砂原糖子さんのレビュー一覧

言ノ葉ノ花 小説

砂原糖子  三池ろむこ 

自分だったら・・・と考えてしまう

ある日突然人の心の声が聞こえてしまう、、その事に戸惑い傷つきながらも
なんとか折り合いをつけて生きてきた余村。力を疎ましく思っていながらも
状況が変わると、その力に依存していた自分を見てしまい、また葛藤する。
ファンタジックな設定でありながらも、心のうつろい、危うさ、
脆さを変に暗くなることなく
きちんと向き合って、丁寧に書かれているお話だと思いました。
求め合う二人はエロいというより…

6

ラブストーリーで会いましょう 下 小説

砂原糖子  陵クミコ 

隣のアパート効果


下巻の何が良かったって、『隣のアパートのホモ』こと八川のSSが収録されていたことです。
そこなの?と思われるかもしれませんが、若干上下巻で出すにはストーリーが薄いかなあと感じ、途中で飽き始めてしまったからでした。
このSSが入っていたために、中立ではなく萌にいたしました。

上巻と同様に、攻めは担当編集者の上芝。
受けは恋愛小説家の庭中です。

上巻では良いところで終わっておりま…

1

ラブストーリーで会いましょう 上 小説

砂原糖子  陵クミコ 

とことん変な人

『ラブストーリーまであとどのくらい?』のスピンオフ元なんですが、わたしはスピンオフの方を先に読み、興味が出たので購入してみたという経緯でした。
個人的にスピンオフの攻めである滝村が好きなので、そちらの方が楽しめたんですけどね。


攻めは編集者の上芝。
彼はザ・ネイチャー!という男ですが、新たに恋愛小説家の担当となることに。

受けの庭中は、大人気の恋愛小説家。
しかし、本人は恋愛…

1

恋のはなし 小説

砂原糖子  高久尚子 

俺様が苦手な方にはオススメできないかな

砂原さんの作品は短期間にかなりの冊数読んでいるのですが、こちらは人気作ですよね。
ただ、個人的には攻めが俺様なため、評価は低めにしてしまいました。


受けの多和田はホテルマンでゲイ。
ただ、ゲイであることを吹っ切ることが出来ず、恋愛経験のないまま29歳まできてしまいました。

攻めの新山は遊び人の脚本家。
多和田の親友である石野の従兄弟で、ノンケです。


多和田は石野から…

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恋はドーナツの穴のように 小説

砂原糖子  宝井理人 

表紙のウサギの載ったドーナツに萌え♪

砂原さんで、ドーナツで、この可愛い表紙!
どんなコラボだ?と思うくらいイメージがピッタリです。
そして主人公が手にしているドーナツがものすごく可愛い♪
(ドーナツに小さなウサギが載っているんですよ!)

出会いから二人が惹かれ合うまでは割愛し、
自分的に、大好きな部分を書きたいと思います。

高校生、凜生(攻め)の裏表のないストレートさが良かったです。
好きな人に会えるまでの時間…

5

恋はドーナツの穴のように 小説

砂原糖子  宝井理人 

SWEETで、きゅん!!

砂原糖子さんって、
いつお見かけしても甘そうなお名前だなぁって
実は思っていたのですが、
今回のお話はドーナツが絡んでいたので
尚更文庫から美味しそうなにおいが漂ってきそうでしたw
(甘いにおいが仕掛けられているとかじゃありませんがw)

仕事に忙殺されそうなドーナツ屋・雇われ店長と、
そこへ普段なら採用しないであろうタイプの高校生・凛生を
うっかり雇ってしまった事によって進むス…

8

恋はドーナツの穴のように 小説

砂原糖子  宝井理人 

穴があるからドーナツはおいしい

29歳のちょっぴり生きる希望を失くしているような、そんな雰囲気がするドーナツ店の店長と、実は心に根っこがあった不思議少年めいた高校生の歳の差モノ。
こうした大人と子供の組み合わせは、自分的に地雷を踏む事がおおいのですが、大人にも子供にもそれぞれの事情がある、という設定がその地雷をなくしてくれ、
そして読み進めるうちにいつの間にかのめり込んで行きました。
”うん、この二人の組み合わせなら自分許…

4

恋愛できない仕事なんです 小説

砂原糖子  北上れん 

キャラがより全体的な話が面白い

ネタバレなしで書きます。

砂原さんの作品の中では毛色が違う?
北上れんさんのカッコ素敵なイラストのせいでしょうか、硬派な感じかな。
表紙のバックがピンクなところは、わたしのイメージの砂原さんぽいかな。
ひじょうに面白かったです!


受けの本名は刑事で仕事はできるけれど、人の感情の機微や恋愛には鈍感。
若干、神経質なので、攻めの大雑把ぶりが癇に障る。

攻めは本名の後輩刑事…

5

恋はドーナツの穴のように 小説

砂原糖子  宝井理人 

ひとまわりの年の差ラブ!

無口でちょっと不思議系?だけどもイマドキの高校生×年相応に恋愛には慎重になってるドーナツ店店長29歳の、年の差12歳カップルの甘くて青くて胸キュンなラブストーリー!

無口で一見冷めて見えても、若さからか恋を自覚すると情熱的に一直線に押すタイプの凜生と、今までの恋愛経験や店長という立場から、恋愛に慎重になって一歩引いた姿勢になってしまう倉林が対照的だなーと思いました。
凜生と母親との微妙な関…

9

恋はドーナツの穴のように 小説

砂原糖子  宝井理人 

年下彼の将来が気になりました

我が道を不思議ちゃんのような気質で進む年下彼が微妙に気になる話でした。
凡人では到底理解出来ないような驚異の記憶力とまるでマシンみたいな手先の器用さ、
ストーリーの内容よりも高校生攻めの凜生の未来が気になるところです。
きっと芸術面に進むのかとも読みながら想像したくなるほどファンタスティック能力。
そんな凜生の初恋の相手は7歳年上のドーナツ店の店長。

仕事に追われ、かなりくたびれた三…

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