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砂原糖子
藤棚
商業誌で発表された【言ノ葉ノ花】の続編。 長谷部と余村が両思いになり、半年後のデート話し。 しかも今回は本編で寡黙な青年として登場した長谷部の視点で、 物語は進みます。 長谷部がどんなふうに余村を意識し、恋に落ちていったか。 余村に寄せる長谷部の切ない気持が描かれていました。 砂原さんは「長谷部を幸せにしよう」というテーマで、 この続編を書かれたそうですが。 その思惑通り、…
砂原糖子 金ひかる
久江羽
究極の誘い受け?お金を払えばなんでもできる?おかしな投資顧問会社社長の碓氷さんと、今時珍しい好青年な外村くんの、あれこれ食い違いながらも心温まるいい作品になっていると思います。 立ち居振る舞いがロボット的な碓氷さんが、歯医者が大嫌いだったり(歯医者さんとのやり取りは、外村くんを診察台の側に呼びつけスーツを握っちゃったことよりおかしかった)、本能のままに行動してしまったりと可愛い部分(基本、屁…
今月(2008年9月)、この作品のドラマCDが発売されました。 それを記念し、再読してみました(笑) お人好しの外村が、可愛がっていた弟分に泣きつかれて引き受けた出張ホスト。 渋々出向いた先に待っていたのは、年上の男・薄氷志乃。 単なる契約関係で出会った二人が、いつしか惹かれ合い……というお話ですが。 受の薄氷が一風、変わり者(笑) それは薄氷が育ってきた悲しい環境に、原因…
砂原糖子 ヤマダサクラコ
初っ端に「奴隷」なんていう言葉が出てくるから、そっち系?って思ったんですが、どちらかというと、同級生ツンデレ・ワンコ系。 しかし、このワンコに麺棒並みの芯が通っているので、揺らがない揺らがない。その分、姫の方があっちにフラフラこっちにフラフラ。 「セクスアリス」なお話なので、小さい頃から今までの、性の遍歴が描かれていますが、そういう意味では春巳君ってちょっと可哀想。なまじっか綺麗だから貧乏…
砂原糖子 依田沙江美
SUMI
地味リーマンラブ+吸血鬼のバランスが絶妙, 2008/4/30 「吸血鬼」ものBLだけど耽美とは程遠いです(笑) そして、リーマンものBLによくある、仕事のできるかっこいい男たちのオフィスラブでもない。 BLに出てくるリーマンのお仕事は華やかなものが多いけど、 主人公たちは消火器の営業をやってて実に地味だし、会社の人々も普通にいそう…
ただの八重歯のオジサンのお話かと思ったら、ただのサラリーマンの吸血鬼のオジサンのお話でした。 それも、熱い季節がメインです。おおよそ吸血鬼とは縁がなさそうな。 その、自称吸血鬼・羽村さんの天然なことと言ったら、今までに無いくらいすっ飛んでいるので、そこがなかなか面白い。久條くんが好きになっちゃうのもわかる気がする。可愛いんだもの。 謎めいた存在の羽村さんですが、趣味嗜好から、仕事、生活態…
砂原糖子 佐倉ハイジ
大学生二人の恋物語。 あとがきで砂原さんが『山も谷もオチもない話』と仰っていました。 確かに劇的な展開や事件があるわけでもなく、部活や就活など、 ごく普通のスクールライフの中で描かれた恋愛模様は、 地味かもしれませんが。 不器用な男の子二人の友情と恋愛の間を揺れ動く様が、 丁寧に描かれていて。切なさ満点です!! 『停電』を上手く使った濡れ場も、ツボでした。
砂原糖子 木下けい子
もどかしくせつないお話。私の好みとしては、すごく好きなシチュエーションなわけではないのに、ここが要らないってところがなく、泣きポイントも最高に盛り上がって、読まされてしまいました。 恋なのかどうかもわからないようなまま、体の関係まで持ってしまった幼馴染が、やっぱりお互いのことが好きなのだということを分かり合うまでのお話ですが、そこに演劇・映画界の様子を絡めることによって、『変わらない』ことと…
はる
田舎では好き会ったのに都会にでたら、気持ちがすれ違うという奴です。 田舎に残っていた受け純朴な青年「湊」が、生いたちもあって自分の気持ち、欲望を口にできないというのもせつないです。 ラストの「成明の言葉は、信じられない」「なんで・・どうして信じさせてくれないんだ」という湊の慟哭の言葉がせつないです。 たった一人成明をたよって都会に出てきたのに、何度も裏切られてしまった湊。 それでも自分が一…
主人公である金崎はTVでよく特集をされるような華やかなホストというより、どちらかというとやさぐれている…… チンピラホストです(笑)しかもかなり、嫌な奴。 金崎は辛い少年時代の影響で、「人を信用しない・人に期待しない」人なのです。 しかしそれは、人を信じて裏切られたくない・捨てられたくないという気持ちの裏返し。 そんな金崎に真正面から誠意と真心で迫ってくるのが、津久井。 空間デザ…