砂原糖子さんのレビュー一覧

言ノ葉ノ世界 小説

砂原糖子  三池ろむこ 

いい話かもしれないが

砂原さんは嫌なヤツを書くのがうまいと思うし、この話もよくできてると思うんだけど、萌えはなかった。前作もよかったんだけど、そのキャラのその後という感じで、こちらにもでてきているのが……うーん、わたしはちょっと受けつけないかな。

砂原さんはうまい書き手だと思うし、好きな作品もあるけど、この作品やいくつかはうまさのせいで、上滑りしちゃっている残念感を感じる時がある。
できれば、BLというカテゴリ…

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言ノ葉ノ世界 小説

砂原糖子  三池ろむこ 

冷徹で傲慢な顔の裏に隠した、臆病な素顔

今回の『言ノ葉』ワールドは、他人の声が聞こえる男・仮原と、心の声と生身の声が全く同じ男・藤野のお話です。
前作『言ノ葉ノ花』は、ウジウジすぎる主人公(受)がちょっと苦手だったんですが(攻が不憫すぎて)
今回の主人公は、もう見事に捻くれまくっていて、それが逆に気持ちいいくらいでした。

主人公・仮原は、他人の心の声が聞こえるのをいいことに、孤独な老人に近づき信用させ、その財産を奪う…というこ…

4

15センチメートル未満の恋 小説

砂原糖子  南野ましろ 

ちいさいことはいいことだ

15センチメートル未満の恋、二人の距離のことかと思ったらそうではなく、受けの身長の事なのですよね。なんと小さくなってしまうのです!
いやはや、びっくり。まるで南くんの恋人です。

ふとした事故にあい、気がついたら小さくなってしまった雪見(受け)。
事故現場にいた大学のときの同級生、ドールハウス職人の伏木野(攻め)が作った家で暮らす事に。しかし雪見は伏木野のことが大嫌いだった。
けれど一緒…

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204号室の恋 小説

砂原糖子  藤井咲耶 

印象が薄い

悪くはなかったけれど、すごくよくもなかったというか、イラストの印象も強くないので、よくも悪くも砂原さんにしては普通すぎ。ほとんど内容を思い出せないあたり、そういう話だったのかな、と。

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シンプル・イメージ 小説

砂原糖子  円陣闇丸 

これはよい年下攻

年下攻で押しが強い子が好きなので、とても好きな一冊です。
これのノベルスから、砂原さんを作家買いし出したくらいです。
ただ、文庫になった時にあらためて読み返してみると、けっこう攻の設定は激しくBLでしたね。なんちゃってセレブというか。受の仕事にもバブルな時代の香りが。
今の砂原さんの作風だと、ずいぶん普通のBLっぽいというか(苦笑)
振り返ってみると、いかにもBLらしい設定の中で、微妙に外…

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セラピストは眠れない 小説

砂原糖子  金ひかる 

設定とか好みのはずが

どうも合わなかったのか、まったく萌えなかったし、もう内容も忘れています。ただ、わたしは砂原さんと金さんのペアには相性が悪いので、それもあるかもしれません。

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野ばらの恋 小説

砂原糖子  小鳩めばる 

ファウルっていうか、エラー

砂原さんは、本当に当たり外れの大きい作家さんですが、わたしとってこの本は大ハズレ。イラストも、ちょっと無理でした。これぐらい、大ハズレをかますなら、イラストも円陣闇丸さんとか蓮川愛さん、佐々成美さんとか、そういったBLのトップレベルの人に挑戦してほしかったですね。<やけっぱち

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斜向かいのヘブン 小説

砂原糖子  依田沙江美 

バカバカしい

このバカバカしいトンデモ展開、トンデモ設定に付き合えるか、どうか、そこで感想は変わってくると思います。わたしは無理でした。砂原さんハズレもでかいっていうか、大ファウルって感じでした。

1

スリープ 小説

砂原糖子  高井戸あけみ 

ヘビー

ストーリーは悪くないし、おもしろかったと思うんですが、とにかくキャラクターの抱えているものが重すぎ。もうちょっと、おとぎ話というか、ロマンスの強いものをBLに求めているので、そこからはやや外れてしまったかも。残念。

0

真夜中に降る光 小説

砂原糖子  金ひかる 

好きではないが

好きか嫌いかというと、好きじゃない話なんですが、おもしろかった。読ませる話でした。妙にリアリティがある大人同士のロマンス。BLの王道ではないけれど、砂原さんじゃなければ読めない感じ。

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