斎藤あつめさんのレビュー一覧

その指の触れるもの 小説

火崎勇  斎藤あつめ 

退魔物風味

退魔物とまでは行きませんが、ほんのりありえそうな地味な退魔風味といった所かな。
古い物に宿る何かが分かるという骨董屋の孫平坂[攻]は、操[受]の祖母の依頼で祖母宅にある付喪神が宿っている物を探しています。
祖母の家に暫く住み込む事になった操はそんなミステリアスな男、平坂と出会います。
祖母宅の蔵で、裏地に春画が描かれた着物を偶然部屋に持ち帰る事になってしまった操は、その夜に平坂に襲われる夢を…

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