榊花月さんのレビュー一覧

旅の途中にいる君は 小説

榊花月  陵クミコ 

本当に好きな人は…

2年間付き合ってきた恋人が突然家も引き払い、仕事も辞め、連絡も取れなくなりいなくなってしまった。
恋人の友達でもあり面識もある男と一緒に思い出をたどり、過去を回想し、彼を探しに出るのだが・・・

一冊読み終わってみると、主人公の未雲はずっと片思いをしていたような気がします。
一目ぼれをして付き合いはじめ、だけど相手は浮気を繰り返す。
それはいつも同じ相手と継続というわけではなく、つまみ食…

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旅の途中にいる君は 小説

榊花月  陵クミコ 

旅先案内人が恋人になるみたい

やけに淡々としているように感じる作品で、穏やかな雰囲気もあるけれど、
内容的にはかなり手酷い扱いを受けてる未雲をその手酷い扱いをしてる津久井の
友人である積田が本人に知られないように心を砕いて思いを寄せてる風でした。

2年も付き合った恋人がある日突然何も言わずに姿を消してしまう。
仕事も辞め住まいも連絡先も手掛かり一つ無い状態で消えられた未雲。
でもその割に嘆き悲しんでと言う感じも無…

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奇蹟のラブストーリー 小説

榊花月  金ひかる 

ひたすらつまんない・・・

女性名の覆面作家・その正体はヘタレなダメ男×新人編集者という、BLではよくある、ホントによくある設定です。

まあ、あっさり読めるんですが、その分中身はないと感じました。読んだ時間が無駄だと思ったくらいです。

ただ、だからってすんなり引っ掛かりなく読めたかというとそうでもない。
とにかく、神奈(攻)のキャラクターに一貫性がないと感じました。気が弱くて自信のない作家というわりに妙にテ…

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そのわけを 小説

榊花月  金ひかる 

読むのが苦痛・・・

まず、私は榊さんの好んで書かれるタイプのキャラクターは基本的に大キライです。とにかく徹底的に受け付けません。

こちらもまさにパターンどおりですが、失礼ながらそれを避けたとしても驚くほどつまらない作品でした。

とにかく、読みながらただひたすらに気分悪かったです。
もともと『俺様・傲慢・鬼畜』攻が大キライなのでその時点で何の期待もしていませんでしたが、それにしてもあまりにも酷過ぎる。…

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1/21の青い輝き、「クラッシュド・ブルー」by 一穂ミチ

ルチルの冊子のタイトルは、毎回rutile souvenirに何か一言加えたものだが、
この一冊の一言は「宝物」。
その中から、一穂先生「藍より甘く」の番外編のみのレビューです。

               :

サラリーマンとして働く暁行は、急な代役で九州に出張に行く。
なんとか仕事はうまくいき、その後の取引先社長の家のガーデンパーティ、
庭に咲いた小さな青い花を見て遙を思い…

3

七歳年下の先輩 小説

榊花月  高緒拾 

不思議なタイトル=不思議な話

中学生時代に憧れていた同性の先輩、何でも出来て頭が良くて地元で神童と
呼ばれるような相手、まるでアイドルを崇めるような憧れ。
そんな先輩と9年ぶりの再会をする事になった受けの直。
しかしその姿は過去に憧れていた姿とはかけ離れていて、憧れていた分だけ
勝手な思いで残念な気持ちを覚えてしまう。

過去の学生時代にも何も接点など無かった二人が、攻めである咎野が職場を
リストラされ地元に帰っ…

1

つばめハイツ102号室 小説

榊花月  富士山ひょうた 

若さ溢れる受け

女で一つで自分を育ててくれた母親が再婚し、再婚相手とともに渡英することになった椎名。
せっかく頑張って受かった高校を今更転校したくないと、母方の祖母が持っているアパートに管理人の仕事を手伝う事を条件に一人暮らしをすることになった。
ところが、引っ越し当日に電車の中で痴漢と間違えて声をかけた男がまさかの隣人で、おまけに椎名の通う高校の担任教師だった――
まさかの事態に椎名は戸惑うけれど、担任教…

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ミントと蜂蜜 小説

榊花月  三池ろむこ 

運命の人は……

ミントと蜂蜜(5/6)
主人公の柚葉の夢は本当にささやか。
運命の人と恋に落ちて、いつまでも幸せに暮らすこと……
けれど、そのささやかな夢がいつまでも叶わない。
柚葉はいつも、運命の人とめぐり会った時には頭の中に鐘が鳴り響くと信じていた。
見目のいい柚葉はいつも、鐘が鳴り響くたびに告白し、付き合い始めるのだが、次第にこの人が運命の人じゃないんじゃないかと思い始めて、別れてしまうということ…

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僕が愛した逃亡者 小説

榊花月  葛西リカコ 

逃亡者と通報者の組み合わせが面白いです。

確かBL帯の検索サイトで初めて知ったと思います。
あらすじを読んで面白そうだったので、古本で購入しました。

榊先生の作品は初めて読みましたが、文章表現というか、
今回の作品で用いられた言葉が私には合わなくて、読んでいて辛かったです。
方言のようで方言ではなさそうな、一般的な言葉でも十分に伝わる言葉も、
わざわざ聞いたことも見たこともない知らない言葉がたくさん使われていたり、
日本語…

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“藍”と“愛”は遥以外の何者でもない

アンソロですが、ミチさんがお目当てだったので
『藍より甘く』の番外編、『クラッシュド・ブルー』のみで失礼致します。

上司の代理で向かった九州出張。
無事商談もまとまり、
最後は取引先会長のご自宅でのガーデンパーティに出席する入江です。
庭の片隅に見つけた“忘れな草”で遥を想い、
会長に「季語は“藍微塵”だ」と教えられる。
声を掛けられた時に力の加減で摘んでしまったそれを
ハン…

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