に追いかける受。
最初ただの馬鹿な子かと思った一葡が意外…

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耳をすませばかすかな海 小説

崎谷はるひ  おおや和美 

二本立て

すべてに秀でていることがコンプレックスの和輝は、高校3年生の時行きずりの年上の男と肌を重ねた。
知っているのはショーイという彼の名前だけ。
母親からの重圧や、兄に対する執着を消化できないでいる和輝を子供だと笑った彼。
そんな彼と兄の働くレストラン、ブルー・サウンドで再会し……

ブラコン大学生×ラジオDJ。
前回のメインキャラ瀬里の弟、和輝の話。
年下攻めで、DJのショーイさんは性悪…

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手を伸ばせばはるかな海 小説

崎谷はるひ  おおや和美 

苦手だけど気になる人

完璧な弟に対する劣等感で、すっかり卑屈に育ってしまった瀬里。
大学進学を機に家を飛び出したものの、自分の居場所を見つけられずにいた彼は湘南にあるレストラン「ブルー・サウンド」で働き始める。
快活なスタッフたちの中で唯一苦手なのが厨房担当の大智だ。
自信に満ちた態度はどこか弟を思い出させるが、いつしかそれは彼の優しさだと気づき始める。
そんな時現われた弟から大智は瀬里をかばってくれて……

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目を閉じればいつかの海 小説

崎谷はるひ  おおや和美 

ブルー・サウンドシリーズ第一巻

湘南にあるカフェレストラン、ブルーサウンドの店長を務める藤木はかつてこの地で恋人に別れを告げた過去があった。
それは相手の将来を考えての苦渋の決断だった。当時は不器用で、あえて露悪的な言葉を吐くことしかできなかった藤木も十年の時が経って変わった……はずだった。
ある日、藤木は自分の店を訪れたかつての恋人、嘉悦と再会する。
その薬指にプラチナリングを見つけてしまった藤木。しかし想いは止めること…

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恋の呪文 コミック

おおや和美 

目チカラにキュンキュン★

おおやさんの絵はいつも首から下が雑だなぁ~と思いつつ、
なんとも言えないあの目ヂカラにとけてしまいそうになるんですよね~

タイトルは...久しぶりに恥ずかしいぐらいクサいタイトルですね、
勇気ある、おおやさん!!
セリフでも何回も出てくるんですが、読んでるだけでも恥ずかしい!
ついでに、BARの名前「星の王子様」
もうこうなったら、とことんクサい&甘々な世界を堪能しましょう♪

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タクミくんシリーズ 恋のカケラ-夏の残像・4- 小説

ごとうしのぶ  おおや和美 

夏の残像解決編

夏の残像4巻で、完結編です。
カップルが大量に出てきたのに、それを上手く収めきって大団円にした力量に感心してしまいました。

3年8月「恋のカケラ」
九鬼島の完結編で、ついに宝のありかが判明して、三州と真行寺も合流します。
左智と一緒にいる時のギイは不遜で自然体で、タクミとのHを邪魔されて怒る姿も年相応だし、左智もギイに負けてない対等さがあって、だからなのか、二人が一緒にいるシーンが好…

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タクミくんシリーズ 薔薇の下で-夏の残像・3- 小説

ごとうしのぶ  おおや和美 

タクミの悩み

夏の残像3巻です。
メインはタクミの音楽での悩みで、後は短編で2巻からの続きの利久と政史の話です。

3年8月「薔薇の下で」
タクミとギイがしている最中を見られるという事態にタクミの反応が乙女チックですが、一瞬でギイの世間体や別離を考えてショックを受けてしまったのかと思うと、可愛くて仕方がなかったです。
それだけに、たまに世間が見事にすっぽ抜けるギイが、心配でならなかったです。
普段…

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タクミくんシリーズ 隠された庭 -夏の残像・2- 小説

ごとうしのぶ  おおや和美 

まだまだ序盤

夏の残像2巻です。
まだ登場人物紹介編といった感じで、事態がよく読めないです。

3年8月「隠された庭」
利久と政史の事で恋愛的お節介をするタクミに、成長を感じてしまいました。
他人の恋愛に関わるのは嫌と言いながら、そういうのをさりげなくお節介をするのはいつもギイなので、あの人間接触嫌悪症だったタクミからすると考えられない事で感心してしまいました。
それだけ、同室で友達だったのと、自分…

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タクミくんシリーズ 誘惑 小説

ごとうしのぶ  おおや和美 

3年生版は、続きが出るまでが待ち遠しい

3年生になってから、時間軸がゆっくりです。
それだけ、イベントが沢山&カップルが沢山出てくるので、必然的かも。
ギイと左智の幼馴染の友情はいつもと同じで、そこだけは安心感があります。
いつもの余裕があるギイじゃないので、これからどうなるのか読めないので、続編も気になる所です。

3年5月「Under Moonlight」
文化祭での劇を決めるギイの仲間たちの算段です。
気心のある仲間…

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