坂井朱生さんのレビュー一覧

朝を待つあいだに 小説

坂井朱生  赤坂RAM 

大人×子供

単身赴任の父親を持つ高校生の実友はマンションで一人暮らしをしている。
ある日、家の鍵を落としてしまった実友は、ベランダ越しに自宅に入らせてもらうため、見ず知らずの隣人の帰りを待っていた。
現われたのはビシッとスーツを着こなした大人の男、桐沢。
事情を聞いた桐沢は実友を自宅に招き入れ、さらには家の鍵の交換まで手配してくれた。
以来何かと自分のことを気にかけてくれる年上の男に少しずつ惹かれてい…

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淡い吐息のそのさきに 小説

坂井朱生  亀井高秀 

なんたって、「マネキンに手足が生えた」朴念仁ですから・・

結構、軽めのタッチのお話です。ちゃんと切ない部分もあって、私としては、まぁ満足感を得た?内容でした。
でも、どこにでも・・ありそうな話といえば・・って感じもしますが・・

とにかく攻めの悟志が「朴念仁」の一言でしょうか!!ヘタレじゃないんです!「朴念仁」ですね~

里玖は元気な人懐っこいキャラですね・・飛島に言わせると「捨てられた犬か猫」だという事ですが・・
最後にはコアラにも…

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淡い吐息のそのさきに 小説

坂井朱生  亀井高秀 

コアラ男というカテゴリーも存在するのだろうか?

甘えん坊で欲しがりで素直で、何か女子じゃない?って思えるような受けちゃんでした。
コアラ男子とでもいいましょうか、攻め様はイケメンだけど口下手な無愛想者です。
イラストも少女漫画そのままにぴったりなんですが、夢見る夢子ちゃんみたいな?
好きか嫌いかと言われれば好きな部類ではないですが、話としてはアリ?
ああー!何でこう疑問形の言葉しか出てこないんだ!?
でも甘い話が好きな人には好き、かな…

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朝帰りのジンジャーシロップ 小説

坂井朱生  広乃香子 

このツンデレは…あまり惹かれません。

軽めなカフェ店長×ツンデレ専門学生です。
この受がちょっと厄介でして、受視点で読んでいるとなかなかデレの部分が見えず、若干イライラしてしまいました。
ツンデレは大好物なんですが、どうもこの受は最後まで好きになれぬままでした。

可愛い容姿の専門学生・暁はクールな性格に反して甘いものが大好き。
山中の寮で暮らしている暁の最近のお気に入りは、往復4時間かかる街にある『ナッツカフェ』。
週末…

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回転ドアのきもち 小説

坂井朱生  桃月はるか 

付き合って5年「別れの危機」というスパイスが・・・

出逢って7年、付き合い始めて5年・・遠距離恋愛3年目の二人がやっと近くに・・いつでも逢える距離になる・・二人のお話です。
せっかく近くにいるのに、周防は新しい部署の管理職に就いて、日々忙殺される毎日です~二人が付き合い始めたのは大学生の頃。仲良かった二人は結構よく一緒に行動していた。 周防に告白されて?「俺とつきあえ」と言われて・・押されて、流されて・・今の関係にある。今ではすっかり気持ちの温…

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セカンドラブ 小説

坂井朱生  桜川園子 

恋も二度目なら~♪ ←ベタですんません

や~っとくっついたラブラブカップルの続編でございます。
前作は、愛する人を突然失った二人が、出会い、ぐるぐる悩み、そして愛し合うまでのお話でした。

本作でも、あいかわらず、ぐるぐる悩んでます。
未波にアマアマな亨。
未波は亨の社会的立場を慮って、二人の関係をあくまでも保護者として通します。うん、 そりゃぁ、もっともなこってす。
で、未波が以前 遊びまくっていたときに付き合っていた東森…

1

やっぱり気にしない 小説

坂井朱生  冬乃郁也 

やっぱり~って、感じです~

前作で攻めの修司に好感持てなかったのと、Hに突入するタイミングとかが、なんか気持ちが通じ合ってって、感じでもないし・・実際は通じ合ってんですが、なんかしっくり来なくって・・て思っていましたが・・でも、この本は買うつもりだったんですけどね・・文句いいながら・・ で、「やっぱり~」の感想はというとやっぱり~・・って感じなんですが、前作よりは楽しめました~前作よりは、事件性は地味なんですが・・2人の関係…

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やっぱり気にしない 小説

坂井朱生  冬乃郁也 

跡継ぎにふさわしいかどうかのテスト編・中つなぎのような作品です。

「そんなの気にしない」の続編ですが、シリーズとは知らずに”運び屋”という点に興味を惹かれて初読みです。
前作では、末っ子で家族に甘やかされて育った灯が、家を出たいと叔父を頼って上京してきたものの、伯父は失踪。
その裏稼業の仕事をする男の修司と恋人になるというお話だったようです。

今回のお話は、失踪中の叔父から「オガタという人物を探し出して、叔父あての荷物を受け取れ」という電話がかかってき…

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昔の彼に逢えたら 小説

坂井朱生  タカツキノボル 

昔の彼がいた経験がある人向けv 大人好みですv

高校生のときに別れた昔の恋人を忘れられなくて
もう一度、忘れるために期限付きでつきあうお話。

ふたりともじとーっと、お互いだけを想って
十年生きてきたわけじゃなくって
ちゃんと他の人と恋もしたし
仕事にも打ち込んでもきたし
相手を忘れて生活してたの!
でも、1つの恋が終わると
ふと相手のことを想い出してしまうんですよねー。
そうやって心の古傷を時折大事に大事に舐めて
宝物の…

5

セカンドライン 小説

坂井朱生  桜川園子 

「少しずつ失っていくことと、ある日すぱんと失ってしまうこと、いったいどちらが哀しいんだろう」

本編はずっと未波(受)視点で描かれているので、亨(攻)が何を考え思い悩んでいるのか、本人以外誰もわかりません。

あたま約1/4が、同居に至るまでの回想や未波のとまどいに費やされています。フツーここまで長いと飽きちゃいそうなもんですが、「少しずつ失っていくことと~」はおいらも考えてたことがあるので興味を持って読めました。
心理描写が秀逸です。作者もそういう経験があるのかな? 取材したのかな?…

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