砂原糖子さんのレビュー一覧

ファンタスマゴリアの夜 小説

砂原糖子  梨とりこ 

人生のエンディングと、新しい道

「ファンタスマゴリア」=幻影、走馬灯
作中では、束井と永見の思い出の品(ランプ)であり、束井の過去の栄光であり。
何より、束井の回想が大半を占める本編自体が走馬灯。
貸金業者のアコギな世界を描いていながら、静かな感傷があり、柔らかな味わいです。

「天使」と呼ばれる人気子役だったが、ある事故でバッシングを受けて以来落ち目となり、芸能界を引退した束井。
仲良くなった永見は、祖母に亡くなっ…

15

職業、王子 小説

砂原糖子  小椋ムク 

王子様受け


私がこの本と出会ったのは、母の本棚を漁ったからなのですが
題名から見て【職業、王子】ってどんな、なんだろうな…と
思ったのですが、読んでみるととても面白かったです。

話のストーリー的には王子がたまたま出会った男を連れ去り
奴隷にするという王道的な感じで、性奴隷にされた受けが周りの手をかり
日本に無断で帰ろうとするなかで、王子の命を狙う者が色々
画策するという感じですが、この話は…

3

純情アイランド 小説

砂原糖子  夏目イサク 

アホに近い純情

アホな受をはじめて読みました、とっても萌え~萌え~でしたo(´∀`)o。比名瀬が港平に対して思考回廊はアホに近い純真です。頭の中には自分と港平が恋人同士みたいな関係になって、実際に港平が彼女がいて、でもその彼女がカモフラージュのためだと自分がずっと考えていた。そのことを気づいたとたん、子供みたいにわーわー泣きました。港平に迷惑をかけたくなくて、距離を置きました。その決心のおかげで、港平は比名瀬の大…

0

イノセンス ~幼馴染み~ 小説

砂原糖子  陵クミコ 

難しいとおもっちゃいけないのかも

砂原さんの作品は読みやすいため
手にすることが多いです

この作品に関しては、読みたかったけれど
簡単に読んで大丈夫なのかが
自分で不安でした

未発達である睦のことは
あらすじや紹介などで認識していたからです

弱者だからどうとか
健康だからこうとか
そういう視点で読むつもりは
なかったですが

ともすれば、大きくどちらかに
片寄ってしまう見方読み方を
してしま…

5

職業、王子 小説

砂原糖子  小椋ムク 

可愛くて笑えるアラブのお話

BL界の人気テンプレの一つ、アラブもの。
いきなり現れた金髪碧眼のアラブ王子に攫われてか後に連れ去られた日本人青年、綾高。
訳がわからないまま彼は、王子・リンシャールの性奴隷にされる…
と、これだけ読むといかにもなのだけれど、これはなんと王子が受け(笑)!

                :

母親の借金を返す為に、大学を中退してレンタルビデオ屋の雇われ店長として働く綾高。
窓も…

5

15センチメートル未満の恋 小説

砂原糖子  南野ましろ 

想像しまくった

砂原さんの作品を買おうと探していた中で
設定がすっとんでいたので
購入しました

身長が突然12分の1サイズになってしまった
男性と大学時代の同級生で偶然居合わせた
男性との話です

ドールハウスを作っており、その作成している
ハウスで生活をするのですが
なんともかわいいです

作成している男性が無口でごつごつしているタイプなため
ギャップがあることがほっこりさせます

0

恋のはなし 小説

砂原糖子  高久尚子 

嘘から始まる

ゲイの受け・多和田は今まで誰とも付き合った事がなかった。
親友が男を紹介してくれる事になって待ち合わせで待っていると現れたのが脚本家の攻め・新山。
紹介相手の男が事故で来られなくなってしまい、石野の変わりにそれを伝えに来たのだが、新山は紹介相手のフリをした。
人形みたいな綺麗な顔を持つ多和田に興味を引かれ、その場だけの嘘のつもりだったのに次に会う約束を取り付ける新山。
ドラマの脚本で多和田…

0

言ノ葉ノ花 小説

砂原糖子  三池ろむこ 

たくさんの色をもつ花

人の心の声が聞こえる余村(受け)
寡黙で表情の変化が少なく他人から誤解されやすい長谷部(攻め)

--(以下ネタバレを含んだ感想になります)--
人の心が聞こえるってどんな感覚なのだろう?余村視点で語られるので、残酷な言葉の数々が辛かったです。
少しは慣れたと余村は思っているけれど、心に潜むナイフで刺されるのは、何度されても痛いものは痛いんじゃないかな・・・と思います。

それでも社…

4

セラピストは眠れない 小説

砂原糖子  金ひかる 

面白かった~

砂原さんの作品を読みたくなり、
あらすじを確認せずに購入しましたが、なかなかのヒットでした。

実直な男と恋を知らず人とうまくやれないズレた男の
組み合わせが何とも面白かったです。

外村は、後輩の代理で出張ホストをすることに。
派遣された先では、知らない男と関係を持とうとするお客の碓井に
説教してしまうのですが、その後も指名される。
碓井は人とうまく付き合えないし、
エチはた…

1

言ノ葉日和 小説

砂原糖子 

本書より先にCDで聴いたような・・・

あれ?この話知っているような・・・って、もしかして、Atisさんのポイントチケットで交換したCDかな?
休日デートであま~い、余村さんと長谷部くんでした♪

0
PAGE TOP