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砂原糖子 九號
bonny
ネタバレ
電子で読みました。挿絵なし。九號さんの絵が好きなので拝めなかったのは残念。 物語は主人公、真岸悟の子供時代の回想シーンから始まる。彼は弟の徹と交わしたとある約束を果たすため、前職を辞し、ある男の税理士事務所で募集されていたアルバイトの面接を受ける。徹の子どもらしい好奇心が縁となって兄弟二人が小学生の頃に慕っていた、隣家のゴミ屋敷に住む「ジジイ」。ある日、車の轢き逃げ事故に巻き込まれ、亡くなっ…
砂原糖子 水名瀬雅良
よんよん
2年越しの恋がやぶれたにもかかわらず、自分のライバルに塩を送りにくるアウディ乗りの弁護士の当て馬。 クリスマス、夜景の綺麗なホテルをとったのに断られ、それを怒りもせずキャンセルする元ノンケの攻め。 「俺なんて」と自虐的な受けの様子に腑に落ちないものを感じるのは、この雑というより他人の気持ちに鈍感に思える振る舞いにあるのかもしれません。 『禁煙』という私にはちょっと珍しい要素がはいっているのが…
砂原糖子 北上れん
roseーlily
砂原糖子先生のお仕事ものです。 しかも挿絵は北上れん先生。 大好きなスーツ(しかも刑事)男子でした。 北上先生の描くスーツ男子が大好きなので、それだけでも楽しい一冊♪ 表紙はスーツですが、中は他の姿も色々出てきて更に楽しいかったなぁ。 リラックスした服装とか、変装している時の服装とか。 北上先生の絵で様々な服装が見られて最高です! 警視庁組織犯罪対策部、薬物捜査係の刑事さん。…
砂原糖子
マキヲ
「センチメンタル・セクスアリス」の後日談、作中では三ヶ月後にあたるお話です。エロいです笑。短い作品ですが構成が面白く、さすが砂原さんだなぁと感心しました。 本編は晴巳視点のみで進むのですが、こちらは仙介視点のモノローグもあり、安心したと言いますか何と言いますか…。仙介も結構、甘い男だなと。本編はラストが結構あっさり風味だったので、こちらで萌えが補完されたように感じました。
砂原糖子 宝井理人
snowblack
田舎のドーナツ屋さんを舞台に、 ゲイゆえに傷を抱えて日々働くくたびれた店長・倉林と イケメンだけれどテンションの低い高校生のバイト・凛生の 一回りも違う年の差もの。 家族にもどこか鬱屈したものを抱え、 勉強やスポーツに打ち込むわけでもなく、 来るもの拒まず去るもの追わず、過ごしていた凛生が 初めて恋をして、戸惑いながら必死にがっつく様も、 高校生に迫られて躊躇いながらも引き込…
砂原糖子 梨とりこ
mayuta
一気読みでした。 それもこれも冒頭の書きだしがとても気になる内容で、「これは一体どういうことなんだろう」と最後まで本を閉じることができませんでした。 そして幼少期から始まる苦しいまでの切なさ。 鎧をまとい続ける受けと、本音を隠すことが巧みな攻めの人物像がすれ違いの切なさをより引き立てていたと思います。 受けの艶(えん)はただ不憫というのではなく、不憫が生んだ歪みが描かれています。 大…
M+M
ドラマCD「真夜中に降る光」のブックレットに収録されているショートストーリーです。 原作が金崎の目線なので、スピンフオフの元になった「夜明けには好きと言って」のドラマCDのように津久井からの話を期待したのですが、こちらでも金崎が主人公でした。 退院の日のことです。急遽行く先を変更して、津久井が改装を手がけたバーに向かいます。途中、擦れ違った二人、黒岩と白坂を思い出しながら呑む酒はうまく…
ドラマCD「夜明けには好きと言って」のブックレットに収録されているショートストーリーです。 黒石の目線です。 開店を二か月後に控えた二月の寒い朝、黒石は「真夜中に降る光」にも登場する空間デザイナーの津久井から、店舗の照明について説明を受けている場面からスタートします。 再会してからまだ白坂の本名を呼んだこともない。独りよがりである可能性は判っているけれど、このまま別れるつもりはな…
砂原糖子 ヤマダサクラコ
「センチメンタル・セクスアリス」に登場したカメラマン・日和佐を主人公にしたスピンオフ作品です。「センチメンタル・セクスアリス」がとても好きで砂原糖子さんも好きな作家さんの一人なので期待して読んだのですが…あれー??萌えどころがイマイチ分かりませんでした。 印象として、千夏史の亡くなった兄・由多夏と日和佐との過去の恋愛のほうが重く(むしろ、こっちを読んでみたい)、いま現在の千夏史の感情はかなり…
砂原糖子 花小蒔朔衣
温泉に行きたい季節になりましたね。 表紙の二人みたいに、足湯で良いからゆっくり入りたくなります。 出版社の取材で茜谷を訪れている穂積は、実は人見知りなので取材がちょっと下手。 色々過去があるようで、とてもナイーブな青年です。 そして、ちょっと変わった初恋をずっと引きずっています。 茜谷の取材を歓迎して穂積を無料で宿泊させてくれている、あけ川荘の女将である朱川。 もちろんこのお話はB…