おおや和美さんのレビュー一覧

タクミくんシリーズ 暁を待つまで 小説

ごとうしのぶ  おおや和美 

先輩たちの卒業前の一幕

託生たちの1年生バージョンだけど、その当時の託生、ギイの心情があまり掘り下げられていなかったのは残念。
時期は2月、2年生編では既に卒業している二学年上の先輩が複数登場している。

学院の名前の由来となった祠探しイベントを軸にして話が進むのかと思っていたが呆気ない種明かしで片付けられてしまうし、それぞれのキャラクターの心情が単体で綴られていてまとまりがないので、登場した人物をきちんと覚えてい…

0

タクミくんシリーズ Pure 小説

ごとうしのぶ  おおや和美 

シンミス萌えがないと楽しみにくいかも…

困った事に私には真行寺×三洲萌えがない。
真行寺だけなら、わんこっぽい人懐っこさが可愛いなって感じるのだけど、三洲はどうも掴みどころが分からない。

今回は7月の学校行事・音楽鑑賞会の中で話が進んでいく。
真行寺が音楽鑑賞会のフォロー役として登場した卒業生・相楽先輩に対してモヤモヤしている為にどことなくよそよそしくなった事に不満を露わにした場面、託生に対しては無条件でなついている事にこっそ…

1

好きって言いたい 小説

安西リカ  おおや和美 

じわじわと幸せ感が伝染しそうでした!

真面目で不器用な年下攻め×美的センスのある美人受け
キーワードだけでもグッとキタのですが、
こちらがデビュー文庫だなんて信じられない!!
まるっきり文章に淀みがないです。とても読みやすかった!!

レストランのオーナーでゲイの和泉が、
取引先の新しい担当の銀行員・真二に一目惚れして…から始まるのですが
真二の不器用さに思わずくすっと笑ってしまいました!!
和泉の店で食べた料理をシン…

3

面倒な男に好かれたら コミック

おおや和美 

「ハラへった…喰いたい」※人外に非ずw

己の感情の自覚もないとは…そりゃ面倒だわ(笑)
あ、タイトルに惹かれて購入の、私としてはひさびさのおおやさんです。

まるまる一冊、対人スキルの低ーいwebデザイナー・龍居敦士と、アシスタント(後に営業)・宗田北斗(ともに24歳)のお話。
それと巻末に書き下ろし。


『面倒な男に好かれたら』
お話の舞台は社員が男5人の小さなwebデザイン事務所。
(そして壁にはなぜか『社内恋愛…

2

タクミくんシリーズ 彼と月との距離 小説

ごとうしのぶ  おおや和美 

それぞれの相手の距離感を意識してみる

表題作を含む短編4本が4月半ば頃の時期に戻った上に、なんとかギイ×託生が読める「ストレス」ではGWに一緒にどこか出掛けようなっていう話題のみ。
確か脇キャラの出番が9割並みだったよなと再読してみたが、これはこれで個人的に再び楽しめたし、それぞれのキャラが想う相手の距離感を感じ取る繋がりになっているのかな?って考えて読んだ。

片倉くん、岩下くんは、それぞれに好意を寄せられている子がいてもちっ…

0

タクミくんシリーズ 花散る夜にきみを想えば 小説

ごとうしのぶ  おおや和美 

June Prideから一年

前回「jealousy」の矢倉くん×八津くんの続きにあたる表題作の「花散る夜に~」は、このシリーズの王道パターン、脇キャラの片想いのすれ違い。
ギイが同級生の恋愛沙汰に聡いのは相変わらずだが、矢倉の勘もなかなかのもの。
ギイが祠堂入学時から託生に片想いしていた事を見抜いているしね。
3年生編からの登場だけど、結構存在感があるかな。

それと今回の神評価はなんといっても3年生編で一番好きな…

2

タクミくんシリーズ 虹色の硝子 小説

ごとうしのぶ  おおや和美 

色々とツッコミどころが…

今回は読む進める間に色々とツッコミどころがあって、それが1つや2つだったらそれ程気にせずお話に入っていくことも可能なんですが、結構重要なシーンでちらちら目についたので、今までのこのシリーズの作品中では「う~ん^^;」という感じでした。
収録されてる作品数は3つなんですが、そのうち2つが病気ネタなので、苦手な方は要注意かと思います。
今回はネタバレ満載なので、お話の筋を知りたくない方はスルーして…

0

好きって言いたい 小説

安西リカ  おおや和美 

幸せな気分になりました

読んでいる途中から読み終える時まで、幸せな気分でいられました。
大きな事件はないし、そんなにやな人は出ないし、日常的な、幸福感溢れるお話です。
個人的に波風のたたない幸せなお話が大好きなので、評価させて頂きました。

2

タクミくんシリーズ Station 小冊子付き特装版 小説

ごとうしのぶ  おおや和美 

感情がまだ追いつかない。

20数年よみ続けてきたタクミくんシリーズ完結巻。
衝撃的というよりは、やっと読めるのかという安堵感もどこかでありました。

コミックから入られ方、映像から入られた方思い入れは色々あると思いますが、ごとう先生が自分の為に書きましたとおっしゃっていたことが全てだったかなと思います。



思い入れが強すぎてうまく感想を伝えられませんが、夢の様な足のつかない世界と目を背けたくなる過酷な現実…

5

タクミくんシリーズ 緑のゆびさき 小説

ごとうしのぶ  おおや和美 

子猫騒動記?

前回の「jealousy」の続きだけど、今回は新1年生が拾ってきた子猫の世話話。
(注・矢倉×八津の続きはひとまず次の「花散る夜に~」へと飛びます。)
3年生編2冊目にして最初に接触した新1年生チェック組がいまいちなのと、本編から逸れていった話なのには内心トホホだったりするが、ほんのわずかに、託生のそばに気軽に居られなくなったギイのそわそわしている様子が楽しめる。

あと、この巻に収録され…

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