砂原糖子さんのレビュー一覧

ラブストーリーで会いましょう 上 小説

砂原糖子  陵クミコ 

担当編集者×作家

大らかで自然体のアウトドア派な雑誌編集者・上柴と、彼が担当することになった、引きこもりがちな変わり者の作家・庭中のお話です。

作家と担当編集者という組合せはBL作品ではよく見かけます。この作品はお仕事と恋愛の絡ませ方に不自然さがなく、最後までバランスが良くて読みやすかったです。

こちらは上巻で、上芝と庭中が出会い、お互いの予想外の行動に振り回されつつ惹かれ合う様子が描かれています。恋愛…

2

恋はドーナツの穴のように 小説

砂原糖子  宝井理人 

タイトル通り「恋」のお話

ポップな表紙に惹かれて購入、そのポップさゆえ(?)に軽んじてしまい少しの期間放置(ごめんなさい!)、読後感も非常に良く、爽快な気分で放置(本当にごめんなさい!)。
しかし改めて考えてみると、私の中では評価高かったです。歳の差ラブです。日常BLです。高校生×リーマン。めちゃ好みです。
カラミはとってもノーマルかつシンプルなのですが、宝井さんの挿絵がエロさを倍増させてくれます。
目線は頻繁に凛生…

3

夜明けには好きと言って 小説

砂原糖子  金ひかる 

また会えて良かったね

罰ゲームから検索しました。
義理の母に虐められたんやろなぁと思いツキンと涙ぐみそうになるものの、ホストというのにあまりピンとこず。けど最後はハッピーでニンマリ。

0

シンプル・イメージ 小説

砂原糖子  円陣闇丸 

攻めとの海辺の生活

1冊すべて表題作カップルの話です。浅名(受け)の視点で進みます。

「シンプル・イメージ1」で二人は恋人同士になり、
「シンプル・イメージ2」で不安を抱きますが未来へ歩む決意をし、
「シンプル・ライフ」は引っ越して3年後のラブな暮らしです。

航(攻め)は、文章では年下らしい若々しさが会話や描写に垣間見えているので年齢に納得ですが、表紙イラストでは高校2年生は無理がある大人な落ち着きぶ…

1

恋煩い 小説

砂原糖子  志水ゆき 

壁穴から始まる

キュンキュンした切ない話でした。アパートの管理人×不動産再開発会社社長。アパートの土地を買上げたくて策略のひとつとしてアパートに部屋を借りた社長が隣に住む管理人の自慰を壁穴越しに見てしまったことから意識し始めた。攻め×攻め(元タチ)というわりに、ツンデレ気味で可愛い受けでした。受の槻島さんが悪人ぶっているけどいい人で、永沼さんに恋をしていく内にどんどん可愛くなっていっちゃう所がすごく良かった。攻の…

4

灰とラブストーリー 小説

砂原糖子  穂波ゆきね 

桜島

やっぱり砂原さんの描くやらかめの文章がすきだ。
ほわっと読ませていただきました。
今回は何といっても桜島!ですねww
読後結局いちばん「灰が降る」の印象が強かった。
そこじゃねーだろって話。

お話はといいますと、
上司の女と遊んじゃったがゆえに地方に左遷されてしまった受
バスの乗車方法ひとつとっても勝手が違う。
そんなさなかに遭遇したホモ。
思わず「ホモ」なんて言葉を使ってし…

2

言ノ葉ノ花 小説

砂原糖子  三池ろむこ 

優しい話です。

全体が柔らかい雰囲気の小説でした。仕事や学校で疲れた日の夜に読むとほろほろと何かが零れ落ちるような感じになります。少し暗い話ですが、優しい文章や言葉に心が癒させます。主人公の余村さんの繊細なところも、切なく胸が締め付けられました。これはものすごく個人的な意見ですが、ハロ/ハワユ という曲(特に、鹿乃さんという歌い手さんが歌ってらっしゃるものが一番おすすめです)を聴きながら読むと話や余村さんの心情と…

3

シンプル・イメージ 小説

砂原糖子  円陣闇丸 

少しづつ関係を作っていく感じが好きでした。

好きだった人が結婚する事になり、
恋も仕事もすべて捨てて、田舎暮らしをする事にした千晶が
引越し先で地元の高校生永倉と知り合い恋に落ちるというもの。
若いからこその曇りない気持ちと、年を重ねてるからこその臆病を伴う相手への気持ち、
それが読んでて楽しい年の差カップル。
よくあるタイプの話といえばそうなんですけど、
やはり人気作家砂原糖子さん、上手いし面白かった。
2話お話が入ってて、…

0

リバーサイドベイビーズ 小説

砂原糖子  雨隠ギド 

橋の下

タマが「勉強してサラリーマンになりたい」といったときには
うっかり何このかわいい子ww
と思ってしまったのは私です。

売られたけんかは買う。
ケンカ上等のケンカっぷるなお話ですな。
等身大な感じがすごく好き。
冒頭の「サラリーマンになる」宣言もそうですが
化粧を勉強してもっと上手になればキャバクラに採用されて
ミケと一緒に働けるとおもっているタマがカワイイ。
気絶したミケを…

2

リバーサイドベイビーズ 小説

砂原糖子  雨隠ギド 

さらっと読める、若さあふれるおはなし

喧嘩好きの高校性コンビ、ミケタマこと三丈と多真上。

なんと三丈は河川敷の橋の下でホームレス生活をしています。
喧嘩が強く一帯の治安を守り、ホームレス仲間から慕われてる高校生って(笑)

そしてその三丈といつも一緒にいるのが、同級生の多真上。
家はお金もちなのにこちらも家族とは訳あり。

とにかく二人ともお馬鹿で会話から若さを感じます。
そして自分の感情に真直ぐ。
すぐ誤解して…

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