坂井朱生さんのレビュー一覧

誰のために泣くの 小説

坂井朱生  花小蒔朔衣 

めんどくさい二人

この作家さんの作品は、個人的にはかなり当たり外れがあると思っている人ですね。
そして今回の作品はと言えば、ハズレ気味の部類なんでしょうかね。
幼なじみで、親同士の柵があって、尚且つ自分の思いを素直に表せない主役二人。
互いに不器用だと思えばそれまでのお話なのですが、共鳴するには不足気味。

内容は、幼なじみと言うよりは、使用人の子供と主筋の子供が親の都合で面倒見る側と
観られる側って雰…

3

誰のために泣くの 小説

坂井朱生  花小蒔朔衣 

総てが微妙・・・

「朝を待つあいだに」のシリーズが好きだったので、新刊出るたびに購入していましたが、この作家さん、合わないかも~って思った作品でした。

受様の未也は、幼いころから好きだった攻様以外は全く眼中に無くて、都合のいいように扱われても(欲望処理と食事係)一緒にいられるなら、他の女がいても耐えられるという健気な受様です。
一方攻様は、大学進学で上京した受様の面倒を見るという役目を負わされて、その代償に…

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淡い吐息のそのさきに 小説

坂井朱生  亀井高秀 

ライトすぎてだ…だめだ…orz

年がら年じゅうユニクロ着ているような人(例えばワタクシ)には高尚すぎるお題!
出ました!

ク ー ル な フ ァ ッ シ ョ ンが似合う大学生。アハ。

クールなかっけぇー服着ているお兄さんに一目ぼれ♪
まぁなんていうんですかね、ちょっとしたBL小説公募とかで
ありがちーな感じの空気が充満してます、ライトです。

…エッチシーンが意外と踏み込んでますがw
いやもう人間性も内面…

2

アイで包んでよ 書き下ろし番外編小冊子 グッズ

やっぱり健気ワンコでした。

番外編も攻め様の健気さが際立つ内容でしたね。
これはやっぱりお利口ワンコ気質なのでしょうね、対する受け様はお猫様気質。
でも、やはり本編でのあれやこれやで、受け様も思う所があったと見えて
攻め様に対する気持ちをツンデレで意地っ張りながらも口に出してるのです。
そんな何かのついでのような好意を口にするだけで、攻め様は幸せの絶頂なのです。
なんて安上がりで健気なヘタレワンコなのでしょうね。

1

アイで包んでよ 小説

坂井朱生  蓮川愛 

受け様の思いが見えなさ過ぎなのよ

ヴィラ楡井の管理人でオーナーの身内であるお料理上手の賄もする受け様と
会社ではエリートで知られるワンコでヘタレ気味の攻め様との恋愛模様。
ほのぼのとした中に二人の戸惑いや擦れ違い、他の下宿人との交流などが描かれていて
大きなアップダウンはないけれど、下宿での生活の中で育まれる大人の恋のお話。

それにしても、受け様の気持ちが見えにくいのです。
なんだか読んでると、攻め様の一途な恋心が切…

2

その恋、百万ドル 小説

坂井朱生  六芦かえで 

これはダメだ・・・

どこにどう感情移入すればいいのか、というくらい乗れませんでした。正直、まったく面白いとは思えなかったんです。

これ、新装版なんですよね。旧版(『ノックは夜中に』)とタイトルが変わってるので、旧版を持っているのに、気付かずに買ってしまって、二重にショックを受けました。まあこれはもう完全に自分のせいなんですが。

実際、忍坂(攻)にまったく魅力を感じませんでしたね。忍坂は、年だけ取ってても…

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惑わない瞳 小説

坂井朱生  六芦かえで 

お人形さん。

設定は、正直私の好みとはちょっと違うものの、別に悪くはないと思うんですよ。ただ、なんとなく中途半端に感じました。

つかさ(受)は、人形として育てられたわけですが、単に感情表現が未熟で不器用な人間って感じでしたね。まあ『人形として未完成』ということなので、そういう意味ではこれでいいのかなあ。ただ、『性奴隷』というイメージとはまったく違いました。調整の方向が純だったってことでしょうか。

1

半熟生活トライアル 小説

坂井朱生  明神翼 

いきなり同居。

う~ん、正直『中立』に近いです。

希帆(受)の設定が、坂井さんテンプレートでしたね。無責任な親に捨てられて路頭に迷うという。とにかく、受のキャラクターそのものよりも、まわり(特に受の親)の非常識さがいつも似たパターンなんですが、似てること自体ではなく、それが私の好みとは言えないので、いつも気になって仕方ないです(たまにならもちろん問題ない)。

恭弘(攻)は、私はちょっとわかりにくかっ…

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ロマンティスト・テイスト 小説

坂井朱生  佐々成美 

坂井さんの原点?

読み始めて、なんかヘンだな、と思ったんですよ。でもそのわけがまったくわからない。半分以上過ぎたところで、ようやく『・・・これもう読んだ』と気が付きました。そう、再読だったんです。

しかも自分の読書パターンからして、『手に取って読める場所にある』ということは、間が空いたとしてもせいぜい数カ月です。
それなのに、半分以上読むまで気付かなかったということは、それだけ初読みの印象が薄かったってこと…

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彼の甘い密室 小説

坂井朱生  あかつきようこ 

この2人はどうも・・・

『朝を待つ間に』からのシリーズのスピンオフ・天城編です。これは、私が坂井さんで唯一好きな作品(シリーズ)なんですが、その中ではこの『天城編』がいちばん乗れませんでした。悪くはないんですが、私の好みには合わなかったです。たぶん、天城が好きなタイプじゃないからでしょう。

スピンオフですが、これだけ読んでも問題ないと思います。天城が本編とは全く別人のようですし。とは言え、キャラクターが矛盾してい…

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