砂原糖子さんのレビュー一覧

バーテンダーはマティーニがお嫌い? 小説

砂原糖子  ミドリノエバ 

バーでカクテルが飲みたくなる作品

面白かったです。戸原は面倒だな〜とは思いましたが(笑)結局は誠実なのかな〜と。普通で居ようとして、でも不器用でなりきれず…ちょっと切ないけど、もだもだしてるのも含めて可愛かったです。
杜野もそんなギャップが可愛いかったのかなぁと。互いに辛かったであろう過去が、報われて良かったです。
書き下ろしは更に戸原の面倒な所がパワーアップしてましたが、少し素直になれてたし、何より杜野が大好きなのが伝わって…

2

バーテンダーはマティーニがお嫌い? 小説

砂原糖子  ミドリノエバ 

微妙にツボと違った

電子書籍版を購入。
「萌」評価です。

あらすじを読んで、これは、好みど真ん中と確信して購入。
受けが面倒でグルグルするのは大好物なのです。しかも、ちゃんと面倒な自分を自覚してるのかさらに良し。
そして、マイノリティへの葛藤。
それを包む包容力あるスパダリ攻め。
文句なしの萌要素満載なはずが、ごめんなさい。
微妙に好みとは外れてて、消化不良でした。

なんでかな。
うーん。

5

心を半分残したままでいる(1) 小説

砂原糖子  葛西リカコ 

読んでいて涙が止まらない、本当の名作。

間違いない名作です。
買うかどうか迷っても絶対にネタバレを見ずに読むことをおすすめします。

記憶喪失になった青年がカフェのマスターとともに、過去の恋人を探すお話なのですが、少しづつ過去が明かされるたびに衝撃でした。
どんでん返しの応酬で、読み返すたびに伏線の多さにビックリしました。

ストーリー展開の素晴らしさもさることながら、キャラクターの心理描写やセリフ選びも秀逸で、何度読んでも…

3

バーテンダーはマティーニがお嫌い? 小説

砂原糖子  ミドリノエバ 

素敵な雰囲気

以前はもっと頻繁に読んでいた様な気がするのですけれども、砂原さんのお話は「とても久しぶりですね」という感じで。
その所為かもしれないのですが「あれ?こういうわかりづらい言い回しをする方でしたっけ?」と引っかかる部分が数か所ございまして、何となく狐につままれたような気分です……うーん、何でだろう。

バーテンダーの主人公は店の客から『道路を挟んだ向かい側のゲイバーのオーナーを誑かし謝罪させるこ…

8

バーテンダーはマティーニがお嫌い? 小説

砂原糖子  ミドリノエバ 

割とめんどい受けだけど……

前半部分は雑誌で既読。
あぁ〜やっぱ再会愛って最高だな!!とツボを刺激されたので、本になったら絶対に買おうと決めていました。
私は砂原さんの「ファンタスマゴリアの夜」「優しいプライド」「夜明けには好きと言って」が好きなんだけど、(一番好きなのは「心を半分〜」ですが)それらの作品に通じるものがあると思う。

共通するところとしては「再会」「受けがめんどい」「攻めが辛抱強い」ってあたりかな。

14

バーテンダーはマティーニがお嫌い? 小説

砂原糖子  ミドリノエバ 

流石でした

表題作である「バーテンダーはマティーニがお嫌い?」は、雑誌掲載時にとても面白くて夢中になって読んだ記憶がありました。

戸原の苛烈な程のホモフォビアとも取れる言動や態度には、裏腹な気持ちが隠れているのだろうと想像は出来るけれど、コレってどうやってLOVEにまで発展させるのだろうと最初は不安になるんです。

それなのに杜野がオーナーの店でアルバイトをする事になった辺りからは、素直に慣れない戸…

9

虹色スコール 小説

砂原糖子  佐倉ハイジ 

受けの思考回路に寄り添えなかった‥‥

2008年出版の小説ですが、電子化は先月されたばかりなのでポチって読んでみました。

うーむ……。
こういう一途に想い続ける系の攻めのお話は大好物なんだけど、受けの思考回路に寄り添うことができなくて、あまり楽しめなかった。

高校時代は攻めにベッタリだった受け。
大学の進学時も攻めと一緒の大学を選び、おまけに攻めに同居を持ちかけるほどだったのに、大学生になったら急に距離を置こうとする。…

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バーテンダーはマティーニがお嫌い? 小説

砂原糖子  ミドリノエバ 

切なくてピュアでエロな砂原節

大好きな作家様なので、ゆっくり集中して楽しもうと楽しみにとっておいた新刊。読んでいる間中、ず〜っとキュンキュンしてました!!イラストもお話の雰囲気にピッタリだし、すっごくよかったなぁ〜♡

雑誌掲載作品に同量ほどの書き下ろしを合わせた本作は、大大大好物の再会もの。しかも出会いは高校生っていう、これまたDK好きにはたまらない永遠のテッパンでした(男子校ってのも◎)。嬉しすぎる…

本作の主人…

9

バーテンダーはマティーニがお嫌い? 小説

砂原糖子  ミドリノエバ 

バーテンさん

砂原先生だし、ミドリノエバ先生のめちゃ素敵な表紙だから購入。キャラ二人のぐるぐるが今一つびびっとしなかったので萌にしました。挿絵と相まってスタイリッシュなお話なんだろうと思うんですけど。雑誌掲載された本編170Pほど+その続き120Pほど+あとがき。

洒落たバー「9(ナイン)」でバーテンダーをしている戸原。ビジュアル&スマイル良し、記憶力よし、カクテルの味もよしで、天職だったんじゃと思う働き…

9

言ノ葉ノ花 小説

砂原糖子  三池ろむこ 

心の声を拾ってるのは自身

心が読めるBLって漫画は多いけど小説でみた事ないなとこちらを読んでみました。他の作家さんでも読んでみたくなるテーマです。

心が読めるようになって人を信じられなくなり、そのあと心が読めなくなってからは能力に頼っていたことも知り、人を信じられないそのままで苦しむというのが面白かった。

ネガティヴな言葉の力は普段聞こえない分強力なものだと思いますが、人の心ってネガティヴだけじゃない。
後半…

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